伝説の一局【麻雀】

２週間の充電期間を経て鳳南に復帰した。

というわけで久しぶりの麻雀記事。
印象に残る一局があったので、その一局だけを細かく追っていく。

■序盤

まずは状況をごらんあれ。

ラス目で迎えた南一局の親番の配牌。

ソウズが多くてホンイツはもちろん意識するとして、ドラ４ｍを絡めたタンヤオルートも残したい。

１ｍと９ｐどっち切っても良さそうけど、それより考えないといけないのは、「何を鳴くか」である。

チーはしない。
３ｓ６ｓ８ｓ北、あなたはポンする？

実際に北が出た。

これ、配信中にアンケート取ったところ、ポンする人が半分くらいいたんだけど、私はスルー奨励。

北ポンしてホンイツトイトイになったらマンガンになるものの、現状トイツが１つ足りない上に３ｓと６ｓは簡単に出る牌ではない。
となると、危険牌だらけでリターンは2900という見合わない手組みになってしまう。

瞬間北を連打されてもスルーする。
慌てなくても北を落としていけばタンヤオになるではないか。

この４種の中では６ｓだけポンするかな。
６ｓがポンできれば８ｓ・北と鳴きやすくなるので、なんとかなりそう。

端牌を払った３巡目。

５ｓをツモって俄然ホンイツが濃くなってきた。
ここで切る牌は当然浮いている…

西だ。
６ｐはまだ切らない。
ホンイツと言っても門前で育てばよいが、大体は鳴きに頼ることになりやっぱり2900になってしまう。

西重なりはメンホンチートイイーシャンテンになるので痛いが、６ｐ周りでターツができたときのタンヤオルートは残したい。
ドラが４ｍってのが大きいね。
ドラがソウズなら一気染めする。
ドラ色のホンイツ、バラ色の人生ってね。（石井一馬プロの格言）

ツモ３ｍ。
ドラ表示牌だけに、北を落としてのタンヤオもあるが、私は３ｍをツモ切った。
１ｍ切ってるし、６８ｍターツがドラをフォローしてくれる。

あるのよ、タンヤオとホンイツの天秤って。
このように、序盤であれば高打点のルートを複数残すのが攻撃力アップの要となる。

次に３ｓをツモ。打６ｐ
ホンイツ濃厚になったけど、カン７ｍが入ったときだけシャボ待ちでリーチを打つ。

こうなったら２枚目の北もポンする。
2900になってしまうが、スルーした時との速度差が大きい。

■中盤

４ｓをツモって打６ｍ。
ドラ受けを見切り、危険度の高い順番に切る。

下家から３ｓが打たれる。
当然スルーするが、４巡目くらいまでならポンしてチンイツに走るという選択肢もある。

こうしてカン５ｓでテンパイ。
自動アガリボタンを押して考えるのは、やはり何を鳴くか。

難しい。
４６ｓ北をポンすると待ちがよくなるが、５ｓが余ってしまう。
５ｓ切ること自体が少なからず危険だし、自身の警戒度を高めてしまう。

鳳南では４ｓ・北スルー、６ｓポン有利と私は考えるがどうだろう。
（６ｓポンすると５ｓがやや安全になるのと、４ｓ待ちが少しいいかという感覚）

北ポン打６ｓとすると４面張になるが、打点が余りに落ちるので考慮外。

■終盤

いよいよクライマックスが近づいてきた。

ツモ４ｓ。
まぁまぁまぁ、人として５ｓを切るべきだけど、さっきもちらっと言ったとおり、６ｓって山に無さそうなんだよなー。（上下が１打目に９ｓを切っている）
加えて危険度的にも５ｓより６ｓの方が安全だ。

打点的には9600～12000、ツモって6000オールと申し分ない。
天鳳だけだよね、この手で迷うのって。

ようし、ここは６ｓを切るぞー。
うん、６ｓを切るぞー。

…やっぱりボクは役満が、欲しいんだ。
って言いながら、鉄壁がチューレンに受けるシーンあったよね。

言い訳すると、一番期待できるのは北のポロリであり、その時に18000って言いたいのと、やはりツモっての（ほぼ）エンド抽選を受けたい。

２巡後に上家からリーチ。
無視ですわ。

と思ってたところ…

５ｓが赤となって帰ってきた。
おかえり。

今度はどうだ？
明確なテンパイ者がいて、その人は１打目に９ｓを切っている。
６ｓを軸にしたターツがあると想定すると、４７ｓや５８ｓは切りづらい。

安全度、リターン…もろもろを考えると

こうじゃないか？
曲げちゃうと脇（下家・対面）からの北をキャッチできなくなるが、脇は現物を合わせているのでオリている可能性が高い。

下家が６ｓを合わせ、それを対面がチー。

ドキドキ…

いました！ここに！北が！
8000点持って現地に集合です！

■まとめ

振り返ると、北をポンしても、道中ツモ3mのところで北のトイツ落としをしてもこのアガリはなかった。

どうせ遠目なら高いルートを複数残しながら進める意識が吉と出たのだ。

というわけで復帰後の成績は上から（6-6-6-2）と上々。
もう大体折り返したので、八段復帰もすぐでしょう。（フラグ）