イシハライダー(旧イシハライダー編)
・こんにちは。私は零と言います。今日はこの学校の入学式。
どんな人が担任なのだろうと思って教室に入ると、
そこにいたのは下半身にモザイク処理がかかってる全裸のボディビルダーでした。
「こんにちは、石原狂です。よろしく。」無駄に決まってました。
生徒一同唖然としています。すると、「しゃはははは!!」窓からショッカーが現れました。
「出たな!ショッカー!」先生(?)がそう言い、どこからか鏡を出します。
と、「・・・美しい。」なぜか自分にうっとり。すると、体が変身していきます。
「いつでもマッスルハッスル!イシハライダー!」なぜか仮面ライダーになりました。・・・・下半身以外は。
「喰らえ!」ライダー(?)がジャンプしてショッカーを蹴り飛ばすと、ショッカーは消え去りました。
「・・・正義と筋肉は勝つ。」そう言って元の全裸のボディビルダーに戻りました。
なにはともあれ波乱の学校生活になりそうです。
・いつも通りのHR。40人の生徒と副担任の前に立つ全裸のボディビルダー。
「さあ、今日の連絡事項を言いましょう。」この露出狂は石原狂先生。
「先生(?)、犬が暴走してます。」零が報告する。
教室の外には犬と呼ばれる生徒が女子生徒を追いまわしていた。
さらに「・・どうせ僕なんか・・!」鳥と呼ばれる少年が自暴自棄になって身投げしようとしていた。
「・・このクラスにはどうして変態しかいないんだ・・・?」零が悩む。
その後席には鎌と呼ばれる生徒が副担任の先生に泥をかけていては制裁されていた。
「・・馬鹿ばっか。」鴨と呼ばれる生徒が古いネタをしていた。
「・・そこの君!」いきなり狂が零を指さす。「はい?」「私と闘いたまえ!」「・・・はい?」
零が唖然としていると、今日はまた鏡を出して自分にうっとりする。
「いつでもマッスルハッスル!イシハライダー!」今日はライダーとなっていきなり零をけり倒す。
「な、なんで・・!?」「問答無用!」ライダーが零の首を絞め、窓の外に投げ飛ばす。
「な~んで~!?」零は4階から落ちて行った。
「・・・正義と筋肉は勝つ。」ライダーはそう言うとまたボディビルダーに戻る。
その日から零は入院することに。
ここは零が入院している病院。「・・まったくあの学校はおかしい。特にうちの担任は。」
零が愚痴垂れる。と、「まあまあ、お兄様も落ち着いてください。」零の寝台の隣に座る少女が言う。
彼の妹の和佐だ。「とりあえず和佐をあの学校には絶対に行かせてはいけない。」
「ありがとうございます。」和佐はそう言って零の要望でジュースを買いに退室する。
「・・・平和だ。」零が窓を見る。と、「・・・・・・。」窓に全裸のボディビルダーがへばりついていた。
「・・・病院にまで現れやがったよ、あの変態。」零が頭を抱える。
「大丈夫かね?零君。」「てめえのせいだろ!?」「先生に向かってその態度は何だ?お仕置きの時間だ。」
狂は中に入り、鏡を見てライダーに変身(?)する。「いつでもマッスルハッスル!イシハライダー!」
ライダーが言い、寝台で寝ている零にエルボードロップをかます。
「ぐふっ!?」「まだだ!」ライダーは零の足をつかんでぐるぐる振り回し、零を窓の外に投げ飛ばす。
「だからな~んで~!?」零は6階から落下した。
「・・・正義と筋肉は勝つ。」ライダーはそう言うと狂に戻って去って行った。
「・・・あの野郎絶対に殺す。」零が手術室でつぶやく。
「ファイトです、お兄様。」和佐が言う。
・零が入院している間のこと。ここは国会議事堂。
「halo、Mr。」「ああ、オバマ。」オバマ大統領と麻生総理が握手する。
すると、その会談を面白く見ないアメリカ人が10人武器を持ってきた。
「な、何をする!?」二人はすぐに囲まれる。その時、「そこまでだ!この下品な連中ども!」
議事堂の扉が打ち破られ、外から全裸のボディビルダーが現れた。
「何だてめえは!?」「私はただの英語科教師だ。」と、全裸のボディビルダーが言う。
そして鏡をだし、「いつでもマッスルハッスル!イシハライダー!」イシハライダーになった。
「やっちまえこの変態を!」「やってみたまえ。この暴行ども。」
今、国会議事堂で暴行テロリストと下半身露出狂が激突する。
「愛のないものが私に勝てるはずがない!」ライダーが次々と男達を倒していく。
「はあっ!」最後の一人をライダーが殴り飛ばす。「・・・正義と筋肉は勝つ。」ライダーはそう言い、去って行った。
「・・・・・。」このシュールな光景を二つの国のトップが見て唖然としていた。
・零入院中のこと。いつも変わらず教室を全裸で徘徊するボディビルダー先生の授業が進んでいる。
「次の日本語を英文にしなさい。 一を忍んで十を得る。」狂が言う。
「・・・なんで零のモットーなんだ・・?」犬、鳥、砂が疑問する。
「はい、これを結君。やってください。」
その先にいたのはどう見ても少女にしか見えない少年・結だ。
「・・・・できません。」「ふざけるな!」「!?」いきなり狂がキレた。
「いつでもマッスルハッスル!イシハライダー!」狂はイシハライダーになって結に襲いかかる。
はたから見ればどう見ても露出狂が美少女を襲ってるようにしか見えない。
「ちょっと!?」結は逃げていく。ライダーは蝶のように舞って結を追い詰める。
すると、「うるさいですよ。」肥後先生が注意しに来た。
「出たな!ショッカー!」「・・・は?」ライダーが肥後先生の方に向かっていく。
「とわっ!」ライダーが先生の腹にきついパンチを一発たたきこみ、腹の骨を砕く。
「ぐッ!?」「とどめだ!」ライダーは先生をつかんで投げ飛ばす。
肥後先生は4階の窓から落下していった。
「・・・正義と筋肉は勝つ。」ライダーは元のボディビルダーに戻る。
・病院。「・・あなたも犠牲になったのですね。」「そうなんだ・・・。」
零と肥後先生が同じ病室でため息をついていた。
・今日は富士山に遠足だ。樹海に行くとあって皆不安だ。
が、それを見事に打ち破ってくれる男がいた。もちろん我らのボディビルダー先生だ。
樹海の中を全裸で突き進んでいく。途中クマがかかってきたが、狂によって絞殺された。
「・・この先生、変身しなくても強いのかよ・・。」生徒達がつぶやく。
すると、「見つけたぞ!ライダー!」植物人間型のショッカーが現れた。
「・・ふっ、ショッカーごときが!」狂は鏡を出す。が、ショッカーによってその鏡を割られる。
「な、なんということを・・!」狂はひざまづく。
「ふはははっはは!!ここで終わりだ!」ショッカーが触手で狂の首を狙う。
が、狂はサイキングアップをする。「私は美しい!私はカッコイイ!私はハンサムだ!」すると、体が変わっていく。
「いつでもマッスルハッスル!イシハライダー!」ライダーになって触手を引きちぎる。
「私がいる限り悪は栄えん!」下半身にモザイクがかかったライダーが言う。
「とどめだ!ショッカー!」ライダーが走る。
「ライダーキック!!」ライダーがジャンプする…ふりをしてショッカーのすねを思い切りソバットで撃つ。
あまりの痛みにショッカーは消えた。「・・・正義と筋肉は勝つ。」ライダーが胸を張って言う。
・ここは、ショッカー関東支部基地。
ショッカー幹部の一人・テクスチャーがついにイシハライダー討伐作戦を開始した。
一方、その当事者である全裸のボディビルダーこと石原狂。今は中間テストの監督をしている。
「ふあはっはは!!」生徒が集中してテストに挑んでいるのにこいつは漫画を読んで爆笑している。
しかも普通は交代制なのにこのボディビルダーはずっとこの教室に居座っている。
チャイムが鳴り、ほぼ白紙のテストが回収される。「どうしたお前ら!?なんでこんな白紙が多いんだ!?」
「誰のせいだよ!?」生徒全員からクレーム。
すると、「イシハライダー!覚悟!」ショッカーの一人・サンダースが来た。
「出たな、ショッカー!」狂は手に握っていたテスト用紙を破り裂いて鏡を見る。
「いつでもマッスルハッスル!イシハライダー!」イシハライダーになってサンダースに殴りかかる。
サンダースはそれをかわし、生徒を人質に取る。「これでどうだ!?攻撃できまい!」
サンダースが笑う。が、「ライダースクランブル!」ライダーは構わず生徒ごとタックルでサンダースを吹っ飛ばす。
「ぐばっ!」生徒とサンダースが血を吐いて倒れる。さらにライダーが生徒ごとサンダースを窓から投げ飛ばす。
「・・・正義と筋肉は勝つ。」ライダーはそう言うと、元の全裸のボディビルダーに戻って漫画を読み始まる。
・季節は5月。いつも通り全裸のボディビルダーが授業をしながら拳銃を磨いている。
「はい、次はこの単語を和訳しなさい。 godgila kingugidra mothra mogera batra。
はいこれを一人にやってもらいます。では・・・、龍!てめえがやれえ!!」いきなり狂がキレた。
「・・・わかりません。」龍と呼ばれた少年がびくりながらも言う。
すると、「だからお前は馬鹿なんだよ!」と言って龍君は殴り倒された。
その時、「ふははははは!!イシハライダー!ここが貴様の墓場だ!」テクスチャーが現れた。
「出たな、ショッカー!」狂は龍を踏みにじりながら鏡を出す。
「いつでもマッスルハッスル!イシハライダー!」イシハライダーになってテクスチャーに挑む。
テクスチャーは重力を操り、周囲の重力を百倍にする。
「ふはははは!!これで動けまい!?」テクスチャーが笑う。
だが、「甘い!」ライダーはいつもの百倍のスピードで動き、テクスチャーをけり倒す。
「な、なぜ!?」「私は正義の戦士・イシハライダーだからだ!喰らえショッカー!必殺!ライダーショック!!」
ライダーは跳びあがり、むき出しの下半身をテクスチャーに押し付けて悶絶させる。
「ば、馬鹿な・・!」テクスチャーは倒れて爆発した。
「・・・正義と筋肉は勝つ。」ライダーはそう言って元のボディビルダーに戻った。
・ショッカー関東支部を滅ぼしたイシハライダーこと全裸のボディビルダー英語教師・石原狂。
「・・さあ、今日は小テストだ。皆、古文の参考書に書いてある全文を全て英語に書き換えなさい。
一問間違えるごとに私の給料が倍に上がっていきます。」いつも通り無理難題を出す狂。
当然誰も答えられず、狂の今月の給料は信じられない額になった。
狂がその金をすべて使って漫画を買って授業しながら読んでいる。
すると、「フォフォフォフォフォ・・・。」奇声と共にバルタン星人が現れた。
「出たな!ショッカー!」狂が漫画を優しく置いて邪魔な生徒をミサイルで吹き飛ばして言う。
「いつでもマッスルハッスル!イシハライダー!」ライダーになって構える。
「フォフォフォフォフォフォ・・・。」バルタンは分身してライダーを囲む。
「喰らえ!ライダーエイジ!」ライダーはすごいスピードで空を舞い、一体ずつ蹴り砕いていく。
「とどめだ!ライダーキック!」ライダーは跳ぶ…ふりをしてバルタンのすねに
重いソバットをたたきつけ、バルタンは消え去った。
「・・・正義と筋肉は勝つ。」ライダーはそう言って元の全裸のボディビルダーに戻って漫画を読む。
・今日は体育祭。その中ひときわ目立つ男がいた。
もちろん我らのボディビルダー先生だ。
「走れ!100メートル走など3秒で終わらせろ!」
と、200メートル走を0.1秒で走りながら言う。
すると、「きーッ!」ショッカー兵が10人来た。
さらに幹部の一人・ドラピオンが来た。
「出たな!ショッカー!」狂は鏡をだし、自分の裸体にうっとりしてイシハライダーになる。
「いつでもマッスルハッスル!イシハライダー!」
ライダーが走り、恐ろしいスピードでショッカー兵を全て蹴散らす。
「次はお前だ!」ライダーがドラピオンをにらむ。
「・・ふっ、やってみろ!」ドラピオンは近くにいた望月先生を人質にする。
「おのれ!卑怯な奴め!」ライダーはそう言いながらも
先生ごとドラピオンを地平線の彼方まで投げ飛ばした。
「ぐはっ!?」ドラピオンだけが帰ってきたが、ボロボロだ。
「とどめだ!ライダーキック!」ライダーは跳び、
とび蹴りの構えに入りながら普通に着地してから敵のすねにソバットをたたきこむ。
「・・・正義と筋肉は勝つ。」ライダーはそう言って元のボディビルダー先生に戻った。
・いつも通りの何てことない日々。
唯一の違いは、我らが全裸のボディビルダー先生が今日に限って服を着ていることだけだ。
どうやら風邪をひいたらしい。「はい、次の問題を無良君にやってもらいます。」狂が言う。
その無良と呼ばれた少年は返事をせずにニンテンドーDSをやっていた。
「無良!何をしている!?」狂が服を脱ぎ、その機体を破壊する。
「何しやがる!?」無良はキレて怪人になった。
「出たな!ショッカー!」狂が鏡を出す。
「いつでもマッスルハッスル!イシハライダー!」イシハライダーになって構える。
「俺のDSを返せ!」怪人が襲いかかる。
ライダーはかわし、タックルをかまして怪人を何メートルも薙ぎ払う。
さらに鋭いキックで怪人の腹を砕く。
「くっ、」「まだだ!ライダーチョップ!」ライダーが手刀を振り下ろし、怪人の背中を斬る。
「まだだ!ライダースラップ!」ライダーが追撃に怪人を背負い投げて脊髄をたたき砕く。
「・・・う、」怪人は元の無良に戻った。
「・・・正義と筋肉は勝つ。」ライダーはそう言って元の全裸のボディビルダーに戻る。
・ここはとある街道。退院したばかりの零が和佐とデートしていた。
「いいか?和佐、何があったら私に言うんだぞ?」「わかってますって。お兄様ったら。」
兄妹が穏やかに話している。すると、「!この気配は・・!?」零が何かに気付く。
二人の後方800メートル。そこに全裸のボディビルダーがいた。
「・・和佐、急いでここから離れるんだ。後ろに悪魔がいる。」「はい?」「いいな!?わかったな!?」
そう言って零は後方に走る。
「・・もう、お兄様ったらもうデートしてあげませんよ?」和佐がクスリと笑う。
「そこまでだ!この変態教師!」零がボディビルダーに叫ぶ。
「やはり零君か。いつ退院したんだ?不幸な事件だったな。」
「・・ああ、全部てめえのせいだがな。」
「私に向かっててめえとは態度が悪いぞ君は!?」
「・・・私の人生の中で一番の天災だよ。」
「よかろう、私が指導してやろう!」狂はそう言うと再び鏡を出す。
「させるか!」零が鏡をけり砕く。「ああ、なんてことを!?」「これであんたはただの変態だ!」
零が笑う。が、「なんてな。私に誤算はない!」狂の体が変わっていく。
「いつでもマッスルハッスル!イシハライダー!」イシハライダーになって構える。
白昼堂々街道に佇む下半身露出ライダー。「とうっ!」ライダーが跳び、零を蹴り飛ばす。
「ぐわああ!」零は焼き肉屋に突っ込んだ。「ヘイ!らっしゃい!」「・・・あの変態を焼き殺して下さい。」
「ヘイ?」店員が困っていると、「無駄だ!」ライダーが飛来して店員を締め倒す。
「とどめだ!ライダーキック!」ライダーは跳び、華麗なフォームで零のすねにソバットを食らわす。
「なんで~!?」零は数百メートル吹っ飛んだ。「・・・正義と筋肉は勝つ。」そう言ってライダーは去った。
後日店の慰謝料は零が払うことに。「・・あの野郎絶対に殺す・・!」病室で零がつぶやく。
・五月連休。生徒達が安らぎを得れる連日だ。
特にこのクラスの生徒はこのささやかな安らぎがあの変態ボディビルダーに会わなくて済むので幸せだ。
ここは、零の家。「・・・本当に幸せだよ。」零が包帯で巻かれた両腕をなでる。
「そうですね。ゆっくりしましょう。」和佐が優しくその腕をマッサージしてくれている。
「ああ、生き返る~。」零が幸せそうな顔になる。その刹那、「!出た!!」零が窓の外を見る。
窓の外にある大畑。その中央に全裸のボディビルダーがいてバルタンと闘っていた。
「フォフォフォフォフォ・・・!」「ふははははははははは!!」笑いながら空を舞う全裸のボディビルダーと宇宙人。
「・・・和佐、部屋にいるんだ。いいね?」「はい?」
零は無理矢理和佐を部屋に入れてカーテンを閉めて外に出る。
「おい!そこの変態ども!なんで人ん家の前で闘ってんだよ!?」零が両者に叫ぶ。
すると、「うるさい!」二人から攻撃を受けて零は打ちのめされる。「・・私に安らぎはないのか・・?」
零が散る。「私の実力、見せてやろう!」全裸のボディビルダーが鏡を見る。
「いつでもマッスルハッスル!イシハライダー!」イシハライダーになって構える。
「フォフォフォフォ・・・!」バルタンは分身する。
「行くぞ!ショッカー!」ライダーが走り、分身もろともバルタンをけり倒していく。
バルタンはくらいながらも脱皮してかわし、ビームを放つ。
「ライダーシールド!」ライダーはあろうことか倒れてる零を盾にして防ぐ。
「・・・・・。」もはや零は反論さえしなくなった。
「とどめだ!ライダーキック!」ライダーは跳び、
華麗なフォームで着地してバルタンのすねにソバットをたたきこむ。
それによりバルタンは消滅した。「・・・正義と筋肉は勝つ。」そう言ってライダーは去った。
言うまでもなく零は入院した。
・五月連休。病院でそれを過ごすことになった零。
「・・・なんでこんな目に・・・。」零が己の運命を呪っている。
「・・唯一の幸せはこうして最愛の妹が毎日お見舞いに来てくれることだな。」零が和佐の頭をなでる。
「もう、お兄様ったら私はもう子供じゃないんですよ?」「大丈夫さ。私にかかればお前は子供だ。」
「・・意味が分かりません。」和佐がぷいっと首をそらす。「・・ああ、こんな仕草もかわいいなあ、和佐は。」
零がすっかりほれ込んでいると、気配を感じる。「・・・またか。」零が外を見る。
犬が女性を追いかけそれを全裸のボディビルダーが追いかけていた。
「犬君!君のやっていることは犯罪だ!」「あんたの格好もな!」犬が反論する。
と、「犬君君まで私に無礼な口を利くのかね?なら仕方ない。」ボディビルダーの体が変わっていく。
「いつでもマッスルハッスル!イシハライダー!」イシハライダーとなって
どこからかバイクを持ってきてそれで犬を追いかける。
「速っ!?」「当たり前だ!喰らえ!ライダースライダー!!」
ライダーは時速360キロでバイクを走らせながら犬を轢き飛ばす。
さらにその犬がなぜか零の病室まで吹っ飛んできて零に激突。
「・・おい、犬。お前は本当に懲りないな?」「・・あいつに言ってくれ。」病室で血だらけで倒れる二人。
「・・・正義と筋肉は勝つ。」そう言ってライダーは去った。その日より犬も入院した。
・連休が終わり、再び学校が始まった。
「おはよう諸君!きょうもガンバって行こう。」教室に立つ全裸のボディビルダー。
「・・・できればずっと休みたかったがな。」包帯だらけの零と犬がつぶやく。
「ハハハ!人間誰しもそう思うものさ!」「それを人外天外魔境が言うかよ・・!?」零と犬が文句を言う。
すると、「どうやらまだ躾がなっていないようだな。」狂が鏡を出す。
「いつでもマッスルハッスル!イシハライダー!」イシハライダーとなり、二人の前に立つ。
「また出たよ・・・」二人は諦める。すると、「うるさいですよ。」校長先生が来る。
「出たな!ショッカー!」「は・・?」ライダーが校長に向かっていく。
「ぐッ!な、何をする!?石原君!?」
「黙れショッカー!」ライダーが校長を殴り倒す。
「とどめだ!ライダーキック!」ライダーは3メートルくらいジャンプしてから
着地して校長のすねに重いソバットをたたきこむ。
それを喰らった校長は下半身不随になって入院した。「・・・正義と筋肉は勝つ。」そう言ってライダーは去った。
「・・もう何も言えないな。」「ああ・・。一教師のくせに校長を問答無用でたたきのめしたよあの変態。」
零と犬は命拾いしたため胸を撫で下ろす。
・5月も中旬になった。ここは体育館。「今日はバレーの試合だ。各チームに分かれて準備をしろ!」
加藤先生が指示する。零と犬はけがのため見学だ。ほかの男子達が試合をおこなう。
すると、「人間は我らが餌!」グロンギ怪人のズ・グムン・バが現れた。
怪人が口から糸を吐いて生徒達を襲う。「みんな逃げろ!」先生が庇って糸で縛られる。
「加藤先生!」生徒達は涙ながらに逃げる。
その時、「待て!グロンギ!」外からバイクに乗って全裸のボディビルダーが乱入してきた。
「石原先生・・・!?」先生が苦しみながら言う。
「いつでもマッスルハッスル!イシハライダー!」イシハライダーになってバイクで先生ごと怪人を轢き飛ばす。
「グロンギ、私が相手だ。」ライダーが構える。体育館に下半身露出の変態ライダーが立つ。
「くっ、かかってこい!この変態!」怪人が血を吐きながら言う。と、ライダーが怪人をけり倒す。
「私は手加減などしない!ライダーボルト!」ライダーは怪人の首を絞めてそこから高圧電流を流す。
「ぐわああああああ!?」怪人は解けて消えて散って行った。
「・・・正義と筋肉は勝つ。」そう言ってライダーは去った。
加藤先生はその電流を受けて入院した。
「・・・・よく数えたら怪人より先生側の方が犠牲者多くないか?」零がつぶやく。
・ある日のこと。いつも通り全裸のボディビルダー先生が授業をしていた。
クラスの生徒もすっかりこのシュールな光景には慣れていた。
そんな時、「見つけたぞ!イシハライダー!」ショッカー関西支部の幹部・ガルムが現れた。
「出たな!ショッカー!」狂が鏡を出す。
「いつでもマッスルハッスル!イシハライダー!」イシハライダーとなって構える。
「今日が貴様の最期だ!」「やってみるがいい!」ガルムが目からビームを出す。
「とうっ!」ライダーは跳んでかわす。「喰らえ!ライダーキック!」
ライダーが着地してからガルムのすねに重いソバットをたたきこむ。
しかし、「かかったな!」ガルムは下半身に強力なバリアを張ってそれを防ぐ。
「ぐッ!」それによりライダーの右足が捻挫してしまう。「これぞライダーキック封じの罠だ!」
ガルムがビームを放ってライダーを弾き飛ばす。
「おいおい、あの変態ライダーが負けてるぞ・・!」生徒達がざわめく。
「ぐう・・・!」ライダーは右足を押さえながらも立ち上がる。
「おのれショッカー!なら私の実力を見せてやろう!」ライダーが左足のみでジャンプする。
「ふっ、またライダーキックか?今度は左足も折ってやる!」ガルムが構える。が、
「はあっ!真・ライダーキック!」
ライダーは本物のライダーキックのように左足でガルムのむき出しになってる顔面をけりつける。
「ぐわああああ!まさか貴様ごときが本物のライダーキックを使えるとは!?」そう言ってガルムは消滅した。
「・・・正義と筋肉は勝つ。」そう言ってライダーは去った。しかしその右足には深い傷がついてしまった。
・ガルム戦によって狂は右足の筋を深く傷つけてしまい、
しばらくの間いつものローライダーキックができなくなってしまった。
「・・どうせ私など・・!」すっかり自信をなくしてしまった全裸のボディビルダー。
が、偶然テレビでやっていた番組に目を見張る。それは{キックの鬼}だった。
キックボクシングの覇者・沢村忠の半生を描いたアニメだ。「・・・これだ!」狂が何かを思いつく。
その時、「イシハライダー!覚悟しろ!」関西支部の幹部の一人・ガッシュが現れた。
「出たな!ショッカー!」狂が構える。「・・・やれるのか?」「当然だ。」狂が答え、鏡を出す。
「いつでもマッスルハッスル!イシハライダー!」イシハライダーとなって構える。
「ふふふ・・・、知っているぞ。貴様はライダーキックを破られていて右足が使えないことを。」
「・・・貴様など左足だけで十分だ。」ライダーがジャンプする。
「馬鹿め!俺にもバリアーがある!」ガッシュが下半身にバリアを張る。
が、「ライダーブレイク!!」ライダーは跳んだ左足のひざでガッシュの顔面を打つ。
「ぐわああああ!!」ガッシュは何十メートルも吹っ飛び爆発した。
「このイシハライダー、技の一つや二つ見破られた程度で負けはせん!」
下半身にモザイクがかかったライダーが言う。
「・・・正義と筋肉は勝つ。」そう言ってライダーは去った。
・今日も変わらず全裸のボディビルダー先生が授業をしている。今日は授業参観だ。
父兄の皆様方が教室に入りそして光景を目にした瞬間に退室した。
「全く失礼な親共だ。」狂が不満する。「・・・誰のせいだよ・・・。」零がつぶやく。
すると、今度はトカゲ型のショッカーが現れた。「出たな!ショッカー!」狂は鏡を出す。
「いつでもマッスルハッスル!イシハライダー!」イシハライダーとなって構える。
「イシハライダー!今日がお前の命日だ!」ショッカーが尻尾でライダーの首を狙う。
「そんなもの私には効かん!」ライダーは教卓を盾にして防ぎ、近くにいた生徒をつかんでショッカーに投げる。
その生徒はショッカーに殴り倒される。さらにライダーが踏みつける。
「・・何これ、生徒虐待?」生徒がズタボロにされる。
「貴様、私の生徒に何をする!?」
ライダーは自分がとどめを刺したにもかかわらずになぜかキレてショッカーをけり倒す。
「喰らえ!ライダーブレイク!」ライダーが跳び、左ひざでショッカーの顔面を打ち砕く。
ショッカーは地平線の彼方まで吹っ飛んで爆砕した。「・・・正義と筋肉は勝つ。」そう言ってライダーは去った。
・暦は6月。いつも通り授業が終わると、零のもとに一人の少年が来た。
「よう、豚。」「よう、零。」二人が合図する。と、急に豚が逆立ちしてジャンプし始めた。
「どうした?いつにも増して奇行だな。」
「さっきそこで全裸のボディビルダー先生にあってこれを教えてくれたんだ。」
「・・・何教えてやがるあの野郎・・。」零が呆れる。
すると、「見つけたぞ!メンバーズの生き残り!」ショッカーが現れた。
「・・・今度は私が標的かよ・・。」零が唖然する。すると、「そこまでだ!ショッカー!」狂が現れた。
いつの間にか豚は気絶していた。狂が鏡を出す。
「いつでもマッスルハッスル!イシハライダー!」イシハライダーとなって構える。
「雑魚など私一人で十分!」ライダーが走り、ショッカーを蹴り飛ばす。
ショッカーはまだ何もしていないのに天井に叩きつけられて爆発した。
すると、「まだそこにいたか!ショッカー!」「・・は?」ライダーが零の方を向いて言う。
「喰らえ!ライダーブレイク!」ライダーが跳び、左ひざで零の顔面に重い一撃をかます。
「なんで~!?」零は壁を突き破って成瀬駅まで吹っ飛んだ。
「・・・正義と筋肉は勝つ。」そう言ってライダーは去った。
・今日はオペラ鑑賞教室。全校生徒が離れた場所まで歩いていく。
「よし、このバスに乗れば平気だな。」零と豚と犬があるバスに入る。
すると、「ふはははは!このバスはもらった!」すぐにジャックされた。
「・・・ついてないな。」三人がおとなしくジャッカーの言うことを聞く。すると、どこからか衝撃音がする。
「んだ!?」ジャッカーがその方向、走行するバスの窓を見る。
そこには全裸のボディビルダーが時速190キロで走るバスの窓ガラスにへばりついていた。
「何だてめえは!?」「私はただの英語科教師だ。」
全裸のボディビルダーがそう言いながらバスの中に入ってくる。
「く、来るな!!」ジャッカーがピストルでボディビルダーを撃つ。
が、その立派な筋肉は銃弾の弾さえ弾き飛ばす。
そしてボディビルダーは鏡を出す。「いつでもマッスルハッスル!イシハライダー!イシハライダーとなって構える。
バスの中に立つ下半身露出ライダーとバスジャック。
「とうっ!」ライダーが跳びあがってジャッカーの肩に乗ってシザープレスバッククロスをたたきつける。
「ぐわああああ!」ジャッカーは全身の骨が粉砕してバスから落ちた。
「・・・正義と筋肉は勝つ。」そう言ってライダーは去った。
・ここはオペラ鑑賞教室。たくさんの生徒がホールに集まる。「楽しみだ。」零が席に座る。
しばらくして会場が暗くなる。始まりだ。主役らしき王子様が刀を持って散歩している。
本来ならここで王女様が出てくるシーンだ。「おお、王女様!」王子が川辺に佇む人影に近付く。
すると、「いつでもマッスルハッスル!イシハライダー!」その人影は全裸のボディビルダーだった。
「何!?」ホール中に上がる驚愕の声。全裸のボディビルダーがライダーに変身する。
「何だてめえは!」王子が刀を抜く。
と、「争いはやめましょう。」ライダーはそう言いながら刀を指でへし折って王子を蹴り飛ばす。
さらに空中の王子に向かってジャンプして地獄車を浴びせる。
「イーリーヤッホー!!」ライダーはのりのりのハイテンションで王子を殴りまくる。
すぐに警察が来たが、時すでに遅し王子は原形をとどめてなかった。
「ファイヤー!」ライダーは口から炎を吐いて警察を焼き尽くす。
「・・・正義と筋肉は勝つ。」そう言ってライダーは去った。
もちろんオペラは中止となって生徒達は唖然としながら帰宅した。
「結局何がしたかったんだ・・?あいつは。」零が思う。
・とある休日。零が和佐とデートをしていた。「あそこ行こうか。」零がピンク色に輝く建物を指さす。
「・・お兄様、怒りますよ?」「・・・すみませんでした。冗談です。」零が威圧されて土下座する。
と、「!この気配は!?」零が上を見る。地上600メートル。そこから全裸のボディビルダーが降下してきた。
「和佐、飲み物を買ってきてくれ。」「?わかりました。」
零があわてて和佐を外させておき、空から降ってくる全裸のボディビルダーに構える。
「おや?何をしているのかね零君?」「それはこっちのセリフだ。この空飛ぶ変態野郎!」
「誰が変態かね?」狂が鏡を出す。
「いつでもマッスルハッスル!イシハライダー!」イシハライダーとなって零を殴り倒す。
「ぐッ、だが、さすがにもう慣れたぞ!」零が護身用に持っていたピストルでライダーを撃つ。
が、その鍛え抜かれた裸体にはびくともしなかった。
「何!?」「小賢しい!」ライダーはピストルを握りつぶし、零を投げ飛ばす。
「なんで~!?」零はどこまでも投げ飛ばされた。しかも落下した場所がちょうど和佐のスカートの下だった。
「・・お兄様・・・?」和佐が両手に持っていたアツアツのコーヒーをそのまま下に流す。
「あぎゃああああああああああああ!!!」零の苦悩は続く。
「・・・正義と筋肉は勝つ。」そう言ってライダーは去った。
後日。妹にも見捨てられた零は一人さびしく病室で男の涙を夕陽にさらしていた。
・謎の零の精神崩壊事件から三日。いつも通り全裸のボディビルダー先生が授業をしている。
今日は全国一斉実力審査テストの日だ。生徒たちが一斉に問題にかかる。
その中、「ふあはははあっは!!」ボディビルダーが教室のテレビを使ってアダルトビデオを見て興奮していた。
生徒達は様々な理由で集中できなかった。二時間目。今度は英語。
「馬鹿!ここはこうやるんだ!」狂が自分の科目だからという理由であって生徒の代わりに問題を解いていく。
その結果、英語だけはこのクラスの生徒は全員英語が満点だった。午後、数学。
今度は窓からバルタン2代目が現れた。「出たな!ショッカー!」狂が鏡を出す。
「いつでもマッスルハッスル!イシハライダー!」イシハライダーとなってバルタンに向かっていく。
バルタンはスペルゲン反射鏡で防ぎ、ビームの嵐を放つ。
「ライダーシールド!」ライダーは隣で一生懸命集中してテストに向かっていた生徒を盾にしてそれを防ぐ。
「とうっ!」ライダーが跳んで、バルタンの反射鏡をけり砕く。
「とどめだ!ライダーナックル!」ライダーの熱き拳が前に出される。
「・・・・。」拳はぺチンと音がしてそれ以来何も起きない。だが、十秒経ったら急にバルタンが破裂した。
「・・・正義と筋肉は勝つ。」そう言ってライダーは去った。
・一学期も残り半月。外は激しく雨が降り、すっかり梅雨となっていた。
その中、音速で走る影一つ。
「イーリーヤッホー!!」我らのボディビルダー先生が豪雨の中を全裸で走りまわっていた。
「石原先生、風邪ひきますよ?」池田先生が優しく注意してくれる。
すると、「出たな!ショッカー!」「はい?」狂が鏡を出す。「いつでもマッスルハッスルイシハライダー!」
イシハライダーとなって池田先生に襲いかかる。「おやめなさい!石原先生!」副校長先生が止めに入る。
「邪魔だ!どけ!」ライダーが副校長先生の腹に重いパンチをたたきこみ、宇宙まで投げ飛ばした。
「あとはてめえだこの野郎!!」ライダーの顔が一瞬性犯罪者の顔となって
池田先生に無駄に無駄がない動きで近付く。
「助けて下さい!」池田先生が雨の中逃げまわる。それをライダーがバイクで追いまわす。
「・・・この土砂降りの中何やってんだ英語科教師たちは・・?」生徒達が窓の外を見ながらつぶやく。
すると、「私に口を聞くとはいい度胸だ!」ライダーがその教室をにらみ、口から破壊光線を吐く。
「怪物だ!!」生徒達が逃げ出すが、今の一撃によってその階層の全ての教室は吹き飛んだ。
「・・・正義と筋肉は勝つ。」そう言ってライダーは去った。
・7月に入った。まだ梅雨がつづていた。「いいか!?廊下では走っては行かんぞ!?」
そう言いながら全裸のボディビルダーが銀河鉄道999で廊下を走り回っていた。
「the galaxy express999 will take you on a janny a never ending janny a janny to the stars!」
狂が歌いながら走り回る。すると、「ゼット~ン!」廊下にゼットンが現れた。
「出たな!ショッカー!」狂が999に乗りながら鏡を出す。「いつでもマッスルハッスルイシハライダー!」
イシハライダーとなって999から飛び降りてゼットンと激突する。
今、宇宙最強の変態と宇宙最強の怪獣が激突する。ゼットンが一兆度の火炎弾を放つ。
「効かん!」それをライダーがモザイクがかかった下半身ではじき返す。
さらにライダーがジャンプしてゼットンの腕をけり砕く。
「まだだ!」ライダーがゼットンを窓の外に投げ飛ばす。
「死ね!ゼットン!」ライダーがバイクに乗って飛び降りて外で倒れてるゼットンに落下する。
「ライダーカタストロフィー!!」その必殺の一撃をくらったゼットンは粉砕した。
「・・・正義と筋肉は勝つ。」そう言ってライダーは去った
・ゼットン戦から二日。いつも通り全裸のボディビルダー先生が授業をしながら
核ミサイルの発射ボタンをマシンガンのように連打している頃。
急に地震が起きて地中から60メートルのゼットンが現れた。
「出たな!ショッカー!」狂が鏡を出す。
「いつでもマッスルハッスルイシハライダー!」イシハライダーとなって外に出る。
さすがのライダーも大きさの差がありすぎてゼットンのけりを喰らって校舎の裏側まで飛ばされる。
「くっ、強い!だが、私は負けん!愛のために!そして・・・、」ライダーが生徒達の方を向く。
「・・・美しい私のために!」「なんでだよ!!??」生徒中からクレーム。
それを無視してライダーはバイクに乗ってゼットンに向かっていく。「喰らえ!ライダースライダー!!」
時速490キロでゼットンに突進する。
が、軽く弾かれてしまう。「ぐッ」今のでバイクが大破してライダーも血を吐く。
ゼットンは一兆度の火炎弾を吐き、校舎を焼き払う。「これ以上の凶行は許さん!」
ライダーが100メートルジャンプしてゼットンの角に登る。「すべての力を今ここに!」ライダーの体が光り出す。
「喰らえ!ライダービッグバン!!」ライダーの体が爆発してゼットンを吹き飛ばす。
「先生!?」生徒達が校庭に集まる。
激しい大爆発の後、一つの影。我らのボディビルダー先生だった。「・・・正義と筋肉は勝つ。」そう言う変質者。
しかし、この戦いで狂はその力を失ってしまった。