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ZAIA中心に見る仮面ライダーゼロワンのおさらい及び考察紛い

ZAIA。ザイア・エンターテイメント・ジャパン。

それは仮面ライダーゼロワンに登場する組織と言うか会社だ。ヒューマギアと呼ばれる人造人間と言うかアンドロイドが関与した可能性のある犯罪を捜査する組織AIMSにプログライズキーを含むライダーシステムや武装を提供している。今作のヒロインの一人でありライダーの一人でもある刃唯阿が所属していて、AIMSには技術顧問と言う立場で派遣されている。つまり、ZAIAの技術や武装、機能などは唯阿によって管理されている。そのため、許可を得ていない場合にはプログライズキーは使用不可で、よく不破さんがゴリラになるのだ。

劇中での組織についておさらいをしよう。

1:飛電インテリジェンス。ヒューマギアを製作、量産して提供している会社。主人公の飛電或人が所属しているぞ。ゼロワンドライバーと専用のプログライズキーを所有している。ばかりか通信衛星ゼアを用いて新たに製作も出来る。滅亡迅雷.netにマギア化されて暴走したヒューマギアを「製造し、人々に預けた責任」を以て撃破、回収、再提供を行う。主人公が所属するため正義の組織である筈だが先代の社長が謎の突然死を迎えている、その息子である筈の飛電其雄(だったっけ?)が2代目を継いでいない上ヒューマギア、そもそもプログライズキーやライダーシステムと言った明らか未知な技術を独占している、など不明な点も多い。飛電3代親子を並べると「これ・それ・ある」になり、「こそあど」から取っている可能性が高く、或人の子供は恐らく「どらか、どりか、どるになる」和風キラキラネーム。

2:滅亡迅雷.net。ヒューマギアを所謂怪人であるマギアに変えて、ヒューマギアの手で人類を支配または滅亡させることを目的としている本作の悪の組織。現状、所属者は全員ヒューマギアだ。リーダー格の滅は少なくとも12年前にはプログライズキーを以て変身。悪の仮面ライダーとして活動している。描写からしてポイズン以外のプログライズキーは最初所有していなかったため、恐らくプログライズキーを独自に作成する技術はないと思われる。また、所属メンバーが全員ヒューマギアと言うことはつまり作られた存在であり場合によっては飛電によって作られた可能性がある。と言うより現状確実にヒューマギアを製作できるのは飛電のみ。人間に対して殺意を持っているがしかし敵意や憎しみは持っているようには見えない。そのため人類の滅亡自体は目的であり、プログラムに過ぎないのではないか。ちなみに飛電是之介は生前から存在を知っていた、12年前のデイブレイクに深く関与していたことから是之介とも何かしらの関係があると思われる。

3:AIMS。マギアと化して暴走したヒューマギアを取り締まる会社。AIMS単体での戦力はないのか、前述のとおりZAIAによってライダーシステム含むあらゆる戦力を貸し与えられている。特撮などでは珍しいかもしれないが現実でこういう会社は決して珍しくはない。流石に武装戦力貸してる会社はそうそうないだろうが。また、現状トップの存在が明らかになっておらず登場もしていない。登場しているのが不破さんだけであり、本編では現状事実上AIMSと言うよりかはZAIA+不破と言う形になっている。戦力はないと言ったがその代わりとしてヒューマギアが関与した事件に限っては警察のような法的機関にもなりえるらしく、声優回では逮捕状を持ってきたりもした。

4:ZAIA。AIMSにプログライズキー含む戦力を提供している会社。刃唯阿が所属している。AIMSに仮面ライダーバルカンと仮面ライダーバルキリーを提供している。バルカン用バルキリー用だけでなく多数のプログライズキーを所有しているが、作成できるかは不明。ちなみにマンモスのプログライズキーは元々ZAIA→唯阿→或人と言う経路で渡されてゼロワンのブレイキングマンモスとなったが、ブレイキングマンモスは上記、飛電の衛星であるゼアのほぼ本体となってる部分が変形して装着と言う名の搭乗がされるため、既にZAIAはゼアに何かしらの関係を持っている可能性がある。もしくは他のプログライズキー共々元々飛電のものかもしれない。或人に対して飛電のM&A(企業買収)を提案した=飛電の全てが欲しい事からして後者(=飛電からプログライズキーを何らかの手段で取得したがまだ決定的な何かを受け取れていない)かもしれない。ZAIAとゼア、少し語感が似ているし、何か関係でもあるのか。また、滅亡迅雷.netが目指しているであろう「アーク」に対して「方舟」と言う言葉を使うことがある。「ノアの箱舟(=Noahs'Ark)」であるため、滅亡迅雷とは目的が一緒なのではないかと思われるが共謀しているのか奪い合おうとしているのかは不明。もしくは2つで1つのものなのか。少なくとも社長である天津はヒューマギアをマギアに変貌させるためのゼツメライズキーを所有しているため何かしらの関係があるとされる。滅のポイズンキーのみが最初滅亡迅雷が有するプログライズキーだった事から多少の飛躍はあるものの滅にポイズンのキーを渡したのは天津ではないかとも思う。代わりにゼツメライズキーを手に入れたか、或いは滅亡迅雷に人類滅亡と言うプログラムを与えたのも天津か。

まとめ

1:ブレイキングマンモスは飛電の衛星ゼアを使ったゼロワンの形態であるが、それを使うためのマンモスキーは元々ZAIAが所有していた。さらに滅亡迅雷以外が所有する中では唯一の「絶滅した動物」がモデルになっているキー。

2:ZAIA社長天津の手には多数のプログライズキーがあるが飛電と違って新しく制作する描写は今のところない。そのため飛電から何かしらの手段で取得した可能性が高い。それでもなお、天津は飛電を買収して得たいものがある。そして買収に失敗してからは唯阿を用いて積極的に飛電を窮地に陥れようとしている。=手に入らないなら消した方がいい何かが欲しい。

3:天津社長はゼツメライズキーを持っている。逆に滅は当初滅亡迅雷で唯一プログライズキーを所有していた。しかも絶滅していない動物がモデルである。滅亡迅雷はゼツメライズキーはともかくプログライズキーを新作成する技術はない。

以上3つから滅亡迅雷と協力ないしは操ってでも飛電に何か目的がある可能性が高いという事。そして、バルカンとバルキリーと言う2体の仮面ライダーを有するという事は、作成する技術もあるわけで……。とりあえず書いてみて思ったがどの組織も胡散臭すぎる。

おっと、結論を書くのを忘れていた。結論から言うと天津の目的は通信衛星ゼアである可能性が高い。唯阿にマンモスキーを渡してバルキリーブレイキングマンモスになったらそのまま帰投させてゼアを乗っ取ろうとしてたんだな。理由?どんなキーでも作れるんだぜ?しかも自分はライダーシステム自体は既に作成できるのだから……案外そんなもんだ。