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共感できるライティングとは物語を大事にした文章だ

共感できるライティングとは、相手にあわせたり、いいことを言ったりする文章ではありません。

もっと、別のことに気が付くことが大切です。

「振られちゃった」
「もっといい人いるよ」

「病気で入院だ」
「すぐ元気になるよ」

ポジティブに友人を励ましているように見えて、これって、実は逆に地雷を踏んでいることが分かりますか?

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正しくはこれですよね。

「振られちゃった」
「取り合えず今日は飲もうぜ」

「病気で入院だ」
「え、ごめんそんなに悪いとは思わなかった」

何が違うかと言うと、相手の言葉に「共感」しているのではなく、相手の「心」や「物語」(背景)に共感できているかどうかです。

対面でしゃべっているとこれができる人も、いざ文章を書くと、ロジカルシンキング、ロジカルシンキングで、論理的に正しい文章に走ってしまいます。

確かに、「もっといい人いるよ」「すぐ元気要なるよ」は<正しい>励まし方かもしれません。

「とりあえず今日は飲もう」「ごめん、そんなに悪いとは思わなかった」

論理的に考えるとお酒飲むことは正しい解決方法じゃないし、「ごめん」とあやまる必要もないですよね。

でも、続きはこうなる。

インスタライティング (2)

「振られちゃった」
「取り合えず今日は飲もうぜ」
「お前のおごりだぞ」
「もちろんだ。朝まで飲もうぜ」

「来週から病気で入院だ」
「え、ごめんそんなに悪いとは思わなかった」
「お前が謝ることじゃないよ」
「気づいてやれなくてごめん」
「いいやつだなお前」

ライティングもまったく同じことです。
ライティングだとどうしても、かしこまって書くので、よけいこういう文章は書きにくいですよね。

そんな時は、これをまるごと、<私の失敗談>として最初に持ってきてしまうのです。

これが良い、共感を生む文章です。
分量的には長くなります。

でも、必ずしも短く簡潔な文章が人の心をうつ共感ライティングにつながらない。

ここは世の中の文章論の盲点なのです。

相手の背景にある物語(失恋の苦しさ、病気の不安)まで汲み取ってあげて、ぜひほんとうの意味の共感ライティングをマスターしましょう!

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