進撃の魚谷プロより学ぶ、よりよいイーシャンテンとは?【麻雀】★★★
よりよいイーシャンテンとは
とある鉄強プレイヤーが言っていた。
麻雀はテンパイを目指すもの?
アガリを目指すもの?
いいや、よりよいイーシャンテンを目指すものだ。
と。
「麻雀はテンパイじゃなくてアガリを目指せ!」
とはよく言うが、それじゃ抽象的でわかりにくいからこう言ったのだと思う。
たしかに、イーシャンテンになったらほとんどの手牌で選択に差がつかない。
言い方を変えると、ある程度のレベルの打ち手になったら、イーシャンテンになったところで仕事は終了。
だから一番差がつくのは2シャンテンの部分なのではないか?ということだろう。
では、よりよいイーシャンテンとはどのようなものだろうか?
私は以下の3つだと思う。
① 十分なイーシャンテン
② 安全牌を確保しているイーシャンテン
③ 高打点のイーシャンテン
この3つのいずれかを目指して2シャンテン時の選択に活かしていく、ということだ。
目下絶好調、最強のマーメイドとなった魚谷プロの実践例を挙げて、具体的に説明していこう。
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天鳳と相性抜群!早め5ブロック打法
魚谷プロのMリーグ実践譜より。
タンピン系の手牌で、浮いた6mに5mくっついた場面。
白を切れば目一杯のリャンシャンテンになるが…魚谷プロのバランスは
Mリーガー御用達「早め5ブロック打法」!
これ、7pが2枚切れているのでこうする人も多いと思うが、7pが見えていなくても6pを打つべきだと思う。(456の三色を見るなら8p)
上の3つで言うと、② 安全牌を確保しているイーシャンテン になりやすいからだ。
もうほんとね、この「早め5ブロック打法」はめちゃくちゃ大事だと思っている。
コチラに「早め5ブロック打法」のメリットを詳しく解説しているので読んでみて欲しい。
特に天鳳との相性は抜群だ。
相手の攻撃を受けたときに危険牌が浮いているのと、安全牌を切って保留できるのとでは雲泥の差だからである。
魚谷プロの華麗な牌譜をみた後に、私のゴミクズのような牌譜を見て欲しい。
私はこの手牌で安全牌(候補)の北をのほほんと切った。
しかし「早め5ブロック打法」を意識するなら、2sか4sを切る手もある。ターツに明確な優劣がついているなら早め5ブロックだ。
この場合ドラが7sなので2s4sを払うべきかもしれない。
でも、9pを切っていってのタンヤオルートもあるから難しい。
でもでも、放銃負荷の高い天鳳の南場だしなぁ。
9sが重なって、ようやくターツ選択。
この巡目で6ブロックから5ブロックにするためにターツを選んでいるようでは…
天鳳では遅いのだ。
直後に対面からリーチが掛かり、手詰まってからの放銃。
牌譜をくまなく調べたら、安牌を1枚抱えているだけで防げた放銃だった。
今見返していみると、北切りの選択はかなり難しく、そこまで悪くないなとは思った。9pが両脇の安牌だし。
しかし「早め5ブロック打法」を実践していれば…と、この放銃のせいでラスを引いた私は、寝込みながら後悔の闇に落ちた。
この選択の是非は置いといて、「早め5ブロック打法」ができるかできないかでは押し返し力が大きく違って、特に天鳳の場合はキーになると感じている。
私のマイブームだ。
私のマイブーム…
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