「手が悪いからこそ前に出る?!」牌譜から分かった麻雀AI「NAGA」の強さ
NAGAが活動再開した
天鳳内で活動していた麻雀AI「suphx・NAGA・爆打」は1年前に活動を停止していた。その中で
NAGAが復活したのだ。
「おそらく強くなった」とのこと。
この時は特に感じることはなかったのだが、トリプル天鳳位の太くないおさんが絶賛しているのが目に入った。↓
他にも多くの人が強いという声を上げている。↓
断末魔に近いなw
美咲ちゃんもファンのようだ。↓
実際、男冥利(天鳳の成績サイト)で調べてみると…
これまで約18000戦の平均安定段位が6.797に対し、11月に活動再開してからの200戦強で一気に9段台に乗せている。
開発者による強くなったというTweetは活動再開前なので、何かしらの手が加えられたのは事実だろう。
ただ、200戦程度の試行では上振れでもおかしくはない。
(関係ないけど、上の数字を見て私が最初に思ったことは、お知らせさんの「鳳南月間打数1041本」という記録の凄さだ。AIを超えているw)
NAGAの牌譜を見て
・本当に強いのか?
・どういう特徴があるのか?
・実戦に活かせる部分はあるのか?
という3つの視点で解説していきたい。
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この記事を書くために、NAGAの牌譜を5つ見た。
・手組み(序盤)
・手組み(中盤)
・鳴き判断
・押し引き
・オリ技術
5つに分けて順番に解説していく。
手組み(序盤)
NAGAは役牌を切り飛ばしていくタイプだ。
ここから東を切った。↓
前巡に9sを切っている。
前巡9sを切ったのにも関わらず、この巡目は8sより東を切ったのだ。
ドラが6sというのも大きいか。
役牌切りが象徴的だったのは次の場面。
NAGAはここから白を切った。↓
よく見ると2sが3枚切れている。
ドラドラのチャンス手だけに打1sが自然だと思う。
NAGAとしては安全度も兼ねて1sを残したのか。
このようにNAGAは数牌を残して直線的にテンパイを狙う。
NAGAの各種数値を牌譜解析で調べると
(左が今NAGA・右が旧NAGA)
アガリ率が22.71%→23.59%と上昇し、リーチ率も17.26%→21.04%と上昇している。
放銃率は11.18%→11.25%と、ほんの少しだがアップしている。
これは手組みを直線的にした結果、テンパイ確率が上がっていることを示しているのではないか。
↓は配牌からの平均シャンテン数を示したもの。
左の今NAGAが巡目が経過する度に、旧NAGAと差をつけていくのが分かる。
手組み(中盤)
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