イシハライダー「スカルライダー編」
・それはある日のことだった。暦は12月。今日は転校生がくるらしい。
「入ってらっしゃい!」全裸のボディビルダーが扉の前で
逆立ちしながら言う。すると、扉から二人の少年が入ってきた。
「火尾優樹です。よろしく。」「小林大です。よろしく。」
二人が言う。と、「・・・おい。」零が来て優樹の方に近付く。
「・・・おい、バーニング。こんなところで何してる?お前上溝高校だろうが?」
「事情があるんだよ、スパークス。」二人が話す。
「さあ、今日も元気よく勉強しましょう!」全裸のボディビルダーが
女子生徒にキャメルクラッチしながら言う。
「・・・ここの先生は変わってるね。」「・・・気にするな。ただの変態だ。」零が大に言う。
その時、急に扉が爆発し、全裸のボディビルダーが窓まで吹き飛ぶ。
「な、なんだ!?」全裸のボディビルダーが見る。
そこには、「・・・・。」数学科の木村怨先生がいた。「・・・なんだ木村君か。どうしたんだい?」
全裸のボディビルダーが木村先生の顔面に下半身を逆立ちして押しつけながら訊く。
その時、「・・・邪魔だ!」いきなり先生がキレてボディビルダーを投げ飛ばす。「くっ、な、何をする!?」
「・・私は生まれ変わった。全ては片淵死狼に復讐をするために・・・!」怨が言うと、その腰にベルトがあった。
「・・・邪・変身!」怨が言うと、その体が黒い装甲に包まれる。
「・・・我が身の全ては復讐の為・・・!スカルライダー!」
怨はスカルライダーとなった。「・・・おいおい、今度はデビルヒーローかよ・・・!」零が頭を抱える。
「・・・ふっ、いいだろう、かかってきなさい。」狂が鏡を出す。
「いつでもマッスルハッスルsuperbeautiful!イシハライダー!」
ライダーとなってスカルに挑む。
・スカルに挑むライダー。「ライダージェミニキック!」ライダーが二人に分裂してスカルに迫る。
だが、「遅い!」いつの間にかスカルはライダーの背後にいて一撃でライダーを何十メートルも殴り飛ばす。
「ぐばっ!」その一撃により分身は消えてライダーが血を吐く。
「・・・我が敵はカタブライダーのみ。雑魚は引っ込んでいろ!」
スカルが叫ぶ。すると、「待ちなさい!」教室に透明ジャージのジョギングマンが現れた。
「・・いつでも緊張感ないな・・。」
零がつぶやく。「・・出たな、カタブライダー!」
「・・木村君。私が相手になろう!いつでもレッスンマスティックsupermathman!カタブライダー!」
カタブライダーとなって参考書を構える。「灰となって散れ!」スカルが音速で迫る。「カタブール・√!」
カタブライダーが参考書の52ページを開くと、カタブライダーの体が気体となってスカルの攻撃をすり抜ける。
「カタブール・percent!」今度は291ページを開く。
すると、スカルの周囲に無数のナイフが出現し、命中率100パーセントの攻撃が放たれる。
「ぐうううううう!」スカルは攻撃を凌ぐが、ひざまづく。「終わりだ!カタブール・dollar!」
カタブライダー言うと、参考書の997ページからアメリカ大陸が出現し、スカルを押しつぶす。
「ぬぐう!おのれ!」スカルが大陸を殴り砕く。だが、左腕がちぎれていた。「・・・カタブライダー!次はないぞ!」
そう言ってスカルは黒煙と共に消えた。「・・・正義と数学と数式は勝つ。」そう言ってカタブライダーは去った。
「・・・なんかとんでもないことになったな。」零がつぶやく。
・12月3日。ここは校門前。一人の男が現れた。「君!何者だ!?」
門番が止めようとする。直後その門番は昏倒した。
男は触れてもいなかった。「・・・ここか。」男が校内に入っていく。
「・・ん?なんだこいつは?」Amazonが近くを通る。
ただそれだけのことだった。「・・・!?」Amazonはそれだけで昏倒した。
「・・ぐっ!ば、馬鹿な!こいつ、まだ何もしていないのに・・・!」
Amazonは驚愕しながら気絶した。
この調子で男が通り、生徒教師が警戒するだけでその全てが昏倒されていった。
「・・・ふっ、」男が教室に来た。「何だお前は!?」
零、犬、鳥、優樹が男の方を向く。ただそれだけで4人は血を吐いて倒れた。
「・・・ぐっ!こいつは・・・!」零と優樹が何とか立ち上がる。
「・・ほう、俺の能力を受けてもまだ立ち上がれるか。さすが十三騎士団は違うな。」
男が笑う。と、再び二人に衝撃が走り、2リットルもの血を吐く。
「・・・俺の名はゼスト。ゼスト・グランガルドガイツだ!」
ゼストが笑うと、教室にいる全ての人物が昏倒した。
「・・俺の能力は周囲3キロ以内にいる俺に敵意をもった全てのものを
問答無用で昏倒させる能力・神の裁き{ジャッジ・ゴッデス}だ!」
ゼストが笑う。その声を聞き、戦慄を覚えたものは全て内蔵がパンクして昏倒されてしまう。
「・・・・も、目的は・・・なんだ・・!?」「・・俺はスカルライダーを守護する四天王のひとり。
あいつが手間取ったとかいう奴らの顔を拝みに来たのさ!
尤も俺の姿を見ただけで大抵の奴は血反吐吐いてくたばっちまうがな!」
ゼストがさらに笑う。だが、「・・・で、なんでてめえは平気で立っていられるんだ?」ゼストが後ろを振り返る。
そこには大が平然として立っていた。「・・・俺はキャンセラーだからだ!」大が右手を前に出す。
・ゼストの前に立つ大。「・・・なるほど。
この世に一人しかいないといわれているどんな能力も打ち消す伝説の力をもつもの・キャンセラー。
それが貴様か。」「・・・そうだ。」大が右手を構えながらポケットの手を入れる。
そしてポケットからショットガンを出す。
「・・・ふふっ!能力だけに頼る俺ではない!」
ゼストが笑うと、鞘から槍を出す。「うらあああああ!」大がショットガンを連射する。
だが、ゼストは全て槍で弾を切断し、槍をふるう突風で弾を大に弾き飛ばす。
「くっ!」大は右手を前にし、弾の威力を消す。
だが直後ゼストが槍を大の頭上に降り構える。「脳天真っ二つになりな!」ゼストが振り下ろす。
その時、「いつでもマッスルハッスルsuperbeautiful!イシハライダー!」ライダーが出現し、槍を指で止める。
「ほう、俺の能力下でまだ立てる奴がいるとはな。だが所詮ただの変態か。」
ゼストはそのままライダーを投げ飛ばす。
「ライダージェミニチョップ!」ライダーは空中で二人に分裂してゼストに手刀をふるう。
ゼストは槍で防ぎ、二人とも蹴り飛ばす。
「貴様、どうやって俺の能力下で立っていられる!?」「私が感じるものは快感だけだからだ!」
そう言いながらライダーは万円の笑みでゼストに迫る。「ちっ!」ぜストが槍でライダーを貫く。
だが「うわはははっはははははっははあ!!」ライダーは大爆笑して槍を舌で折る。
「この怪物め・・!」ゼストは窓から飛び降りる。
「今日はただのお遊びだ!次は皆殺しだ糞野郎ども!」そう言ってゼストは去った。
「・・・正義と筋肉と自己愛は勝つ。」
そう言ってライダーは去った。だがゼストによる被害はとても大きく、
学校で立っていられるのはほんの数人しかいなかった。
・ここは大学病院。ゼストによる能力の影響を受けて昏倒したものがそこに運ばれた。
症状は軽いものもいれば重いものもいるが、死亡者はいなかった。
大は零の病室に来る。「お前がキャンセラーだったのか。」
「知ってるのか?」「ああ、情報が入っていた。それに古い知り合いがお前の存在を示唆していた。」零が言う。
零の体は内臓のいくつかがパンクしていたが信じられない速度で再生している。
「お前こそ何者だよ?あいつから十三騎士団って呼ばれてたけど。」「それは言えないな。」零が言う。
その時、「はーい!?みんな元気にしてるかい!?」全裸のボディビルダーが窓割って手術室に突入した。
「なんですかあなたは!?」「うるさい黙れ!」
そう言いながらボディビルダーが手術中の手術台をちゃぶ台返しする。
結果患者は死んだ。すると、「恨み果さん・・・!」その患者がゾンビになってボディビルダーに迫る。
「いつでもマッスルハッスルsuperbeautiful!イシハライダー!」ライダーに変身してゾンビをけり倒す。
ゾンビは反撃にと口から炎を吐く。ライダーはそれを医師を盾にして防ぐ。
「私にももっと強い力が必要だ!四天王やスカルライダーなど赤子扱いできるような力を!」ライダーが叫ぶ。
すると、ライダーの体に能力が宿る。「死ね!」ゾンビが殴りかかってくる。
その腕がライダーに触れた瞬間その腕が180度別の向きに吹き飛ぶ。
「・・・これが私の能力・一方通行{アクセラレーター}か・・・!」ライダーが体を見る。
今のライダーの体はあらゆるベクトルを変化できる能力者となっていた。
ライダーがゾンビに触れると、ゾンビの体が破裂した。
「・・・正義と筋肉と自己愛は勝つ。」そう言ってライダーは去った。
・ここは病院。そこに一人の男がやってきた。
「・・・ここか。ゼストのおっさんが手間取ったって言う変態のいる場所は。」
男が言い、掌をかざす。「・・・負の波動稲妻{アビスカノン}!」
男が叫ぶと、掌にマイナスエネルギーが集まって行き、
それが巨大な黒い塊となって病院に放たれる。
「!」異変を感じた大が慌てて右手を前に出し、その攻撃を打ち消す。
だが、あまりに強い一撃のため消しきれず、建物が崩れていく。
「・・・くそっ!打ち消しきれない攻撃ってのはディアボロス以来だ・・!」
大がボロボロになりながら下に降りる。そこに男がいた。
「お前が攻撃したのか!?」「そうさ。俺の名はペガサス。ペガサス・クシュリナーダ。」
男が名乗ると、腰からマシンガンを出す。「キャンセラー相手ならこれが一番だろ?」
そう笑い、ペガサスがマシンガンを乱射する。
「ぬオおおおおおお!」大はそれを何とかよけていく。が、右足を撃たれてしまい、ひざまづく。
「終わりだ!キャンセラー!」ペガサスが銃口を向ける。
その時、「イーリーヤッホー!!」全裸のボディビルダーが現れてマシンガンを飲み込む。
「な、なんだこいつは!?」「いつでもマッスルハッスルsuperbeautiful!イシハライダー!」
ライダーとなってペガサスを殴り倒す。
「ふざけろ変態!負の波動稲妻{アビスカノン}!」ペガサスが黒いマイナスエネルギーの塊を放つ。
「今だ!ベクトル変化!」ライダーが叫ぶと、黒い塊は旋回し、ペガサスに向かっていく。
「何!?」ペガサスはあわてて能力を解除し、打ち消す。
直後、「ライダージェミニナックル!」
ライダーが二人に分裂してモザイクとフラッシュアップがかかった下半身でペガサスを殴り飛ばす。
「うぐっ!そうか。こいつがゼストのおっさんが手間取った相手か・・。ここは退いておこう!」
そう言ってペガサスはテレポートしていった。「・・・正義と筋肉と自己愛は勝つ。」そう言ってライダーは去った。
・全裸のボディビルダーがいない病院。零はもうすっかり傷が治って身支度をしていた。
「ようやく退院ですね。」「ああ、和佐。」零と和佐が会話する。その時、二人がふとよろめく。
「!力が・・・、」「抜けていく・・・!?」二人が驚く。「見つけたぜ・・・十三騎士団の一人・スパークス。」
病室に来客。「我が名はアーロン・ナイトウェル。十三騎士団の一人・ナイトスパークス!そ
の首をもらいに来た!」
アーロンが笑うと、さらに二人の力が抜けていく。
「気づいてると思うが俺の能力は視界に入ったもの全てから
エネルギーを吸収する・生気吸収{マグナドレイン}だ!
もてる全てのエネルギーを俺によこしな!」そう言いながらアーロンが鎖鎌を出す。
その時、「十三騎士団ならここにもいるぞ?」
声と共に窓の外から百万度の火炎弾が飛来する。「ちっ!」アーロンは鎖で防ぐが、防ぎきれず鎖が溶ける。
そこにいたのは優樹だった。「・・・そうか、貴様。ナイト・バーニングか・・・!」
「・・・我の行く手を遮るものはどんなものでも焼きつくす!」
優樹が言うと、全身から炎が噴きあがり、アーロンに迫る。アーロンはかわし、優樹をにらむ。
それにより優樹のエネルギーが吸収されていく。「ふっ!バーニング!貴様のエネルギーも吸収してやる!」
アーロンが笑う。その時、空間が変わっていく。
「・・発動・悪魔の居城!」零が叫び、病院の一室が恐怖の館となる。
・悪魔の居城。そこに立つ4人。零、優樹、和佐、アーロンだ。
「・・・ふっ、スパークスか。こんな能力などすぐに打ち破ってやる!」
アーロンが鎖鎌を持って零に迫る。と、いつの間にかその鎖鎌がりかちゃん人形になっていた。「なに!?」
「それで私をどうにかするつもりか?」「うるさい!」アーロンはそれを捨てて零に迫る。
と、捨てられた人形が全長90メートルのキングコングになってアーロンを握りつける。「ぐぶっ!?」
「十三騎士団のうち二人も相手にしたこと、地獄で後悔しな!」零が爪を伸ばし、アーロンに迫る。
「大自然の意志{ワイルドネイル}!」零の毒爪がアーロンを裂く。
「ぐううううううう!!」アーロンは全身に毒がまわり、神経が侵されていく。
「・・ま、まだだ・・・!俺は・・・、十三騎士団に勝つんだ・・・!」
アーロンが零に迫る。その時、「いつでもダーキンフライング!」
声と共に黒翼が降ってくる。「な、なんだ!?」
「いつでもダーキンフライング!ダークライダー!」そこに一人の男が立った。
ただし、全裸だった。しかも大事な部分から2メートルを超す黒翼が生えていた。
「ダークライダー参上!」ダークが言う。
「!?」その顔を見て零、和佐、優樹が驚愕する。「・・・お、お、お、お、おまえ・・・!な、にして・・・!?」
「ま、いいじゃねえか。ダークカット!」ダークがその黒翼から何かを放ち、アーロンの胴を斬り裂く。
「ぐふあああああああああ!!」
アーロンは血まみれになって倒れる。「そしてくらいな・・・・!
てめえが倒したがっていた十三騎士団クラスの稲妻をよお!」
ダークが両手から稲妻を発生させる。「バルバロス・ゴウ・ジオルガァァァッァァアッァァァァァァッァァァ!!」
稲妻が龍となってアーロンを食らいつくす。
「ぎゃああああああああああああああ!!」アーロンは空間が元に戻ると同時に散った。
「・・・正義と黒翼は勝つ・・・ってな。」
そう言ってダークは飛び去って行った。「・・・あの馬鹿何してやがる・・・!?」零が唖然としていた。
・ここはかつてメンバーズがアジトとしていた場所・デンジャラスカントリー。そこに零、犬、鳥、結、無良がいた。
「・・ここも懐かしいな。」「ああ。」五人が懐かしんでいる。
と、「・・・さて久々だな。生きていたとは思わなかったぞ。」
零が振り向く。そこには長身の男がいた。その名は、アイマン・ロシュフォート・イル・ゲイアス。
世界的犯罪組織・アルカイダの元ナンバー2だった男。日本語名は、死神タルタロス。
「・・・メンバーズのみなさんもお元気そうで。」
タルタロスが笑う。「で、話って何だ?」「ええ。私が皆さんと別れて3年間。私はエジプトに行っていました。
そこである男と出会ったのです。」「ある男?」
「そう、能力者です。とても強そうでした。その男が今この国に来ています。」
「・・へえ、でもさ、あんたにとってはいい相手じゃないのか?」
「・・・そうですね。でも、楽しみを独り占めするのはどうかと思いましてね。」
「・・・メンバーズと共にそいつをやるってか?」「はい。最近この国には強そうな人が増えたようですから。」
タルタロスが笑うと、ポケットから無数のナイフをだし、後方に投げる。すると、それは全て暗闇で落とされた。
「・・・よくわかったな、死神タルタロス。」そこには長身の男がいた。
「我が名はブラッド・アレクサンダー。」
「・・・ではやりましょうか。」タルタロスがどこからか刀を出す。
「・・・・皆殺しだ!」ブラッドが笑うと、その姿が音速で消える。
同時にタルタロスも消えて空中で二人が音速で何度も激突する。
響くのは金属音のみ。やがて二人が着地する。
「・・・へえ、なかなかやるようじゃんか。」零が笑う。「・・・ですね。」タルタロスが笑う。
が、その左腕から大量の血が流れていた。
「・・・ただのナイフで切っただけでその出血か?」「おそらく能力でしょう。」零が構える。
その時、壁を突き破って全裸のボディビルダーがやってきた。
「・・・こんなところにまで現れやがった・・・!」零が失望する。
・デンジャラスカントリーに立つ影。零、タルタロス、犬、鳥、結、無良、ブラッド、ボディビルダー。
「・・・なるほど。ぜストやペガサスを撤退させたのは貴様か。」
「その通りだ。」「・・・スパークス君は愉快な方を知りあっていられるようですね。」
「・・あんたあいつとやってみな。どっちが勝つか見物だぜ?」
「・・ほう、」タルタロスの殺気がボディビルダーに向けられる。
「おいおい、今やるのかよ!?」「・・・ふふっ、」タルタロスが笑うと同時にその腕から無数のナイフが放たれる。
「いつでもマッスルハッスルsuperbeautiful!イシハライダー!」ライダーとなってナイフを全て舌で粉砕する。
「何をする!?」「すみませんが、相手になってもらいましょうか。」
タルタロスはそう言うと、袖からマシンガンを出し、連射する。
「イーリーヤッホー!」ライダーはベクトル変化で全て跳ね返す。
そして跳ね返した弾を全てタルタロスがナイフで裂く。
「・・面白い・・・!」タルタロスはナイフを大刀に変えてライダーに振り下ろす。
「ライダージェミニシールド!」ライダーは犬と鳥を盾にして防ぐ。
そして二人がかりでタルタロスを囲む。
「・・・ブラッディタイフーン」タルタロスは大刀を高速でふるい、竜巻を起こして二人を両断する。
が、それは身代わりの校長と副校長だった。
本物はタルタロスの後ろから水爆を投げていた。「ほう、」タルタロスは瞬間移動でかわす。
「あの馬鹿野郎ー!!」零たちが急いでそこから逃げ出す。「・・・。」ブラッドも瞬間移動で去って行った。
「・・・面白いのですが、彼には逃げられてしまいましたね。すみませんが今日はここまでです。」
そう言ってタルタロスは去った。
「・・・正義と筋肉と自己愛は勝つ。」そう言って変人ライダーは去って行った。
・ここはスカルライダーのアジト。そこに立つ男達。怨、ゼスト、ペガサス、ブラッド。
「・・・アーロンは死んだか。」「もろい奴め。」
「いや、メンバーズと闘ったんだ。相性が悪かったんだろう。
それよりそろそろあの学校に総攻撃を仕掛ける。まずはゼストからだ。」
「・・・あいよ。でも俺が行っちまったらあんたが殺したがってるやつも死ぬかも知んねえぜ?」
「・・・平気だ。あの変態はそうそう死なん。」「・・・へえ。」
「・・・さあ、我らが強さを全世界に知らしめてやろうじゃないか!」
ここは学校。ようやく生徒の半分が復学した。
「さあ、授業を始めましょう!」全裸のボディビルダーが生徒の傷口を無理矢理開きながら言う。
その時、「おらあ!また来てやったぜ!」どこからか大声がし、それを聞いたものが次々と昏倒していく。
「・・またあいつか・・・!」大が構える。
直後、「負の波動稲妻{アビスカノン}!」黒い塊が飛来し、教室が吹き飛ぶ。
「くっ、」大、零、優樹、犬、Amazon、狂は何とか耐えられたがほかの生徒は全滅した。「・・・俺もいるぜ?」
外にはゼスト、ペガサス、ブラッド、そして怨がいた。「・・出て来い!片淵死狼!」怨が叫ぶと、
隣の教室から透明ジャージのジョギングマンが現れた。「・・・今度は倒すぞ、木村君。」死狼が参考書を出す。
だが、「ふっ!」ぜストの能力によって死狼がひざまづく。「くっ!」「今だ!」怨が構える。「・・・邪・変身!」
スカルライダーとなって死狼に走る。
此間失った左腕には義手として時空破壊砲{クロノ・ブレイク・キャノン}が備えられていた。
「いつでもレッスンマスティックsupermathman!カタブライダー!」
「いつでもマッスルハッスルsuperbeautiful!イシハライダー!
「いつでもアクティブライティング!タイライダー!」三人の変人ライダーが宙を舞う。
・激突するカタブライダーとスカルライダー。
「・・・さあ!来な!キャンセラー!」「このっ!」ゼストと大がぶつかり合う。
「・・・さてやろうか。」ペガサスに向かうライダー。「・・さて俺の相手はどいつだ?」ブラッドが零と犬と優樹を見る。
直後、「キシャアア!」タイライダーが飛来して牙と爪でブラッドを弾く。「くっ、野獣か!面白い!」
ブラッドが瞬間移動してタイライダーの背後に回り、ナイフでタイライダーの背を斬る。
だが、背びれで防がれ、ナイフは粉砕し、タイライダーがブラッドを蹴り飛ばす。
「大飛吼!」さらに鋭い牙でブラッドの右腕を噛みちぎる。
「ぐうううう!」「・・・キシャァアア!」タイライダーがブラッドを殴り倒す。
だが、「かかったな!」ブラッドが笑うと、地面から大刀が出現し、タイライダーの腹を裂く。
そして通常の3倍もの血が噴きあがる。
「ぐぐぐぐ・・・!」「俺の能力は相手の出血量を3倍にする!
かすり傷でも致命傷だ!さあ、何分持つかな!?」
ブラッドが大刀で迫る。その時、「・・駄目ですよ。あなたの相手はこの私です。」
声と共に無数のナイフが迫り、大刀に刺さる。
「・・・死神タルタロス・・・!」ブラッドの背後にタルタロスがいた。「・・・あなたは引っ込んでいてくださいな。」
タルタロスが言うと同時にタイライダーの体に無数のナイフが刺さる。
「くっ、」タイライダーは元の露出民族少年に戻った。
「・・・さあ、死神の時間です・・・。何分持ちますかな?」タルタロスが笑う。
・学校にて激突する戦士達。その中、二人の死神が激突していた。
「・・・ブラッディクロス!」タルタロスが巨大な十字架型の真空波を放つ。
「くっ、」ブラッドは何とかかわすが、足をくじき、転倒する。
「・・・話になりませんね。やはりさっき別の方と闘ったからでしょうか?」
タルタロスが余裕の風前でブラッドの前に立つ。
「・・・だ、黙れ!」ブラッドが言うと、地面から無数のナイフがタルタロスに迫る。
「・・・ふっ、」タルタロスも無数のナイフを放ち、全て撃ち落とす。「何!?」
「・・・あなた程度じゃ死神は名乗れませんよ。・・・さあ、お死になさい。」タルタロスが笑う。
それと同時に無数の剣閃が宙を舞い、ブラッドは寸断された。「・・・相変わらず容赦ないな。」零が笑う。
「・・・そうですか?」「・・・まさか退屈だから私ともやるとか言わないよな?」
「・・・いいですね。久々にやりますか。」
「・・・おいおい。」零が苦笑すると同時に無数のナイフが零に飛来する。
「悪魔の居城!」零は空間を変えてそれを防ぐ。
「仕方ない!やってやる!」「・・・そうこなくては。さっきの方では満足できませんでしたから。
あなたなら私を満足にしてくれますよね、ナイト・スパークス。」そう言ってタルタロスが大刀を、零が毒爪をふるう。
一方、「イーリーヤッホー!」ライダーが宙を舞いながらペガサスと闘っていた。
「負の波動稲妻{アビスカノン}!」
ペガサスが黒い塊を放つ。「スペシャリッティーナ!」
ライダーはそれを飲み込み、エネルギーに変えてペガサスを殴り倒す。
「この怪物め!」ペガサスがマシンガンを乱射する。「ベクトル変化!」ライダーがそれらを全て跳ね返す。
・激突するライダーとペガサス。「ちっ、」跳ね返された弾を全てよけるペガサス。だが、「私はビッグバン!」
ライダーが30人に分裂、かつ全長7500メートルに巨大化する。「何!?」「つぶれて死ね!ショッカー!」
30人の巨大ライダーがペガサスを踏みつぶす。「・・・ぐっ、」何とか黒い塊を盾にして即死を耐えたペガサス。
だが、体のいたるところが悲鳴を上げていて失血量も馬鹿にならない。
「・・くそったれめ・・!こんな変態に俺が負けるのか・・・!?」
ペガサスが負の感情を爆発させる。「くらいやがれ!俺の全ての負を!負の波動稲妻{アビスカノン}!!」
ペガサスが名前通り巨大なペガサスの姿をしたマイナスエネルギーを放つ。「・・・イーリーヤッホー!」
ライダーは30人すべて口から破壊光線を吐き、それを粉砕し、ペガサスを消し飛ばした。
「・・愛のない者に私を倒すことは出来ぬ!」そう言ってライダーは元の姿に戻った。
一方、合いまみえるゼストと大。ゼストの槍が大を打ち飛ばす。
「ぐぶっ!」「おらおらどうしたキャンセラー!?その程度か!?」
ゼストが槍で大の腹を斬り裂く。「くっ、武器相手は苦手だ・・・!」大が煙幕を張ってそこから離れる。
だが、ゼストの槍の一振りで煙は吹き飛び、真空波で大の背中がザクリと斬り裂かれる。
「・・・終わったな・・。もう立てない・・・!」大が倒れる。「・・・さあ、最期の時だ・・!」ゼストが笑う。
その時、どこからか一筋の烈風が起こってゼストを吹き飛ばす。「ちっ、なんだ!?」ゼストが見る。
そこには一人の青年がいた。「・・・あいつは・・!?」優樹が見て驚く。「・・僕は護国寺湊。風使いだ・・・!」
青年・湊が名乗る。
・ゼストの前に一人の青年。灰色の髪をした未成年であろう青年。護国寺湊。
「・・へえ、てめえも俺の能力が効かないのか?」
「・・僕に敵意はない。あるのは正義の心だけだ・・・!」
湊が言うと、地面から爆風が起こり、ゼストが上空まで吹き飛ばされる。
「くっ、」「今のあなたからは殺気しか感じない。よって僕の正義に反する・・!」
湊は風に乗って飛翔し、ゼストの腹に鋭いパンチをたたきこむ。
「ちっ、」ゼストが槍をふるう。だが、風が邪魔をして槍が動かない。
「・・この星にいる限り僕に勝てる者はいない。この星を流れる全ての風は何者にも勝る僕の味方だからだ!」
湊が掌をゼストの腹に叩きこむ。
そして、「・・・風牙一閃・・・!」掌から台風クラスの爆風が吹きすさび、ゼストの上半身を粉砕する。
「ぐがああああああああ!!」「・・・我が名は十三騎士団三権三位・風の騎士ナイト・ウィンディアン!」
ゼストがばらばらになって地面落下すると同時に湊が着地する。
「・・・容赦ないな。」「バーニングか。僕も最近退屈していてね。」
湊と優樹が話す。「・・お前ら、何者だ・・・?」大が唖然としている。
「・・あいつも来ていたのか・・。」上空。零がつぶやく。
と、「よそ見ですか?」タルタロスが全長30メートルもの大鉞を振り下ろす。
「くそったれ!」零は両手10本の毒爪で防ぐ。
「いい加減にしてくれよタルタロス!今こんなことやってる場合じゃないだろう!?」
「・・おやおや一回は了承したじゃないですか。」
「場の流れだ!とにかくやめだやめだ!能力を止めろ!」「・・・やる気がないのなら仕方ありませんね。」
タルタロスは仕方ないという風に武器を下す。
その時、時空が揺れた。見ると、スカルの放った左腕の一撃が空間を破壊していた
・空間を破壊するほどの威力を持つスカルの一撃。「・・・なるほど。」スカルの前に立つカタブライダー。
周囲には時空の裂け目やら激しい爆炎などがあるのに全裸という場違いな格好である。
「だが私は負けん!なぜならそろそろ日課としているジョギングの時間が近づいているからだ!」
カタブライダーはそう言うと、参考書を出す。「カタブール・divide!」参考書から無数の何かが放たれる。
だが、スカルの鎧には傷一つ付かない。「この鎧にはあらゆる能力も無効化する装置が付いている。
そんなものなど効かん!」
スカルはそう言うと左腕の砲口をカタブライダーに向ける。「時空破壊砲{クロノ・ブレイク・キャノン}!」
再び時空を破壊する一撃が放たれる。「カタブール・√!」カタブライダーが参考書の52ページを開けると、
その体が透明になってスカルの攻撃をすり抜ける。
が、時空が破壊されてしまい、生徒300人が時空の裂け目に吸い込まれてしまう。
「貴様は教師だったことを忘れたのか!?」「今の私がすることは貴様への復讐だけだ!」
スカルが音速で迫り、岩をも砕くキックでカタブライダーを蹴り飛ばす。「スカルキック・・!」
その一撃はカタブライダーの肋骨を全て砕き、内臓をミンチにするほどの威力だった。
だが「・・・カタブール・clear。」
参考書の129ページを開けると、その傷が消える。まるでゲームをしている最中にボスと戦って敗れたのを
ゲームの電源を切ってもう一度体力全快の状態で再開するかのように。
「・・・私には勝てない・・!貴様は数学を愛する心も失ってしまったのだからな。」
カタブライダーがどこからか電卓を出した。
・電卓を出したカタブライダー。「ふっ、それで何ができる?」スカルが笑う。
カタブライダーは電卓で1+1を計算する。
と、カタブライダーが二人になった。「何!?」「数学をなめるな。」今度は2*2をする。
と、カタブライダーの筋肉が2倍に膨れ上がる。「どうなってる・・・!?」「さらに!」今度は2÷2をする。
と、スカルの左腕が両断される。「これで空間は破壊されない!行くぞ!」
二人のマッチョなカタブライダーがスカルに迫る。
「カタブールパンチ!」二人の拳がスカルの腹に抉りこみ、スカルの鎧を粉砕する。
さらに二人の変人がスカルにジョギングしながら抱きつく。
「久々のぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ、カタブールキックゥゥゥッゥゥゥゥゥゥゥゥ!!」
大声を上げながら二人の変人の腹から20メートルもの足が生えてスカルを地平線の彼方まで吹き飛ばした。
「・・・正義と数学と数式は勝つ。覚えなおすことだな。」そう言ってカタブライダーは一人に戻って去って行った。
その日より片淵死狼はイギリスに単身赴任することになった。「・・・終わったか。」零が一息つく。
周りはひどく、校舎は完全に消滅していた。犠牲者の数も4桁はいっている。
すでに軍隊や警察が続々来ている。
零たちはすぐにその場から去って行った。
特に変人ライダー達は存在自体が犯罪のため警察に見つからぬように去った。
だが、この事件が後に大きな事件を巻き起こすとは知らなかった
・スカルライダーこと木村怨による学校襲撃事件から一週間。街はクリスマス一色だった。
襲撃事件によって生徒達は一足早い冬休みに明け暮れていた。ここは零の家。
「今年はいろいろあったな。」「そうですね。」兄妹二人が仲良くクリスマスツリーを作っている。
「・・・3月まではまだよかったのに。4月からは地獄だったよ。・・・あの全裸のボディビルダーめ・・・!」
零が忌々しい過去を追憶する。4月。入学した瞬間にその変人に出会い、ショッカーとの戦いに巻き込まれた。
入学3日後には病院送りにされ、その病院で追撃を受けて1カ月の間入院していた。
帰って来てみれば休日の度に攻撃を受けて休まる時もない。
いつの間にかバルタンが参加していて二人から襲撃されたこともあった。
心を休めるべく和佐とデートに出てみれば
あの忌々しいボディビルダーに空襲されてさらに和佐にはも見捨てられて・・・。
学校にゼットンが出現してライダーが相打ちになったは良いが
第二の変人ライダー・透明ジャージのジョギングマンが出現。
ハワイに行ったらトイレに出没して迎撃。日本に帰る際にも飛行機から落とされる。
帰郷してみれば和佐を人質に取られて久々に能力を使って暴走。
翌日にはキングギドラを使って街で大暴走。
二学期が始まれば第三の変人ライダー・露出民族少年とゲドン帝国の出現。
おまけに裏闇裏丸が復活して第二次メンバーズ大戦が勃発。
不幸を上げればきりがない。
・零は今年一年の災難を語っていた。第二次メンバーズ大戦は終われば、
麻生総理とローゼンメイデンの戦いに巻き込まれる。
再び和佐に制裁されて廃人となっているところを
ゲドンの首領・十面鬼ゴルゴスに襲われて第三の能力を使って体の消滅が始まってしまう。
おまけに寝ていた間にどっかの性悪人形に和佐が操られてしまい強制的にアリスゲームに巻き込まれてしまう。
人形同士が戦ってる間に和佐の体内に潜入して助けようとすれば裏闇裏丸が復活して激突。
ようやく裏闇裏丸の馬鹿を消滅させて和佐は無事救出。人形同士の戦いも終わって1カ月。
ようやく平和が戻ったと思えばバーニングが火尾優樹とかいう名前を付けてやってくるしキャンセラーは来るし。
しかも数学科教師が怨念の戦士となってジョギングマン殺しさに襲ってくるし。
一回退かせたと思ったら反則級な能力者四天王がやってきて学校は崩壊。
おまけに死神タルタロスが帰国。
敵の目の前で対決しては殺し対決しては殺し。
ようやく復讐戦士スカルライダーが倒されて平和が戻った。
「ジョギングマンの野郎はイギリスに単身赴任。ラッキーだな。」「ひどいですよ、お兄様?」
「いや、むしろようやく解放されたんだ。まあ、まだ二人のこってるけど。」「・・・とにかくお疲れ様でした。お兄様。」
「・・ああ。」兄妹がクリスマスツリーの前で笑う。
・大晦日。零が和佐とともに紅白歌合戦を見ている。「お、水樹奈々か。」零がビデオ録画する。
「そうだ、エグザイルなんかに負けるな!奈々様!」「…お兄様は本当にあの方のファンなんですね。」
和佐が呆れる。「おお、さすがは深愛。いい歌だ。・・・・ん?」零が何かに気づく。
「お兄様?」「…・ああ、またこの季節か。」そういうと零が横転した。
「この季節?ああ、零花粉症ですね。」
零花粉症とは零にしかかからない特殊な花粉症である。8月31日と、12月31日当たりに発生する。
「・・・和佐、あとは頼んだぞ。」「はい。ゆっくりお休みください。」
零は四つん這いになって部屋に戻った。
その夜の夢。「・・・ん?」零が気がつくと、なぜかNASAにいた。
そしてスペースシャトルの先端に張り付けられていた。
「…は?」「3!2!1!」なぜかカウントダウンが始まる。「おいおい!」「GO!」
号令がしてスペースシャトルは宇宙へ。
「なぜだぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁ…・・---------!!!」
零は身動き一つ取れないまま宇宙へ長い長い旅路に出かけて行った。
「…・は!」そこで零が目を覚ます。「・・・今のが初夢か。・・・去年もそうだった気がするが…?」
零が初日の出を拝む。
登場人物おさらい
・石原狂(イシハライダーV2)・・・何を隠そうこの物語の主人公で一番の変人。
49話でV2にパワーアップする。
裏闇裏丸戦で初めて敗北を喫する。しかし、それによってパワーアップした。
パワーアップすると、二人に分裂できるようになったらしい。
・片淵死狼(カタブライダーV2)・・・狂の相棒。
数学オタクのはずが52話では簡単な熱量計算を間違えて大暴走する。
イシハライダーと同じように49話でV2にパワーアップする。
武器は数学の参考書で、さまざまな技を使う。
・平良Amazon(タイライダー)・・・41話に登場した第三の変人ライダー。
カンディルに体を食い破られると、性的快感を受けて変身する。
二人とは違って戦い方はまともな方。左腕についているギギの腕輪を狙うゲドン帝国と闘う。
現在パワーアップはしていないが、裏闇裏丸と引き分けた実力者。
・零吉零々丸・・・本名、sparks・lei・甲斐廉。メンバーズのお頭だった男。裏闇裏丸とは・・・?
最近はあまり変人ライダーに巻き込まれてはいない。
現在入院中で同じ病室の妹・和佐にセクハラしてる模様・・?
・和佐・・・本名、artemis・lei・和佐。零の妹で、制裁役。裏闇裏丸との関係は・・・?
現在入院中で同じ病室の兄・零からセクハラを受けている・・・?
現在未だに変人ライダーを視認していない。
・零吉裏闇裏丸・・・メンバーズのラストナンバーであり、メンバーズ崩壊のカギとなった謎の人物。
外見は零と瓜二つで、違いは瞳の色と雰囲気のみ。
桁違いの戦闘能力を持っていて変人ライダー3人と互角以上に渡り合った。
能力は、倒した相手の能力を吸収する、強者の特権(アブソリュート・ゼロ}である。
木村怨\スカルライダー・・・能力反射装甲に身を包んだ悪のライダー。カタブライダーに復讐を決意する。
もともとは数学教師。カタブライダーとの初対決に敗れて以降は
失った左腕の代わりに時空破壊砲{クロノ・ブレイク・キャノン}を義手としている。
変身方法はカタブライダーへの怨念の心を高ぶらせると心臓に埋め込んだスカルダイナモが回り、変身する。
ゼスト・グランガルドガイツ・・・スカルライダーを守護する四天王のひとり。
能力は自分の周囲3キロ以内に存在する自分に敵意を感じたもの全てを昏倒させる能力・神の裁き{ジャッジ・ゴッデス}。弱点は24時間以内に自分の体に触れたことのあるものは除外される。
能力以外の武器として槍を装備している。
ペガサス・クシュリナーダ・・・スカルライダーを守護する四天王のひとり。能力は負のエネルギーを攻撃として扱える・負の波動稲妻{アビスカノン}。弱点は負の心を持っていない者には通じない点。能力以外の武装としてマシンガンを装備している。
アーロン・ナイトウェル・・・スカルライダーを守護する四天王のひとり。能力は、相手の生気を吸収して自分のエネルギーに変える・生体吸収{マグナドレイン}。弱点は自分の視界に入っていない者には関わらない点。能力以外の武装として鎖鎌を装備している。
ブラッド・アレクサンダー・・・スカルライダーを守護する四天王のひとり。能力は、出血させた相手の失血量を3倍にする・炸裂死傷{ブラックブラッド}。弱点は24時間以内に自分が出血させた相手のみ有効な点。能力以外の武装として3メートル以上もある大剣を装備している。
火尾優樹・・・零の古い知り合い。12月に転入してくる。
能力は、炎・熱を自由に扱える・世界の神炎{ザ・ラスト・サラマンダー}。
また、零のことを本名のスパークスと呼び、零もまた彼をバーニングと呼ぶ。
変人ライダー達のちょっかいを全力で避けている。
護国寺湊・・・零の古い知り合い。19歳の青年。
能力は、風と空気を自由に扱える・世界の神風{ゼス・オアライフーン}。
優樹同様零をスパークスと呼び、優樹をバーニングと呼び、自分のことはウィンディアンと呼ばれる。
ダークライダー・・・ついに現れた第四のライダー。変身前の正体は不明。
ただ零、和佐、優樹、湊は正体を知っているようである。
見た目は全裸で大事な場所から黒翼が生えている。
登場コールは、「いつでもダーキンフライング!ダークライダー!」
帰還コールは、「・・・正義と黒翼は勝つ。」略称はダーク。自由気ままに戦うが零たちに危害はあまり加えない。
小林大・・・別の世界からやってきた少年。異世界の住人のため能力は使えないが、
どんな能力でも打ち消すキャンセラーである。
優樹同様12月に転校してきた。変人ライダーに巻き込まれそうになったらキャンセラーで防ぐ裏技を持つ。