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ハギーはツイていないのか【Mリーグ】

ハギーの人気が初年度より高まっている。(体感)
登板が決まる度に歓喜の声がTwitterのタイムラインにこだまする。

ハギーの一挙手一投足に注目が集まり、ラスを引く度にタイムラインが盛り上がる。

昨日のラスで
-345.8
という序盤にしてもかなり深刻なマイナスを叩き出してしまった。

日々の生活で蓄積された視聴者のフラストレーションを、ハギーが癒やしてくれているのだ。

ただ今の流れに便乗して、とりあえずハギーを叩いとけばOK!という人もいるのが気がかりなところ。

そこで今回はハギーの牌譜を振り返り、ハギーがどこまでツイていないのか。どの部分が負けに直結しているのかを分析していきたい。

一昨日の半荘から振り返ってみよう。

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11/19 第2試合

東1局 かわいいひょっこりアピール

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渋川
「2mは親の現物ですが、567の三色は絶対見ているので2mと9sの選択ですね」

三色は見切らない前提の解説がウケる。
自分の打ち筋を貫くことは、こうやって「魅せる麻雀」に繋がるのかなとは思う。

この後、ハギーは「親の松本の仕掛け」と「和久津のリーチ」をかいくぐってのツモのみ。

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日吉「ひょっこりー!」

なぜか、わざわざ牌を横にするハギー。↓

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ひょっこりアピールか。
かわいい。
打点もかわいく400700であるが、3人の大物手を潰したので大きなアガリである。

東2局 親なのに無視される

アガって親番を迎えたハギーの配牌。

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日吉「萩原、配牌が悪い」
渋川「456の三色が見えますね」

見えるけどw
渋川さん、とりあえずハギーには三色って言っておけばOKと思っていないか。

猫に小判
ブタに真珠
ハギーには三色
おいおい…!

なんてことを言っていたら場が動き出す!

和久津、鳴きチューレンみたいな積極的な仕掛け!
村上も北ポンのドラドラで応戦する!
松本も負けていない、イーシャンテンだぞ!

3人の手がぶつかり、配牌の「456が見える」以降ハギーの手牌に触れられることは一切なかった。親なのに。↓

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松本がパッツモの20004000。↓

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ハギーの「雪原の400700」は、このマンガン親被りで儚く消えた。

東3局 敗者の心情

親被りしたが、ハギーにとってこんな展開は慣れっこだ。
逆境をウリにしている男ゆえ、気合の表情は崩れない。

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そろそろハギーの打ち筋に注目しよう。
ハギーはここから3mを切った。↓

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まず、ここまで字牌を連打しているあたり、少し現代麻雀を取り入れようとしているのかな…と感じた。
一転して、ここでの打3mもバランスがいいと思う。
北切って真っ直ぐが自然だが、ドラ無しゆえ安全度の高い自風の北を持っておきたい気持ちはわかる。

私は北を切るけど、分かれるんじゃないかな。
7mじゃなくて3mを切ったのは、1mが2枚見えているから…ではない、ハギーの目にはくっきりと567の三色が見えているからだ!
ハギーには三色!

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