Mリーグはプロレスか【コラム】
どこまでエンタメに寄せるか
あくまでも噂話でしかないのだが、Mリーガー同士でMリーグのエンタメ性について度々議論になっているという。
新規ファンの獲得が必須のプロリーグにおいて、マニアしか分からないような細かい駆け引きや、期待値を積むというような地味な行動は、麻雀プロとしては本質的であるものの、エンタメとしては微妙じゃないのか。もっと他にやることがあるのではないか…という意見である。
エンタメ派がイメージしているのは「ミリオンシャンテンさだめだ!」における、デスペドーラだろう。
デスペドーラとはマンガ内でできた麻雀の新団体。↓
侍のような切れ味鋭い攻め筋を見せる極限堂。
無理仕掛けから濁流を作る芥川。
点数計算が完璧な大泉。(地味)
粘りのさだめだ。(主人公)
配牌女王のめろん畑。(マンガ)
それぞれの個性をいかんなく発揮し、卓上で派手なやりとりを見せる。
Mリーグをどの程度エンタメに寄せるかはおいといて、今のままではガチすぎてパフォーマンスを最大化できていないのでは?というのがエンタメ派の主張である。
ここから内部の人がどう思っているかを、私が勝手に想像しながら書いていく。
ツッチーの場合
ツッチー(土田浩翔プロ)は完全にエンタメ派だ。
「こっちが入れば3巡以内にツモれるんですけどねぇ」
「今日の◯◯はツヤがあっていいですよぉ」
解説時の言葉の端々からエンタメを感じさせる。
ツッチーは、その昔「われポン」に出た時、プロとして呼ばれたからには…!と真剣に対局に臨み、必死の思いで優勝したことがあった。
(われポン→われめDEでポン→芸能界の雀豪による麻雀バラエティ番組・地上波)
しかし放送後、ディレクターに「次回は来なくていいよ」と言われてショックを受けたという。
勝つだけじゃダメなんだ。
いや勝ち負けはそう関係ないんだ、視聴者を楽しませなければダメなんだ…と。
この出来事を境に「麻雀を魅せる」「視聴者に楽しんでもらう」という意識が強くなり、今のスタイルになったのである。
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