文章力とは【コラム】

２週間前に福地さんからラブレターがまた届いていた。

素人に毛の生えた程度の私の文章力だが、紛いなりにも半年間ゼロマガを続けることができた。
そこでどうやって毛を生やしてきたかを、福地さんのお手紙の返信とともにお伝えしていけたらと思う。

国民全ライター時代

現代において、文章力はライターでなくても必須能力である。

YouTubeだって台本を作るのが当たり前になっており、台本は当然文章。
配信だって自分の思っていることをわかりやすく面白く伝えるためには文章力が必要となる。
クリエイターでなくとも、メールやラインだって文章そのものではないか。

話すときにも文章力は問われる。
思っていることを相手にわかりやすく伝えるためには、頭の中で文章を構築しなくてはならない。

これからもリモートワークが増える未来において、文章力は多くの国民が必須になる。
国民全ライター時代だ。

比喩表現はセンス８割

この動画のテンパイしたあたりで堀さんは
「手牌に失礼のないように打ってきた」
と言っている。
この一文、かっこよくない？

福地さんが言うところの「光る一文」というやつだけど、そういえば堀さんのnoteって随所に面白い一文があるのを思い出した。

＞長期休養中の冨樫さんのように、一度堕落してしまった僕にはやはりまだそこまでの執筆意欲は湧かないので

＞ここで言うチャンスとは、パチンコの「チャンス」くらいの信頼度だと思ってください。まず当たる事はありませんし、出ない方がまだ当たるくらいです。僕の場合なんかはコナンの次くらいに疑り深いので、まず彼氏いないんだなぁとすら思わないです。

（ともに堀さんのnoteより）

堀さんのnoteって内容は小難しいのに、こういう一文のおかげで楽しく読める。

私はこの能力が非常に低いことを自覚している。
福地さんに指摘される前から、なんとなくわかっていた。

ウンウン頑張って捻り出せば、適当な比喩表現は見つかるんだけど、それもありきたりな表現だったりする。

最近の例で言うと

＞生まれたての子鹿のように震えていた

＞甘い。シロップたっぷりのパンケーキのように甘い。

このへんかな。
ありきたりすぎて書かないほうがいいんじゃないか思ったほどだ。

この比喩能力って先天的な素質が大きいと思っている。
堀さんも、あの一文のためにそこまで考えていないはずだし、「手牌に失礼のないように打ってきた」だってその場でパッと出てきた言葉である。

私の半端な努力では、あの瞬発力は身に付けられない。

瞬発力モンスターはウヒョ助さんだよな。
毎Tweetなにかしらのネタがあって、なんなんだこの人はっていつも感じている。

例えば「白い」ってお題があったとして、私は「雪のような」という単純な比喩しか思いつかないけど、ウヒョ助さんはバババ…っと思いついた独特の比喩表現の中から場面に合わせて「バッシーが止めた白くらい」と時事や皮肉を織り交ぜて一番面白くなるなるやつをチョイスしている。
まるで引き出しの多い場況厨だ。

そういや、１回聞いたことあったわ。

こういうウヒョさんの比喩表現って、ストックがあるものなんですか？それともパッと思い付くものなのですか？

— ZERO＠MAXBET (@zero_0801) August 24, 2020

思いつくw
漫画家には向いてる脳みそだよね。

— ウヒョ助／塚脇永久 (@uhyoneko) August 24, 2020

わかっていたけど、やっぱり瞬発力だ。
IPPONグランプリとかに出てほしいよね。

私も、センスのせいにして努力を怠っているわけでなく、大喜利アプリとか使って練習したこともあったんだよ。
でも致命的に思いつかない。

受験勉強みたいに詰め込めば、引き出しが増えたり自分の中でパターンのようなものが構築されるかもしれないけど、努力する方向としては記事内容の方が優先順位が高い。

フクマガへの返信

ここからは福地さんに返事する形で語っていこう。

＞ゼロマガで、こんな面白いネタをなぜこんなつまらなくまとめるんだ？

これどれだろうって思っていたけど、深田えいみネタのことらしい。
たしかに素材は面白いか。

自分でどの素材が面白いかもイマイチわかっていない。
「プロ時代の話」
この記事は、特に波乱の展開があるわけでもなく書き終わった後もそれほど面白くならなかったなーと思って100円にしたんだけど、これが100本以上売れて、反響もそれなりにあった。Mリーグ関連以外では結構異例のこと。

なかなか体験できない実話だから面白いのかな？と思ったけどそれなら
「エチケットラインをガン攻めされた話」
がなぜ全く売れなかったのか疑問が残る。自信があったから150円にしたのに３本くらいしか売れなかった。

福地さんの指摘。↓

この文は不要↓
女性からすると、「体のラインがキレイ」とか「きている服がかわいい」とか「画角が参考になる」とかあるかもしれないけど。
本題から外れた余計な記述だ。女がこの本を買うか？　アドゲー雀荘に女性がいる確率より低いわ。

あーたしかにいらないかもな。
この文の直前に
＞こういっちゃ申し訳ないけど、AV女優のグラビアって不思議と全くそそらない。
こういう文章があって、これだけだと角が立つかなと思って保険をかけたんだ。その分冗長になってしまった。

続いての指摘。↓

この文↓は、駄目ではないんだけど、もっと上手い書き方ができそう。
男性の頭の中はシンプルにバカで、すでに裸を見ているから何の妄想も掻き立てられず、魅力を感じられないのだ。

この一文は、自分独特の意見でありながら共感も得られそうで自信があった部分だ。
深田えいみのグラビアがそそらないのはなんでだろう？と、目を閉じて自分探しの旅に出たあとにでた結論なのよ。

でも他にどんな書き方があるんだろう。
福地先生は
「いったんビーチクを見せたら、もう服を着るな」
ってあるけど、これはまとめみたいなものよね。