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忘れがち!無理仕掛け判断・重要要素【麻雀】★★
盲点シリーズ。
例えばアガればラス回避になるオーラスとしよう。↓
2巡目、上家から出た8pを鳴くかどうか。
「リャンメンから鳴いても苦しい、我慢する」
「手が進んでいることには間違いない。アガリに価値があるなら鉄鳴きの一手」
と意見が分かれるところだと思う。
ちょっと待って。
このような、遠目の仕掛け…いわゆる「無理仕掛け」をするときに、まず真っ先に考えなくてはいけないことがある。
それはなんだろうか。強者ならすぐにわかるはずだ。
答えは「上家が鳴かせてくれるかどうか」だ。
この「上家が鳴かせてくれるか」という要素は、無理仕掛けの成就率を大きく左右する。
状況別に考えてみる。
例えばこんな状況のオーラスだったらどうだろう↓
8pはチーだ。
仕掛けてアガリに向かっていることをアピールする。
するとトップ目の上家は甘い牌を鳴かせてくれる公算が高い。
では自分が親だったらどうだろう。
1つ鳴いたが最後、ガン絞りされるだろう。
だから鳴いても速度は上がらない。
(3~7m6~8sなど、58pよりも嬉しいツモがいっぱいある)
従って、鳴くのは至極の1牌にしたほうが良い。
3pと7sだけチーする。
このように遠目の仕掛けをするときに、必ず上家が鳴かせてくれるかどうかを一考しよう。
東場のフラットなうちは、その人の性格や自分がどう評価されているかなど、複雑かつ不確定な読みになってしまう。
しかし、南場に入ると「かなり鳴かせてくれそう」「ほぼ鳴かせてくれなさそう」と局面がはっきりすることが多い。
最後に実戦例。
実戦例①
アガリラス回避の状況で対面の西を鳴くか。
私はポンした。
これはポン材を含む形が優秀なので、上家がどうであれポンの一手だが、もう少し悪くてもこの状況ならポンする。
実戦例①ー1
これくらいでもポン。
上家が鳴かせてくれないのであれば実戦例①ー1から1枚目の西はスルーする。
無理に仕掛けるよりも、チートイや通常のメンツ手を残したほうがマシだ。
実戦では上家が的確に差してくれた。
下家の親はイーシャンテンであり、この1牌がとてつもなく大きい。
というわけで、南場にちょっと遠目の仕掛けをするときは、上家が鳴かせてくれるかどうかを考えることを習慣化しましょう、というお話でした。
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