【連続note最終回】俺達は麻雀プロか麻雀打ちか
【連続note 20日目】
この連続noteも最終日となった。
最後はやはり最強戦のことについて語ろうと思う。
男子プロ枠は消える?
木原さんのnoteが素晴らしい。
要約すると
となる。
まず気になったのは、どれくらい男子プロは人気がないかということ。
視聴数を調べてみた。
アーカイブの視聴数だし、時期によって有利不利があるので、あまり参考にならない。(当然、古いものほど再生数は増える)
群を抜いて視聴数の多い女流新スター決戦は、篠原冴美プロや中田花奈プロが出ており、運営側が使いたくなる気持ちがわかる。
それ以外は、意外と差がないな。
Mリーガーだからといってバチクソ伸びているわけでもなければ、思ったよりも男女差を感じない。
太字の全日本選手権の数字は寂しいものの、これはアマチュア最強位決定戦も含めて「麻雀で一番強いのは誰だ」という最強戦のテーマのために存続すると思われる。
そこへ降って湧いた男子のアンケート枠である。
我々は麻雀プロか麻雀打ちか
全ての麻雀プロがMリーガーを目指しているわけではない。
とにかく強いやつと打ちたいだけというプロもいれば、リーグ戦だけ楽しんでいればいいというプロ、普及活動をしたいというプロもいるだろう。
本当にそうだろうか。
強いやつと打ちたいだけなら、プロになる必要はない。強者を集めてセットを組めばいいだけだし、天鳳を打つという手だってある。
リーグ戦が楽しい、はとても共感できるが、それも勝ち上がった先に明るい舞台が用意されているという前提がある。
普及活動はプロじゃなくてもできる。
自分を含め、承認欲求に突き動かされてプロになった人が大半ではないか。
自分の実力がどこまで通用するか試したい。
自分の麻雀を見てほしい。
自分の人生における多くの時間を費やしてきた麻雀に賭けてみたい。
誰かにーー認めてもらいたい。
一言でいうと承認欲求である。
昨年、私も木原さんと同様、出場者をアンケートで決めるということに対して違和感を覚えた。金で出場権が買えるじゃないかと。
いや、それ以前にプロになってから男子プロのチャンスの少なさに唖然とした。シンデレラファイトがあっても、桃太郎バトルみたいなものはない。
自分より明らかに実力の劣る人たちがちやほやされている。
麻雀プロは実力で評価されるべきじゃないのか。なんのための麻雀プロだ。
と、思わなくもないが、そういった感情は早々になくなった。
承認欲求に突き動かされて麻雀プロになったのに、圧倒的な結果を残すわけでもなく、圧倒的な知名度があるわけでもなく、金を出すわけでもなく、「俺を見てくれ!」だけでは、あまりにムシのよい話だろう。
自分が運営側だったとしても、現状のように一般男子プロには最低限のルートだけ残して、視聴数の取れる人を採用するだろう。
無風状態
木原さんにこう言われた。
たしかに自分一人が気を吐いたところで、数票がこっちに流れてくるだけで、総投票数はそんなに変わらないのだろう。
だが、もし全員がなんらかの活動していたらどうなっていただろうか。
それぞれのプロに仕事があり、生活があり、家族がいる。
お前みたいに暇人じゃないんだよ、と言われればそれまでかもしれない。
それにしてもあまりに無風すぎて驚いている。
最初にアンケート記事をよろしくお願いします!という言葉とともに引用リポストしたっきりのプロがほとんどだ。
(数人がエントリーを報告した記事を書いたのを確認)
RPを毎朝するとか、川柳を書くとか、スピーカーで10分喋るとか、何かしらの活動があってもいいはずだけど見当たらない。
もしかしたら、発売後にキンマを買い占めたり、活動を始めるのかもしれないが、少なくともここまでは無風だ。
最初は私もほとんど期待していなかったけど、ワンチャンいけるんじゃね?とよぎってしまうほどには無風だったのである。
連続noteは無駄だったか
今回のアンケートは試金石だったのではないか。
一度もやっていない男子プロにアンケートを取ったら、どんな動きが見られるのか…と。
これで発売後も無風のままだったら、最初で最後のチャンスだったということになりかねない。
「入れてください」
だけで票が伸びるなら苦労はしない。
なにかしらの行動で示すべきだ。
篠原さんだって、ナイスバディというだけではなく、毎朝のRPちょうだい活動を始めとするメディア活動を何年も前から継続的にやっての今がある。
ふぅ…。
画像なのか配信なのか音声なのか記事なのか、それとも金なのか。
人によって得意分野は変わるかもしれないが、運営(というか黒木さんと金本さん)はその姿勢を見ている。
数字も取れないくせに、姿勢も見せず、俺を出してくれ!では筋が通らない。
今日までの20日間、連続noteを更新して毎日しんどかったけど、心から良かったと思っている。
こんなもので選ばれるとは未だに思っていないが、少なくともこの数ヶ月で影響力は増したように感じる。
(朝の何切ると連続noteを投稿しだしてから、他の投稿への反応も増えた)
知名度を上げることで、麻雀界に還元しやすくなるし、結果的に自分に返ってくる。
そんなことはわかっていたんだけど、これまでは重い腰が上がらなかった。
なんというダメ人間だろうか。
燻っていた自分に対し、最強戦がビシッと尻を叩いてくれた。
結果に関わらず本当に感謝している。
麻雀プロとしての活動に力を入れすぎたせいで、最近は天鳳を打てていない。麻雀打ちとしての活動に支障をきたしているのだ。
そういう時期があってもいいとは思うが、今後は麻雀プロと麻雀打ちのバランスをとっていきたい。
眩しい舞台
先週のアマチュア最強位決定戦を見た。
舞台は光り輝き、小山さんが名前を叫ぶ。
キレイなグラビアアイドルに豪華な解説陣。メイクさんにカメラマン。
「麻雀」を見せるためだけに、多くの人が関わり、ドラマを作っていく。
普段は誰も見てくれない手牌でも、あの瞬間だけは多くの人が見ていてくれる。
報われない大半の人からすると、あの舞台は泡沫の夢。
一半荘勝負というあまりの無情さに、胸が張り裂けそうになる。
やはり私は木原さんのように「男子プロの存続のために」と聖人のようなことは言えない。
186人の男子プロたちよ。
アンケートを盛り上げていこうではないか。
それは未来の男子プロのためでもあるが、必ず自分の糧になるからだ。
20日間、noteを読んでくださったり、拡散してくださったり、応援していただいて、本当にありがとうございました!
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