どんまいアサピン【Mリーグ】

始まったときから話題は持ちきりだった

とことん間の悪い男だな…と思う。

朝倉は、前回の髪型で「アミバ」と話題になったので調子に乗ってしまったのだろう。
今回は「トキ」をイメージした髪型で登場した。

Twitterも話題騒然。

アサピンwww
コラ画像だと思ったけどまじやんけ
完全にトキ様になっとる#Mリーグ pic.twitter.com/bgi4sfVhLm

— あつやん (@Atsugillefu) November 20, 2020

過去に白鳥が何度も髪型を変えて楽しませてくれた。
瀬戸熊がお坊ちゃまヘアー、園田がリーゼントで話題になったことも。

しかし朝倉のトキはその時以上に話題になっていた。
ここまでは朝倉の思惑通りだった。

ただトキのポーズはこうだ。

左手は開く。
やるならこだわってやるべきだ。中途半端は良くない。

事件は東３局４本場

その朝倉が親番でやらかした。

好配牌を手にした朝倉は４巡目に

絶好のペン７ｐを引き入れテンパイ。
躊躇せず

リーチを打った。
事件が起きたのはその後の10巡目。

６ｐをツモってきてツモ発声してしまったのだ。

「ツモ…あ」

とすぐに間違えに気付いた。

ツモ牌を伏せておく。

顔面蒼白の朝倉。
トキの髪型がもはやギャグだ。

手を上げて審判の確認を仰ぐ朝倉。

梶本「こちら審判室です。ただちに対局室に向かいますのでそのままお待ち下さい」

画面が実況解説に移される。

裁定だったり、どうして間違えたのかを２人は話し続けるものの、さすがに間が持たない。

松嶋「我々も朝倉の深刻な表情に、つい言葉を失ってしまっています」
（おい朝倉しっかりせいよ！）

裁定が下される

２分３０秒後、対局室に画面が戻り、審判の判定が下された。

梶本「ただいまの状況について説明します。朝倉選手がツモ発声を行ったんですが、アガリ牌ではなかったので…えー倒牌には至っていなかったのでアガリ放棄で続行します。
流局した際には朝倉選手はノーテンリーチでないことを示すために手牌を開示します。
ノーテン扱いですので流局した場合は親は流れます。
以上です。では対局を再開してください。」
（完全書き起こし）

このとき、審判の梶本さんの声が息切れしていた。
乳首でも舐められているのかというほどハァハァ言っていたのだ。

このことを直接聞いてみた。

梶本「審判室と対局室は違う階にあるから、階段をダッシュしないといけないんだよ。」
梶本「あとは自分の声の返しが聞こえてくるから、余計に喋りづらかったのもあるね」

そういえば張さん（もう１人の審判）も話しづらそうにしていた。
もう構造的にどうにもならないのかもしれないけど、対局場のすぐ隣に審判室があったほうがいいね。
で、その場でマイクを持って説明するとか。

今の構造のままの解決法としては、わざわざ対局場にいくのをやめてはどうか。
対局場の音声を切り、カメラを解説席に回し、マイクと映像で選手から状況を確認する。これで十分ではないだろうか。

梶本さんが螺旋階段を全力で往復するまで全国の人が待つ、というのはあまりに時間の無駄である。

罰則は妥当か

この局は流局した。

朝倉（画面上）は手を開いているもののこれはノーテンリーチではないことの確認であり、実際はノーテン扱い。
勝又（画面下）の１人テンパイ扱いとなり、朝倉の親は流れた。

この「リーチ後の誤ツモはアガリ放棄＆流局時ノーテン扱い」という裁定はどうだったか。

（4）空行為
・空行為とは、発声のみで行為を行ってない場合をいう。
・空チー・空ポン・空カンは、アガリ放棄とする。
・ツモ又はロンの発声のみにて、手牌を公開していない場合は、アガリ放棄とする。
（Mリーグ公式サイトより）

ここに該当する。
公式ルールに沿っているので問題はなさそう。