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東場は打点【麻雀】★★
昨日の紹介した沢崎本の中でも繰り返し書いてあったのが「東場は打点・南場は順位」という言葉である。
天鳳(東南)でもそれは変わらない。
ゼロマガでもくどいくらいに言ってきた。
沢崎プロのケース
東場の子番で、沢崎さんはこの東を鳴かなかったそうな。↓
赤入り麻雀において、3900は勝負手にあらず、と。
ただこのあと三元牌が重なったり、赤5mをツモったりトイトイになったりもするし、守備力も無いわけじゃないから、鳴いていいと思うんだけどなー。
ポンすると、三元牌のいずれかを切ることになり、その分マンガンの受けが減るとも言えるし、慌てて鳴かなくてもいい、というのが沢崎さんの判断なんだろうね。
沢崎プロのケースその2
南場の北家、沢崎さんはここからトイツの東に手をかけた。↓
いや、オタ風の西があるやん、と。
沢崎さんに言わせると、これはもうメンタンピンにしなきゃダメで、どうせ右側4枚の字牌は全部切るんだから切り巡に注意する、ということだ。
東を離して切ることで、自分の手の内をさらさないことに重きを置いた一打だ。
ね。沢崎本、面白そうじゃない?
個人的には、「東のトイツ落としがバレることのロス」がどの程度のものかが懐疑的で(手役傾向がわかっても麻雀は取れる対応が限られている&むしろ牽制になってプラスになることも)メンタンピンを狙うなら、中を役牌アタックしておきたい気もする。東が暗刻ることもあるしね。
ここらへんにも沢崎さんの自分の河をどう見せるか?という美意識が垣間見れる。
打東の是非はおいといて、この手を見た瞬間に「メンタンピン一直線!」となる点は同意である。
ⓝNAGA25のケース
他の場所からの引用ばかりで申し訳ないのだが、木原さんのブロマガを読んでいて、二度見するほど驚いたのが次の場面である。
ⓝNAGA25はこの役牌・南をふかした。↓
(ふかす→スルーする)
この南、ポンしないことある??
ドラ東が重なったり、遠くに三暗刻もあるのはわかるけど、ここまで変化のルートが狭いと妥協の1500をアガってさぁ次局、となるのが普通だと思う。
まだ4巡目でイーシャンテンだからこそ、ギリギリ変化を待とう、そういう判断だろう。
一応上家から出たしね。(下家からなら2人のツモを飛ばせるメリットも)
で、69pをツモったら躊躇なく3s・南のリーチを打つんだろうな。
AIだからもともと「躊躇」という概念はないのだけども。
昨今では、2巡目の7pのところで東を切る打ち手も多いのではないだろうか。
まとめ
東場は打点、というタイトルで紹介した3つの局のうち2つが南場のものだったが、それくらい打点は大切だということにしておこう。
鳳凰卓のように、ある程度まっすぐ打ち進めることができるレベルのメンツに囲まれると「牌効率」や「押し引き」なんかじゃ勝負は決まらない。
ではどこで差がつくかというと、そのうちの1つが「打点意識」だったりする。
重なったらホンイツにいく!と役牌を残す
チーはせずにポンだけしてトイトイの目を残す
いつもなら切ってしまうドラを少し引っ張ってみる
打点意識といっても、ほんの一瞬のことだ。
すぐに普通の安手進行に妥協することも多い。
ただその一瞬の打点意識が実れば強く押していける手になるし、アガることができれば後々の展開が楽になる。
最近よく紹介する「危険牌先逃し」も差がつく要素言えるね。
強い人の牌譜を見ても、イマイチ強さがわかりにくかったりしない?
一流に奇手はなし
華を開く機会は数少ないけども常に打点を意識し、紙一重の場面で危険牌を先に逃し、あとは当たり前の判断・押し引きをしているだけなんだよね。
初級者→中級者
の段階では、牌効率・押し引きが勝敗を決めるけど
中級者→上級者
には、打点意識・危険牌先逃しによって差がつく。
ふと、そんなことを思った週始めなのでした。
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