転移したらダンジョンの下層だった 十八話女将の記憶力
ソウスケ達は晩飯を食べ終えた後、結局ケイと意外にもアガレスが酔いつぶれたのでエルミがケイを、スラルがあアガレスを背負って部屋へと戻っていった。
ソウスケを店員に言われた番号の部屋に向かい、中へと入った。
「これは・・・・・・なんかいい感じの部屋だな。うん、悪くないな」
部屋の中はベットとテーブル、いすが置いてあるだけといった感じだが、ソウスケは不思議と嫌いではなかった。
ソウスケはベットにドカッと腰を下ろしゴロンと横になりながら明日の事について考えた。
「とりあえずは、ダンジョンで倒したモンスターをギルドに頼んで解体してもらわないとな。多分、百体まではいかなくてもそれくらいはありそうだよな」
ソウスケはダンジョンで倒したモンスターは、ほとんどそのまま収納に入れていた。例外はゴブリンの上位種などの魔石以外は使い物にならないモンスター等は魔石だけ取り除いて放置した。
「まぁ、とりあえず明日はこの街をゆっくりと観光するか。・・・・・・ふふ、本当に俺は異世界に来たんだな」
ソウスケは部屋の様子、窓から見える街の景色、そして自分の相棒、蛇腹剣を見ながら自分がいた元の世界とは本当に違う世界、異世界に来たんだと実感した。
「おし、とりあえずもう夜なんだしらとっとと寝よう」
ソウスケは勢いよく布団をかぶり直ぐに眠りについた。
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