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ワッチャッチャな1年間

長年の友達消えてワッチャッチャ!!家族離散でワッチャッチャ!
心のオアシスは月36時間残業!!家に居場所がないんだゾ!!

はい、黒主零です。
本日最終回を迎えたワッチャプリマジについて語るコーナーですよー。
実はプリマジの記事は初めてでそれが最終回と言うあれ。
うん、最初の戯言のように心身共に疲れ果てていたのだ。

そんなわけで本作はキラッとプリチャンから続くプリティーシリーズ7作目!
……キンプリ時空やアドパラは除きます。
窓の中の人と言うか窓が中の人な特別コーナーを挟んで始まった本作はこれまでとは違った作品。

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中学1年生の陽比野まつりが魔法使いの猫少女みゃむちゃんと出会ってライブ……プリマジをするところから始まる。
デュオではないものの(厳密に言えばデュオだが)、大体の流れはこれまでのシリーズの第一話とほぼ同じ展開となっている。

……これ、まつりちゃんじゃないけど。

これまでのシリーズとの違いとして
1.基本的にライブはソロ(パートナーであるマナマナがバックコーラスとして入っているので歌としてはデュオ)

2.各プリマジスタに一人、魔法界の住人であるマナマナがパートナーとして存在。キャロンのセリフからマナマナが自分でパートナーを選んでいるらしく、別の人間をパートナーにする事も出来る様子。

3.メインメンバーは全員中学生だが学年も学校も違うため学校とかでの関わり合いがない。と言うか制服姿自体ほとんど見せてくれない。

4.プリマジそのものが人間側の商売にもなっていて御芽河コーポレーションの御芽河阿智彦がすべてを仕切っている。魔法界との協力あってのものだが中盤頃より阿智彦の娘であるあうるの開発した疑似ワッチャ充てん装置によって魔法界の協力なしでプリマジが出来るようになってからは一気に御芽河コーポレーションが暴走を始めていくと言う展開。

5.デュオや5人(6人)全員でのライブはあっても最後まで3人チームと言うのは組まなかった。5人(6人)を1チームとするなら3人以外でのチームはディアマイフューチャー以来。

6.これまでの作品と違って有名声優やアイドル声優チームをほとんど使用しない。

などなどいろいろ異色の要素が強い。
一方で

1.憧れの人物を超えるために成長していく主人公の前にラスボスとしてその人物が出てくるという点はオーロラドリームとディアマイフューチャー

2.メインメンバーの中で主人公だけが特別な力を持たない、大会で一度も勝利しない。人間の大人側の事情で物語が暗礁に乗り上げる点がレインボーライブ。

3.チームどころかデュオでのライブが全く存在せず発想すらなかったというまるで語尾の果てのような世界観はプリパラ。

などかつてのシリーズを思わせるような描写もある。

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主人公。陽比野まつり。中学1年生とは思えないナイスバディ。
あいらのように最初はジェニファーに憧れるだけの中学生だったがみゃむちゃんと出会う事でプリマジを始めることになった。
なるちゃんみたいに特に目立った能力もなく、4クール目では一人だけ最強フォームになれてない状態。

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……そこから皆の予備コーデとかをごちゃまぜにして作ったつぎはぎコーデフォーム……熱いぜ!
実際にはその後ラブエレメンツコーデも獲得するけどこれ実際みゃむちゃんのコーデだから個人的にはまつりの最強フォームコーデはこのつぎはぎコーデだと思ってる。

なるちゃん同様最弱にして最後の希望みたいな存在だったけどなるちゃんがりんねちゃんとの友情で最後の奇跡を起こせる唯一の存在だったようにまつりもプリマジ大好き!ジェニファー大好き!だから最後の奇跡を起こせたのがいい。そこで力が足りなくてまつりを助けたい想いで無茶だと知っていながらみゃむちゃんが最後の力を振り絞ってラブエレメンツコーデを発動、まつりとデュオで決着をつける流れ、熱いぜ。

まつりもただお気楽なだけの少女ではなく1クール目最後にはひなに敗れて悔し涙を流してるし、最後に終末医療状態のみゃむちゃんを最後まで見届けているなど中1とは思えないくらい覚悟が出来てると言うかメンタルがらぁら並にぶっ飛んでると思う。そこがまつりの強さ。いまいち最後まで強さの秘訣が分からなかったみらいよりかは断然わかりやすい。どこぞのコメントで見たエンジョイガチ勢って言葉が一番ふさわしい。

お次はみゃむちゃん!当初はメスガキにゃんことか呼ばれていたが、

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どんどん成長していき、

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力が足りないと分かっていながらつぎはぎコーデで挑む最愛のまつりのため力をすべて振り絞り、大魔法使いになる問い夢を1話から語っていながら全ての魔力を使ってラブエレメンツコーデを無理矢理覚醒させてまつりの力になる。

力を失い、夢は閉ざされ、まつりとも離れ離れになってしまうみゃむちゃんだが笑顔は忘れなかった。筆者が1年間毎週土曜に「あとみゃむちゃんかわいい」って応援し続けた甲斐があったラストサンセットスマイルだぜ!

結局最後までまともな形でのデュオは叶わなかったがれもんに並んで本作でかなり成長を果たした人物だと思われる。ちなみにマナマナは人間形態が通常形態だが人間界では魔力消費が激しいためにマスコット形態になっている。しかしみゃむは魔力が強いから人間界でもこの姿で問題ないって設定なのだが逆に幼少時代に魔法界でありながらずっとマスコット形態である子猫の姿だった理由は不明。


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3年生たち。ジェニファーを超すことを目的としたガチ勢シックスパック先輩ことひな先輩と、明らか世界観が違うしこの人が主役の話はそもそも次元が違うと言うかプリパラとは違った意味で何をやってもいいんじゃないかと脚本が勘違いしている疑惑があることで有名なあまね様。アトイクチム!

ひなに関してはべる様枠として最強のプリマジスタになって欲しかったんだけど残念ながらジェニファー相手にはかませにすらなってくれなかった。2年目以降があったならジェニファーに勝つのはひなだったかもしれないけど。ガチ勢なのに劇中勝利した相手が素人同然なまつりだけと言うのはちょっと不遇。

対してそのパートナーであるちむむに関しては聖人として評判が高い。普段は生意気な口調でよくみゃむと口喧嘩してるがひなへのフォローに関してはかなりのガチ。パートナーマスコットとしてのガチ度で言えばプリパラのくまに匹敵するレベル。と言うか意外とガサツな面があるひながあまりそう言う印象ないのはちむむが全力でフォローしているからって気がする。

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れもん殿。最初は初期の頃の虹ノ咲さんみたいな感じだったのだが1クールもしないうちに明るく前向きになりました。みちる&ミーチル、虹ノ咲さんの正統な後継者。合宿編でも最終決戦編でも切り込み役として一番最初にライブを行なっている勇気ある挑戦者。何か最終回で可愛い後輩見つけてたしね!

オープニング3曲も歌ってる人で多分プリマジの楽曲で一番引っ張りだこだと思う。まつりファンでみるきの可愛いミュージアム名誉館長。まつみゃむの次くらいに百合成分が高くて全国のプリズムの同胞たちの体温を上げることが大得意な人です。

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きゃろん。酔っぱらったりエクトプラズムしたりいろいろあったれもん殿の親愛なるマスコット。ぶっちゃけ最終回で登場した人間形態はめちゃくちゃ好みです。この姿のままでは言ってくれなかったけどボクッ娘なのもポイント高い。って言うか劇中の全部この姿でやり直してくれないかな?ちむむくらい苦労してるんだけど劇中ハッスルすることも少なくないからあまり聖人って感じはしない。超かわいいけど。

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みるき。偽ラブリーでツンデレで腹黒い、しかしプリマジ大好き自分大好きガチプリマジスタ!みれぃやあんな様枠で正直その自分を全肯定する言動は格好いいの一言。そりゃれもんも惚れますわ。ただし世界中の可愛いを集結させるとやばい連中も来るから注意だ。

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そんあみるきのパートナーであるはにたん。ぶっちゃけ今回メインキャラの中で唯一中の人がメジャーな小倉唯さんなテディベア。何かキレると背中のファスナー開けたがるけど結局中に何があるのか不明のままだった。

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最終回登場の人間形態はこんな感じ。こんなかわいい子が劇中ずっとみるきのケツを蹴り続けていたとかワッチャマジパレードじゃん。ちむむやきゃろん程じゃないけどまあまあ苦労人で、メンタルですべてが決まるみるきを支え続けてるし、ライブ前ではちゃんと世界で一番可愛いみるきとか言ってくれるパートナーに似てツンデレなクマさん少女である。口は少し悪いけど間違ったことは言ってないしね。


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光る乳首こと窓こと御芽河あうる。御芽河コーポレーション社長の娘。中学1年生。3クール目の準主人公と言っていい存在。
これまでの作品で言えばかなめちゃんや初期のファルルに近いポジションで才能と科学の力でプリマジをする少女。
まつりに興味を持って一緒に暮らすことになってこれはりんねちゃん展開か!?と思いきやまさかのまつり祖父である英吉とフラグが立った枯れ専。
とは言え父親があれだから父性に焦がれていた可能性があり絵に描いたような日本の父親な英吉に心が行くのも不思議ではない。

ちなみにパートナーは存在せず自作メカのタテジマとめが姉ぇが存在する。
ちなみにめが姉ぇを作成したのはまだ小学生にもなったかどうかの頃であり事案じゃね?ってずっと思ってる。

このパートナーが被造物と言うのが今作の矛盾と言うか気になる点の1つであって、作中ではマナマナとパートナーを組んだまつり達や実質一緒にデュオしてる相手がマナマナであるトーマくらいしかプリマジスタをやっている描写がないため、登場しないだけで他の一般プリマジスタにもパートナーになるマナマナが存在するのかがよく分からない状態になっている。
一般プリマジスタなんていないんじゃないかって説が一番楽なんだけど、それだと1クール目における各地区における最強プリマジスタを決めるグランプリが成立しない。特にあうるが所属している地域だとあうるがデビューするまでもグランプリをやっていたらしき描写があるため最低でもあうるの地域では他のプリマジスタが存在していないといけない。
(あうるが所属しているって事は御芽河が本格的に関わっている事にもなるため、あうるが開発した疑似ワッチャ充てん装置はあうるやジェニファー以外にも利用していて、一般プリマジスタ達もそれを利用してプリマジをしていたという可能性は無きにしも非ず。)

3クール目では前半ずっと出ずっぱりだったが後半から出番が少なくなって最終決戦に向けた話になっていく。このため、このあたりで2年目はないと決まって展開を巻きにしたのではないかと邪推。

ちなみにこれでめが姉ぇはシリーズ皆勤賞だが
AD:謎の異次元世界にいるファッションコーディネーターのお姉さん(人間なのかは不明)
DMF:ほぼ前作と一緒だが別人疑惑もあるため詳細不明。
RL:現実世界にいる描写がない。各マスコット達と何らかの関係を匂わせているためプリズムの世界の住人の可能性あり。
プリパラ:システムで~す。
プリチャン:実在している多分普通の人間の店長。
プリマジ:あうる作成のアンドロイド
と言う形になっていてプリチャン以外は普通の人間ではない。
個人的には今回が一番ぶっ飛んでると思ってる。

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御芽河阿智彦。御芽河コーポレーションの総帥。CV:緑川光。
ぶっちゃけこいつがまともに経営者だけやってれば明るく仲良くアイドルしてるだけの作品になれた。
シリーズでは法月仁以来となる敵方の成人男性であり主人公の父親と確執があると言う珍しい存在である。
胡散臭いと言うか明らか黒幕な雰囲気出してるが個人的にはこの作品の主人公の一人だと思ってる。(ダグラムのラコックみたいな感じ?)

人間界の代表として魔法界とは正面から協力関係にあるのだが
「リューメを奪った魔法界の連中を許さない」と言い放つなど裏切る気満々。そして21話で娘に作らせた疑似ワッチャ充てん装置を使ってジェニファーをマナマナの協力なしでプリマジさせることで関係は一気に冷える。

のだがそのジェニファーやらあうるやらを徹底的に利用し続けてしまったせいで両者に見限られさらには突然現れた旧友であり確執相手である陽比野道人によって完全に暴走。結果的にサンシャインエレメンツの闇の力に支配されたジェニファーによって襲撃されて負傷。表舞台から姿を消す。

が、道人やあうる、祈瑠の説得によって復帰してジェニファー救出作戦に尽力する。

綺麗なV字カーブを描いたのだが最終的にジェニファーとの関係がどうなったのか言及されてなくて不明。また、最終回まで作中では魔法の存在が明らかにされていなかったこともあり、阿智彦がどこまでジェニファーの件で世間に釈明をしたのか不明。(50話で社内に何らかの説明をした結果大幅に社員が減ったと言う描写があるため何らかの説明はしている筈である)

ちなみにジェニファーに撃たれて以来右目は失明したと思われていたが最終回では回復していた。たぶんこれも魔法界の技術によるものだと思われる。

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野郎ども。多分もっと活躍させたかったと思われる。
多分デビュー自体は当初から想定されていたと思われるが、前述通り脚本を巻きにする必要があったためその先発として使われることになったと思う。

この3人はこの3人でそれなりに絆を深めていったと思われるがオバレやウィズなどと比べるとかなり少なめ。全員1話から登場してるのに。

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ジェニファー、リューメ。まつりが憧れてひながライバル視している存在とそのパートナー。
どういう訳か作中リューメは封印状態にあってジェニファーはそこを阿智彦に利用されていた関係にある。

ちなみに最終回でプリマジスタには年齢制限があるとかひなが来年からもまたプリマジできるみたいなこと言っていたためこう見えてジェニファーは中3だと思われる。

天才的プリマジスタで世界を総なめしていたがリューメが封印されたのをきっかけに一線を退き、クイーンズカップにも参戦しない事を序盤で宣言していたが21話で復帰する。
(ジェニファーも当然マナマナなしではプリマジできないことを知っているため阿智彦からの提案が邪道であることは恐らく知っていたと思われる)

2クール目の合宿編から「ジェニファーを助けて」botとなってたリューメだが魔力がかなり強いと言うこと以外背景がよく分からない。
何で魔法界はリューメを封印していたのかがそもそもよくわからない。
そのためジェニファー、阿智彦、魔法界の間でどのような経歴や取り決めがあったのかが想像すら難しいことになっている。
(恐らくリューメの魔力が強すぎてプリマジをするには危険すぎると判断され魔法界で封印されたが阿智彦はリューメを救いたいと言うジェニファーの気持ちを利用して魔法界や道人を見返したいために科学の力でリューメを超えようとしたと思われる。実際リューメの後釜としてみゃむやひゅーいを利用しようとしていてそれをジェニファーに知られたことで決別した。)

なおロリジェニファーはすさまじく可愛い。声が同じだから喋るとあれだけど。

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総括。
プリマジのいいと思ったところは
1.これまでのシリーズに縛られることなく独自の作品となった事。
2.終始ずっとまつりとみゃむの描写に関してかなり力を入れていた事。
逆に悪いと思ったところは
1.リューメ関係の事情が不透明過ぎる事
2.序盤から目標のために努力を重ねてきたひなが噛ませ犬にすらなれなかった事。
3.一般プリマジスタはどうやってプリマジをしているのか全く分からない事

と言った感じでまとめられる。

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泣きこそしなかったが50話のこのシーンはスタッフの妄執を感じる凄まじいレベルの演出だったわ。スタッフはどうやらまつみゃむとれもみるにガチで力入れたかったんだろうな……。

11年半のプリティーシリーズ一時休止。再会の時をいつまでも待ってるぜ。

プリズムのきらめきを、あなたに