国士無双は防げるか【麻雀】★★
鳳凰卓東南戦の国士無双の出現率は
(2020年9月1日~15日のもの)
0.023%と非常に低い。
天鳳には九種九牌があるため、国士無双(以下「国士」と略する)を狙う機会がかなり限定的になっているからである。
そんな低い出現率の役の記事は不要に感じるかもしれないが、たしかに出現率は低くとも、自分が狙ったり、他家が国士を狙っているな…という局面はちょくちょく見る。
九種九牌がないフィールドでは1半荘に1回は自分ないし他の誰かが国士をやっているのを見かける、と言っても過言ではない。
国士無双は「天下に並ぶ者が居ないほど大変に優れた者」という意味で、その名の通り、他の役とはかけ離れた概念を持つ役である。
よって、国士には国士独特の戦術が必要になってくる。
自分はどういった時に国士を狙えばいいのか。
どういう戦術があるのか。
相手が国士を狙っている時は何を考えればいいのか。
本日は国士に絞ってお届けしていく。
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どういう時に狙うか
読者さんの牌譜より
8種。ハッシュドビーフだ。
読者さんは9sを切った。
ここまでバラバラだと、役牌を重ねてのかわし手もかなり遠い。
そこで安全牌を残しながらホンイツやチートイツなどを狙うわけだが、その「残す手役リスト」に国士も加えてやってほしい。
たとえ8種でも数巡で10種になれば立派な勝負手になる。
何度もお伝えしている通り、序盤の手役構想は「狙う」わけではなく「残す」という意識が大切である。
統計で勝つ麻雀(竹書房 著 福地誠・みーにん)によると
配牌の19字牌の枚数を参照した国士成就率は
8種 0.08%
9種 1.5%
10種 8.5%
11種 24.9%
(9種以降は「9種9牌でも流さなかった局」を分母に算出している)
となっていて、8種の数字は0.08%とかなり低い。
ただ、これは8種からもさきほどの読者さんのようにいきなり国士を見切ったケースも当然含まれているので「8種から全力で国士を狙った場合」という数字ではないことは想像がつく。
とはいえ、8種から全力で国士を狙っていては1/1000の大当たりを願ってくじを引くようなもので、とても現実的な戦略ではない。
8種の中でも数巡で10種になり、現実味を帯びてきた場合だけ国士に向かう、という構えを取ることにより、大当たりをなるべく取りこぼさないで、通常の役でもアガリを取れるようになる。
お次は私の実戦譜より。
7種。ナナシュドビーフだ。
私は配牌から何種あるかは必ず確認するようにしている。
これはメンバー時代のクセでもあり、他の人が9種で流しても本当に9種あるのかを確認する。天鳳なのにw
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