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最強戦の出場権をお金で買えるってどうなん?

【連続note 15日目】

10月10日より11月1日までの20日間、麻雀に関わる無料noteを毎日書きます。1つでも面白いと思ったり応援してやろうとなったら、11月1日・11月29日に発売される近代麻雀のアンケートページより私「沖中祐也」に投票してください。
もし選ばれたら、決戦の日までの準備やアツい自戦記をここで書きたいと思っています。
どうしてももう一度最強戦の舞台で戦いたいんです。
よろしくおねがいします。
「麻雀最強戦2025男子プロ読者アンケートのお知らせ」
https://note.com/kinma/n/n9df27768bdd7
メンバーシップに加入すると、ネット上から投票できます
https://note.com/kinma/n/ndd32eaf26df0


本日はポエムです。
追憶のポエムです。ぷぷっ。

否定的な意見の嵐

連続noteもあと一週間強となり、ゴールがうっすらと見えてきた。
ことの始まりは最強戦の読者アンケートだが、この読者アンケートには何かと、否定的な意見が目立つ。

近代麻雀が一冊930円。
noteのメンバーシップは980円。

noteのメンバーシップは仕組み上一人一票しか投票することはできない。
しかしながら近代麻雀の方は買えば買うだけ投票できる。(それを防ぐ手立てがない)
つまり1票を1000円弱で買えるわけだ。

ボーダーがどれくらいになるかはわからないが、太客一人捕まえて数十万出してもらえば最強戦に出られるということ。
なんならお金は自分で出してもいい。

この出場権をプロ予選から得ようとすると、1000人近くいる参加者(推定)から勝ち抜いて8人に選ばれる必要がある。
その8/1000で得られる最強戦のチケットを金で買えるのだ。

このAKB商法とも酷似しているやり方に賛否が飛び交った。
これは投票と言えるのか、と。

当時(昨年)の投稿だが、白鳥プロも苦言を呈している。
こんな記事もある。↓

かくいう私も、かつてこんな記事を書いた。

有料部分を要約すると
・ビジネス的には異例の大成功!金本編集長大手柄!
・本は買ってくれないと読まれない!
・知名度の高い人やモチベの高い人が出てくれてファンもニッコリ!
・ゼンツした原えりかプロはストーリーを作った!かっこいい!
となる。
この部分だけ読むと、運営者、参加者、読者全員が幸せな三方良しの企画に感じる。

最強とは

だが、どうしても胸につっかえるモヤッとした感情が俺に何かを訴えかけてくる。そのモヤモヤの根源は「最強戦」という名称ではないか。

もしこれが「近代麻雀カップ」とか「金本リーグ」という名称だったら、誰も何も思わなかったに違いない。

しかし「最強」はダメだ。
世の男子たちの厨二心を存分にくすぐってしまう。

みんな憧れる「最強」の座にお金で近づけるなんておかしい!
もっと平等に決めるべき!

モヤッとした感情の正体はこんなところだろう。

だが平等ってなんだ?
そもそも現行のMリーガーやタイトルホルダーが優遇されているシステムだって「最強」を決める平等な戦いとは言い難い。

仮に一切のシード無しでプロアマ関わらず全員予選からのスタートだったとしたら平等ではあるが、毎年違う人が決勝に出て、あまり知られていないプロやアマチュアが優勝する可能性が高い。

そうすると他の大会との差別化は図れないし、今度は「短期決戦では最強はわからない」などの意見も出るだろう。

じゃあ何半荘打てばいい?
全国何千人の打ち手を?
結局、麻雀において真の「最強」を決めることは不可能と言ってよいのだ。
(ネットなら実現できるかもね)

であるならば、運営側としては人を呼べ、キャラが立っており、熱い闘牌を繰り広げてくれる人を選んだほうがストーリーがあって盛り上がる。
ひいては視聴数が上がり、収益が上がり、スポンサーもにっこり。次の年につながる。

この上ない平等

そう考えるとこのアンケートは選考理由も勝ち負けもハッキリしている。
こんな平等があるだろうか。

そもそも男子プロに最強位へと続く蜘蛛の糸が垂らされることは、今回が最初で最後かもしれない。
(私以外にこれといった活動しているプロが見当たらないので、その可能性は高い)

5年前のオーラス、勝利を目の前に鳴いてしまった手牌は今でもずっと脳裏に焼き付いている。

上家(園田さん)は絞ってられない状況
だが鳴くとツモ直条件になってしまう

麻雀最強戦2019 男子プレミアトーナメント 「空中決戦」【特別観戦記】 “極上の残酷をありがとう”

あの日から、私の時はずっと止まったままだ。

5年ぶりに目の前に降りてきた一本の蜘蛛の糸。
俺はこのチャンスを絶対に逃したくない。

でも何百冊も買って投票するのはやはり何かが違う。かといって指をくわえて見ているだけでは、100%落選する。

自分にできることはないか。
そうだ、俺には書くことしかないじゃないか。

今、私がそれなりの記事を書けば、少なく見積もっても平均で1記事10000円の利益を上げることができる。
それを20日間(実際は22日)連続で上げてみてはどうだ?

計算上は20万円以上の無償労働を麻雀界に還元したことになる。
近代麻雀を200冊買うよりもよほど建設的だし、自分の生き様をぶつけている感じがする。

そうだ、これが竹書房に対する俺のファイナルアンサーであり俺の戦い方だ。

残りの一票を

とカッコつけてみたが、なかなか踏ん切りがつかない。
毎日更新を心がけていた、ゼロマガ時代を思い出す。ネタに囚われ、記事に追われる地獄の日々。

でも、ここで前に進まなきゃ俺は何も変われない。
先述した通り、最初で最後のチャンスかもしれないんだ。あとはやるかやらないかだけじゃないか。

いや、やるしかないじゃないか!

アンケートの発表があってから3日後、1つ目の記事を公開し、連続で書くことを宣言した。

更新ボタンが、果てしなく遠かった。でももう押したからには、後戻りできない。
そして推測通り、地獄の日々が始まった。

ある程度ネタのストックは頭の中にあったけど、一週間くらいで全て消し飛んだ。

日銭を稼ぐための活動や、各種原稿の締め切りも迫ってくる。朝晩の何切るポストもサボるわけにはいかない。
ゲストや解説のお仕事があっても、地方にいくことがあっても、毎日更新を続けていかなくてはいけない。
きつい…でもどれだけきつかろうが、やると決めたからには一日たりとも手を抜きたくない。

辛い毎日だけど、踏み出して本当に良かった。
締め切り効果じゃないけど、自分はこれくらい強制力がないと動き出せない、見事なまでの怠惰人間である。

やはり書き手として一番嬉しいのは、記事への反応があることだ。
河野直也さん記事のような異例の跳ね方をしなくとも「口内炎に共感しました!」「麻雀戦術、勉強になりました!」と一声かけてもらえるだけで嬉しい。

今までろくな生き方をしていないから、少しでも人のためになったというだけで、自己肯定感が増していく。
それに…はじめた2週間前よりも、明らかに応援してくれる人が増えた気がする。

飛び込んだ先でもがいて、溺れかけて、そして救われて。
その先に何があるのか。

金本さん、生き様をぶつける場所を作ってくれてありがとうございます。
キンマは数冊しか買いません。
これが俺の戦い方です。

見事に散ってみせます。

みなさんへ。
アンケートの概要を確認してみたら、1人につき2票投票できるようです。
1票はみなさんの推しに入れてもらって構いません。
残りの1票を私に託していただけませんか?

強い麻雀を見せる自信があります。
楽しませる自信があります。

さらに、もし選ばれたら、連続noteが終わったあとも(毎日とはいかないまでも)続きを書いていきます。絶対に痺れる内容かつ、完全無料の予定です。

あなたの力を分けてください!

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沖中祐也・zeRo
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