その素数に公約数はない~茨棘の道は何処へ
2週間で3本目を書くことになるとは思わなかった。どうも、黒主零です。
昨日公開されてからずっと楽しみにそして恐怖に打ち震えながら待っていたプロセカの瑞希イベントについて語りたいと思います。
いや、最初に言うと踏み込むところまで踏み込んだなって衝撃に打ち震えている。悪寒で熱が出てきたわ。
とりあえず最初に言っておくとネタバレをするから嫌な人はブラウザバックするといいぜ。
文化祭の日が近づく。1年前(2年以上前)のあの日、絵名への話したいことがあったらその日が来るまで待ってるからと言う約束をついに果たそうとする瑞希。しかし、当然恐怖がある。狙ったのか不明だが既に秘密を知っている仲間からはフォローを受けつつ、ニーゴのメンバーを誘って校内案内を続ける瑞希
……なんて前置きはやめよう、言いたいことなら分かってる。
本人からでなくモブから隠していたことが話されてしまうと言うパターン。
多分買ったヘイトはまふゆ母よりヤバいと思う。
いや、自分も迂闊な失言多いから他人のこと言えないし、庇うことも出来ないけど、てめーだよ!!てめー!!モブAの分際でなんてことをしてくれやがったんだ。
しかし、昔Twitterでアンケートをした時にはプロセカ内で瑞希の性別は明かされないまたは明言されないみたいな意見が一番多かったから正直うやむやにするか、少なくとも直接は言わないんだろうなって思ったけどそこに踏み込んでくるとは思わなかった。
衝動的にこんなふざけたアンケートまで作ったけど全然それどころじゃなかったわ。ここ最近平成末期から令和に掛けて割とガチでソシャゲなどでユーザの心情をこれでもかと言うほどぶっ壊してくるガチイベントが増えてきている気がするが、今回のこれも間違いなくその内の1つだと思う。
(ビビバズイベントはやってないけど何か一回でかいのがあったらしいけどそれも同じレベルくらい?)
この時の二人の心情を推し量ることは誰にも出来まい。
総括!
この時は冷淡に受け流していたのに、時間が進み絆が深まることでもう冷静じゃいられない。この世は所詮因果応報だなんて十代の少年少女が使っちゃいけない言葉だぜ。
絵名なら分かってくれる。奏もまふゆだって今までと変わらないように接してくれる。けど、そこに生れてしまった優しさと言う距離がどうしようもなく嫌なんだと叫ぶ瑞希に訪れるのは傲慢の因果応報じゃないと信じたいものだ。
絵名も何か引っかかってる部分もあるし。
何よりこの状況から次のニーゴイベントまで瑞希消滅とか少しだけ昨日会社の帰りに考えたけど本当にそうなるとかファンの心情がストレスでマッハだわ。気になりすぎる。昔言ったけどニーゴだけ全シナリオ咲に小説版か何かで販売してくれないかな?
本題。正直瑞希の問題をなめていた部分があった。
もっとスマートに行くと思ってたし、軽いとは言わないがしかしもっとなあなあで済ませると思ってた。
現実にいるそう言う人達にも軽い気持ちで「気にしないから気にすんな」ってスタンスで考えていた。
けど、今回のシナリオ見て、これまでプロセカのニーゴシナリオ見てきて瑞希を一人の人間として追い掛けて何度もその物語を心に受け止めてその上で迎えた今日この日に自分でも信じられないくらいの衝撃を受けている。
敢えて悪い言い方をするなら軽んじていた存在の心境を追体験して初めてここで共感というか、「理解」をした。
この時を待っていたんだという恐怖と楽しみとその先の言語化出来ない感情。
瑞希のこともプロセカスタッフの事も正直甘く見ていた。これに関して謝罪をしなくてはならないと思う。
ここ最近リアルでもいろいろなことを経験した。別離も多い。相手のことなど知るかと言う感情がないと言えば嘘になるし、今まで相手のことを理屈でしか見ていなかった。だが、今日ここで初めて他人の感情を感じることが出来た。
その機会をくれたことに生れて初めての感謝をしたいと思っている。
全く、毎回言ってる気がするけどいい年の大人に本当にブッ刺さる物語ばかり書いてくれる作品だよ。
素数に公約数はない。いつだって自分一人しかいない。けど、公倍数ならある。数に限りがないようにいつかは2倍になれる日があるものだ。
それは一度手放してしまえば、もう二度と素数にしか戻れなくなる。