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今すぐ確認せよ!麻雀界に蔓延る間違いセオリーたち【麻雀】★★
戦術を書く時は、なるべくスタイリッシュに伝えるようにしている。
◯◯の時は◯を切れ!
というようにだ。
スタイリッシュにしたほうが覚えやすくて広まりやすい。
しかし、なぜ◯◯の時は◯を切るのか?と中身をしっかり理解しないと、刻一刻と変化する状況に対応できない。例外もあるからだ。
そこで今回は間違って覚えられやすいセオリーを3つ挙げる。
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間違い① 23346はヘッドを作るのに最適
23346という形は、3と6の他に、5をツモると233456となり、ヘッドができる。
だからヘッドが欲しいときはこの形を維持しよう…と言われることが多い。
しかし、これは間違いセオリーの代表みたいな存在だ。
実戦ではほとんどこの形が役に立つことはない。
なぜか。
それはコストが大きいからである。
「23346」は「234+3と6」
と分解することができる。
頭を作るために1メンツに2枚も必要とするのだ。
一方でノベタンや亜リャンメンは1メンツ+1枚である。
ノベタン→2345→234+5
亜リャンメン→2234→234+2
それで、雀頭ができる枚数はどうかというと…
23346→9枚
2345→6枚
2234→6枚
と、23346が一応3枚多い。
しかしノベタンや亜リャンメンは構成枚数が1枚少ない分、3枚差はひっくり返る。
枚数を揃えて「2345+X」「2234+X」とするとXが3枚受けてくれるので枚数は並ぶ。そのXが守備ゴマだったり、他の色のフォロー牌だったりで他で働いてくれる分、ノベタン・亜リャンメンが有利なのだ。
23346から6を切って5をツモっても完全な裏目にならないのもポイント。
ごちゃごちゃと理屈を並べたけど、23346という形は固執するほど強くない。亜リャンメンやノベタンより弱い、と覚えておけばOK。
実戦例
いるね。左っかわにひっそりと。23346ちゃん。
一応孤立の8pを残しておくよりは23346の6mを残しておいたほうがマシだから打8pとする。
しかし、ここから先の多くのツモで6mは出ていくことになる。
124(7)m
(1)245p
23578s
*ツモ7mは打3m ツモ1pはツモ切りもアリのため()とした
春にしか咲かない桜のように23346mという形は儚い。
桜形と名付けようか。(明日に忘れてそう)
実戦でも…
赤5pをツモって6mを切った。
まとめ
頭がほしいときの23346の6は孤立牌よりは幾分マシだが、他のほとんどの形より劣る。
間違い② ヘッドがほしい時は124や134を残せ!
ヘッド関連でもう1つ。
124や134という形は、ヘッドがほしいときは残せ!と言われる。
それは半分正しい。
しかしこの法則には条件があることを知っている人は少ない。
牌図①
牌図①はヘッドがないので124mという形を重視して9mを切る。
3mツモで1234mとノベタンができるし、14mツモでヘッドができる。→1124m・1244m
9mが8mでも8mを切るし、9mが7mでも7mを切るくらいだ。
それくらい124や134という形は、ヘッドが無いときに重要なのである。
では次の手牌はどうだろうか。
牌図②
牌図②もヘッドがない。
ヘッドがない時は134は強いぜ!と西を切る…のは間違いだ。
牌図②はブロックが足りている。
ブロックが足りているときは124や134という形は途端に弱くなる。
たとえば西を切って4mをツモったとしよう。
ヘッドができたが、結局13mが出ていってしまうので、134という形が活きたわけではない。
つまり124や134という形が強い!と主張するためには「ブロックが足りていない」という条件が必要なのだ。
間違い③ 12234からは2を切る
12234から1枚切りたい時…たとえば
牌図③
こんな形。
大抵2mを切るじゃん。5mをツモったらリャンメンができるから。
しかし12234からは1を切ったほうが良いことが多い。
牌図③もそう。
打2m →ツモ5mでリャンメンできた! ◎
→ツモ3mでフリテンリャンメンできた ▲
→ツモ14mでシャボか △
打1m →ツモ2mで変則三面張!もしくはタンヤオ移行 ◯
→ツモ3mでフリテンリャンメンできた ▲
→ツモ4mでイーペーコー ▲
→ツモ5mでシャボかタンヤオ移行 ▲
と、打1mは一番嬉しいリャンメンこそ逃してしまうものの、そこそこ嬉しいツモが多い。
特に牌図③のようにタンヤオ移行が見える時ははっきりと打1mが良い。
牌図③はチートイツやリャンペーコーの目があるしね。
というわけで12234からはフラットで微差、タンヤオやチートイがほんのりとでも見えるなら打1がよい、と覚えておこう。
本日はここまで!
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