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鈴木優が中を止めたワケ【Mリーグ】

ハラハラ見守る

開口一番優が言った。

「今日は集中してよく打てました」

もう50回近く配信を行っているが、優がこうやって自分を褒めるのは珍しい。

【Mリーグ】戦闘民族の検討配信2025.1.13【鈴木優】

特に昨夜のように2着で終わったときは、常に悔しさをにじませ、なんとかトップになる方法はなかったのかと牌譜を漁る「無限反省マシーン」に変貌してしまうのが常なのに。

コメント欄でも

シュークリーム食べたくなりますね
私にもコメントありがとうございます

凄い半荘だったと絶賛の嵐。
特にPiratesクルーたちがハラハラしたのは…

鈴木大介さんが大三元のテンパイを果たした一局。
このときわずか5巡目だったのだが、直後に優がツモってきたのが…

当たり牌の中!
優はそこそこの手牌を手にしており、放銃してもおかしくはない。

控室で見守る3人の仲間の脳裏にかすめたのが、昨シーズンの一局。

堀さん(上家)が大三元含みの仕掛けを入れているのにも関わらず、優はリーチを敢行した。
このときはファイナルの佳境であり、Piratesとしては大きなラスさえ引かなければ安泰、という状況である。

役満をも恐れぬ戦闘民族。
やばい!中が出てしまう!と誰もが思った。

優は場を一瞥いちべつし…

現物の8sを抜く。
優はオリを選択し、この局は役満の横移動となったのだ。

もう一つ、ビタ止めがあった。

対面の親リーチを受けて安全牌がない。
打牌候補としては筋の7m・7s・8p、端っこの9m、などがある。

みなさんなら何を切るか考えてみてほしい。

優は8pを切って通過。

堀さんの手牌は

ペン7s待ち。
優の手牌から今にも溢れそうな牌だった。

その後も優は幾度となく手詰まりを繰り返すも、7sを切らずに流局。
視聴者は「あの戦闘民族には何が見えているのか」と驚いていた。

この2つのビタ止めを中心に昨日の戦いを振り返っていく。

中のビタ止め

まずは大三元の方。

優は
「もちろん大三元とは思っていませんでした」
と振り返る。

9pポン→打7p

まずは大介さんの捨て牌に注目。

5p→7pと手の中から出てきて、何らかの手役を狙っているなということがわかりますね。

「そうなんですよ。トイトイ、ホンイツ、三元役、何かわからないですが、ターツを払いきって2副露しているのでテンパイの可能性が高いと推測しました」

中を切ることは考えましたか?

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