リーグ戦は実力ゲーか
【連続note 10日目】
運命の最終節
20日連続noteもようやく折り返しということで、本日はポエムである。
各団体の各リーグが最終節を迎え、そして決定戦が始まる。
そして年末の風物詩である最強戦で1年を締めくくるのが麻雀プロの一連の流れと言える。
かくいう私も、今からリーグ戦の最終節に出陣する。
現在のポイントがコチラ。
現在4位。昇級確率は70%くらいだろうか。
最終節をチャラくらいで終えたらいけそうだが、チャラくらいを狙えたら苦労しない。
最終戦は少し変わるかもしれないものの、結局はどんなポジションであろうと、一打一打最善を尽くすために集中して打つしかないと思っている。
降級という評価
私はC2リーグから特別入会し、トントン拍子で昇級したあと昨年はB2リーグで降級の憂き目にあった。
筆舌に尽くしがたいほど悔しかった。
普通に生きててさ、1年間をかけてマイナスの評価をもらうってなかなかないじゃん。
会社の給料だって基本的には増えていく一方だし、Xのフォロワー数や、noteの記事数だって積み重なっていくもので、減るものではない。
降級を機に引退するプロは多いが、その気持ちがわかる。
ただ、私は天鳳のおかげでマイナスの評価に耐性があったのかもしれない。
昇段と同じくらい降段しているわけだからね。
これからも、降級や所属リーグによって辞めることはない。
辞めるのは、自分がA1の人には絶対敵わない、ついていけないと感じたときと決めている。
そうだ。私は最高位になりたいというよりも、A1リーグで戦ってみたい。
こんなメンツと真剣勝負ができたら、どれだけ楽しいのかと想像するとワクワクするし、どれだけ通用するのか試したい気持ちが強い。
リーグ戦は実力ゲームか
末端のプロの立場からすると、リーグ戦は最強戦と比較して、かなり実力ゲームである。
リーグ戦は短期上振れゲームだと言われがちだし、実際そういう側面はあるのだが、意外とそうでもないと感じることもある。
例えばそのリーグ内で、1半荘平均+3ptの実力があったとして、通期12節48半荘を打てば、平均で+144pt勝つ計算になる。
この計算が正しければ、相当降級しにくいし、昇級しやすい。
ただ平均+3ptって小さく感じるけど、相当の実力差であると言える。
特に上位リーグほど実力差が拮抗してくるので、+3ptというのはもはや夢物語だ。
過去20期A1リーグに在籍している村上淳プロの通算成績は+2341.5ptとめちゃくちゃ勝っているわけだが、これを20期×48半荘の960で割ると、平均で+2.439という数字が出てくる。
化け物クラスの成績を叩き出している村上さんですら3を割っているのだ。
20期の間に大きく相手関係も変わったり、自分の麻雀も変わったりするので、平均を出すことにどれだけの意味があるかは怪しいが、それでも平均+3pという数字がいかに難しいかがわかる。
しかも平均はしょせん平均なので、最初の半荘で積まれている牌の上下によって-50ptのラスを引いたら、それを取り戻すだけでその期は終わってしまう。
ただ、昨日書いた記事のようにC・Dリーグは実力にムラがあり、+3pt以上という数字もあながち無理ではないと感じている。
1年単位で考えるとどうしても運の要素が強くなるものの、長期で考えるとある程度実力ゲーと言えるのではないだろうか。
最強戦はどうか
最強戦も戦いの場ではあるのだが、そこに参加するためには実力の他にも、知名度や実績など、実力以外の何かが必要とされる。
そういやこうやって毎日note書いているけど、正直10位にでも入れば良い方で、相当厳しい戦いであることは理解している。
あらためてこの記事に列挙されているプロを眺めていくと、A1リーガーやタイトルホルダーが揃っており、私は知名度でも実績でも見劣っている。
この中で三連単を買うなら
◎1着固定の◯▲△流しの6点で勝負する。
もちろん、自分も諦めないよ。
名前を載っけたからには選ばれるために全力を尽くすのが読者や運営者に対する礼儀というもの。
正直、毎日書いているこのnoteも、毎朝の何切るもかなりシンドい。
そして、報われる可能性は限りなく低い。
でもいいんだ。
シンドいながらも、毎日が充実している。
このnoteは、最強戦に出るためでも、読者のためでもあるんだけど、一番は自分のために書いているんだろうな。
努力した事は積み上がっていくばかりで、決してマイナス評価にはならない。
そして今から、絶対に譲れない対局が始まる。
人生においてマイナス評価されることってなかなかないって語ったけど、それと同時に、人生においてこんなに真剣に物事に取り組むこともなかなかないよね。
最強戦にリーグ戦。
ああ、俺は幸せだ。