気づけばそこにいる 並びシャボの捌き方大全【麻雀】★★
並びシャボとは
↑のように読んで字の如く、並んでいるシャボのことだ。
この並びシャボは実戦で本当によく遭遇する。
交差点でも 夢の中でも こんなとこにいるはずもないのに。
本日はいつ並びシャボと遭遇しても良いように、網羅的に解説していく。
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並びシャボ+愚形
手始めに、みなさんには並びシャボを含む何切る問題を3つ解いてもらいたい。
(全て東1局・西家・5巡目とする)
問題①
問題②
問題③
変わっているのはピンズの部分だけ。
さて、あなたはそれぞれ何を切る?
ZEROの選択
① 打1p(2p)
② 打5p
③ 打4m
問題①
打1p(2p)
並びシャボとペンチャン、どちらを嫌うかという問題。
瞬間的な受け入れの広さなら
打4m → 16枚
打1p(2p)→ 14枚
2枚ほど打4mの方が多い。
しかし両面待ちになる受け入れに限定すると
打4m → 4枚
打1p(2p)→ 8枚
と逆転する。
この両面待ちになる受け入れという意識はとても大切で、テンパイした時のアガリ率・ツモ率に大きな差が付く。
36mさえ引くことができればピンフ・高めイーペーコーになるので、打点差も大きい。
これはペンチャンをカンチャンにしても同じである。↓
問題②
打5p。
瞬間の受け入れを最大にしつつ、35pからの変化を見る打4mよりもやはり「両面待ちになる受け入れ枚数」が多いカンチャン払いが正解。
ただ大差だった先ほどのペンチャン(12p)と比較すると、カンチャン(35p)はかなり少差になる。
123567pツモで(両面になる)受け入れが広がるからだ。
一例↓
35pじゃなくて24pだったら変化が減る。
こうしてフラットでの差を知っておくことも大事。
たとえば35pとの「カンチャンとは少差」と知っておけば、「通常は打5pだけど36mが2枚見えてしまっているので今回は4mを切ってみよう」というように応用が利くからである。
並びシャボとペンチャン・カンチャンのイーシャンテンは原則並びシャボを優先することがわかった。
ではシャボ待ちはどうだろう。
問題③
打4m
6pを切ってツモ36mでの即リーチに備えつつ、6pの横伸びの変化(ツモ57p)も残す、という選択も有力だがソウズの変化に弱くなる。
打4mとすると、両面待ちになる受け入れは4枚(ツモ6p9s)しかないものの、変化がかなり大きくなる。
ツモ4578p4578sで両面待ちになる受け入れが増大する。
特にツモ57p57sはリャンメン✕リャンメンの、いわゆる完全イーシャンテンと強い形だ。
一例。↓
この変化量は、瞬間のリャンメンの受け入れ差を覆すだろう。
これは2ヘッドのピンズとソウズが横伸びしやすい形だからであって
問題③-1
↑の1sのように横に伸びにくい対子があると打6pとしたくなる。
ただこうなると1sが待ちとしても悪くないので打4mでもよさそうだ。
難しいのでフォロワーさんに聞いてみよう。
1sがマジョリティって、アンケートバグってるかもしれない。
並びシャボと心中するという選択で、捨て牌が強いというメリットしかない。
変化マックスの打4m。
その中間的な選択である打6pが0.4%はおかしい。
というわけでペンチャンカンチャンと違い、シャボが残る場合はシャボ残しが有力になってくると覚えておこう。
並びシャボの裏技
次の問題を見てもらいたい。
問題④
難しい並びシャンポン+シャボ。さて、何を切る。
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