危険牌吸収性能とは【麻雀】★★★
suphx本
suphx本が好評ようだ。
勉強になったという声しか聞かないし、増刷もされた。
意外にも前著より読みやすい、という感想もあったので、1つウエノ男を目指す方は是非手にとってみてはいかがだろう。
ゼロマガで取り上げたこの紹介記事では…
スリム化に注目して書いたが、もちろんそれだけではない。
ブクブク(suphx本ではパンパンと表現されている)に構えることもあるし、受け入れを狭めて打点狙うこともある。
福地さんの紹介によって、お知らせさん(著者)の表現能力にも注目が集まったが、その中でも私が特に印象に残った表現といえば「危険牌吸収性能」である。
危険牌吸収性能とはどんなものなのか?
実戦でどうやって使っていけばよいのか?
を中心に見ていきたいと思う。
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危険牌吸収性能
危険牌吸収性能は、この牌姿で紹介されていた。
親リーチを受けてこの手牌。
suphxは7mを切ったという。
まっすぐの打3sでもなく、ベタオリの打中でもなく。
(中は1枚切れ)
いわゆる「ちょい押し」というやつで、私の苦手とする分野だ。
まず考えるべきは7mと3sで危険度が大きく違うこと。
先に6mを切っているので、カンチャン・ペンチャン・シャンポンといった待ちで放銃する可能性がそれぞれ低下する。
その点、3sはなんでもござれだ。
同じ37牌でも放銃率は倍以上違うのではないだろうか。
それを踏まえて、もう一度手牌を見てみよう。
気合を入れて3sを勝負としたとして、その後に124sといった牌をツモってきたら、また気合を入れてツモ切るか、回るかの選択に迫られる。
その点、7mを打っておいた場合は…
124sをツモっても、ここから通しやすい3m4mを切ってイーシャンテンを維持することができる。
これが「危険牌吸収性能」だ。
逆に7mを切ったあとに、6m8m9mをツモってきてもソウズよりはよほど通しやすい。
つまり、
7mは危険牌吸収性能が低い牌であり、
3sは危険牌吸収性能の高い牌なのだ。
2枚切れのカン6mの受け入れよりも価値のある牌と言える。
実戦にどう活かすか?
ではどうやって実戦に活かしていけばよいのか、いくつかの例を挙げて考えていこう。
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