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行動経済学を麻雀に活かす【麻雀】★★~★★★

本日は、いつもと違う切り口で、麻雀について語っていきます。
人間の心理についての話なのでめっちゃ役に立つかもしれないし、直接的ではないので響かない人がいるかもしれません。

あなたの受け取り方ひとつと言えますが、私はめちゃくちゃためになるし、面白いと思っているので書きます。

行動経済学とは

私は、10年くらい前に投資の世界を学ぶときに「行動経済学」に関する書籍を何冊か読みました。
「行動経済学」というと、なんか名前を見るだけで難しそうな印象あるじゃないですか。
でも実際に読んでみて「行動経済学」は、我々の生活と非常に密接であり、むしろ万人が学ぶべき内容だと感じました。
人間は1日に非常に多くの選択をしています。
細かいのを言い出したら、1日何十万の選択をしているそうです。

生活と同様に、麻雀を打っている最中は選択の連続ですよね。

でも、人間は必ずしも合理的な行動・選択をとるとは限らないんですよね。
この「人間は必ずしも合理的な行動・選択をとるとは限らない」が行動経済学の根本となる部分です。

例をみていきましょう。

300円の鮭弁当

900円のスーパーチキン南蛮スペシャルDX

があり、普段は900円のスーパー(略)の方が売上がよいのですが…

0円の鮭弁当

600円のスーパーチキン南蛮スペシャルDX

と双方を値引きをしたところ、ほとんどの人が0円の鮭弁当を選ぶそうです。

合理的に考えればおかしいですよね。
商品は変わっておらず、値引き額も同じなので「選択は変わらない」のが合理的な行動のはずです。

この実験は、人間は「無料」に弱いという例ですね。
人間は「失う」ということに対して本質的に恐れているそうです。
無料を選んでおけば目に見えて何かを失う心配はない。
だから人間は無料のものに対して、過大な価値を感じるのです。

もう1つ例を出すと、キャッシュバックあるじゃないですか。
今はなんでもポイントが付いてくる時代ですよね。

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たとえば10000円の商品を買うと、1000円のキャッシュバックがついてきますよ!…ってやつです。

みなさんは上記のサービスがあったら、頭の中でどうやって計算されますか?

「うっひょぉ!10000円の商品が実質9000円で買えるじゃん!お得だぜ!さすがに!これは!さすがに!」

と、思ったあなたは、まさに行動経済学を利用した「企業のワナ」にハマっています。

手にした1000円分のポイントは、消費してはじめて1000円分の価値を持ちます。
つまり
「10000円を使って、11000円分の消費ができる」
と言ったほうが正確であり、実態です。
ややこしいですかね?

で、その1000円ってせっかくもらったものだからなんとか使い切ろう…と無理に使いがちですよね?あまりいらないものを買ってしまったり…とか私はよくやってしまいます。
そもそも最初の10000円の商品も、キャッシュバックがなかったら買うものでしたか?

企業としては、もともと9000円で売るものを、10000円でキャッシュバック1000円、と売り出すことにより、11000円の消費を生み出しているわけです。

私はあまりポイントサービスは気にせずに
「本当にその商品は必要なのか?」
ということを真剣に考えて物を買うようにしています。

今日はポイント2倍デーだから!という理由でまとめて買い物するのは、あまり賢くないのかもしれません。絶対生活に必要なものだけを買うのなら良いとは思うのですが、人というのはつい何かしら要らないものまで買ってしまいがちですからね。
チョコとか買っちゃう。

このように、語りだしたらキリがないくらいに面白いんですよ。「行動経済学」って。とても生活に密接していると思いませんでしたか?

私が読んだ中で面白かったのは

この本ですね。わかりやすくて入り口としては最適だと思います。
ただ6年前の本で、高騰しているので、買うなら中古をおすすめします。
もしくは

この本が評価が高いので、新たに読んでみようとポチってみました。

というわけで、いよいよどうやって麻雀に活かすかを考えていきたいと思います。

麻雀でどう活かすの?

人間は非合理な行動をする生き物だということがわかりました。
この事実は人間である以上、避けられようがないのです。

どんな冷静な人でも、麻雀中も、光ったから鳴いちゃったとか、怖いからオリちゃったとか、何かしらの非合理な判断をしているものだと思います。

だからこそ、人間がーー言い換えると自分が、どういう心理でどういう行動をするのかを知ることは重要です。
全ての判断を合理的にすることは、無理でしょう。
我々は麻雀AIであるsuphxではないので。

しかし、鳴き判断や押し引き判断など、自分が大事と感じた選択くらいは手拍子で判断するのをやめ、一度フラットな状態に立ち返って、自分にどんなバイアスがかかっているかを認識し、選択を比較していくことが大切なのではないでしょうか。

逆に言うと、ある程度実力がある人は、そういった心理面にこそ成績向上のヒントが隠されていると言っても過言ではないと思っています。

プロスペクト理論

行動経済学と言えばプロスペクト理論。
プロスペクト理論と言えば必ずでてくるのが

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このグラフ。
「損失ー利得」は、麻雀で言うところの放銃点ーアガリ点やポイントの増減、もしくは金銭の増減だと思ってください。
効用は「心の感じている価値」、簡単に言うとモチベーションみたいなものです。
このグラフからわかることは3つあります。

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