ホンイツの哲学【麻雀】★★★
麻雀偉人 かく語りき
古代ギリシアの哲学者、プラトンはこう言っていた。
思考とは魂と魂の会話である。
(プラトン 古代ギリシア 紀元前427~347)
我々は、思考を牌に乗せて麻雀を打っていると言える。
たとえ相手と会話がなくとも、何半荘か真剣にみっちり打つと、互いをわかりあえたりするものだ。
一方でこういう哲学者もいる。
麻雀はホンイツとホンイツをやっていないものとの戦いである
(ゼロストテレス 日本 1977~2020)
ゼロストテレスが言っているように、麻雀を打っていると頻繁に誰かがホンイツに走る。ホンイツは現代のぶっ壊れ役だからだ。
ゼロマガでも過去に何度かホンイツを取り上げた。
ホンイツ厨になれ ★~★★
VS ホンイツ仕掛け ★★
余っていないホンイツテンパイを読み切る ★★★
今回はその続編として、まだまだ語りきれないホンイツにおける戦術を紹介していく。
==============
字牌トイツの数で打ち分ける
まずは、自分のホンイツ進行から。
読者さんの牌譜より。
みなさんはこの配牌から何切る?
ZEROの選択 打西
読者さんも西を切った。
ゼロストテレスの言葉に引っ張られて8mを切った人も多いのではないか。
打8mも悪くないんだけど、西を重ねても3900止まりであり、それならオタ風の西を切っておいて789の三色を含めたメンツ手のルートも残したい。
正直打8mでもいいと思っているが、8mが7mだったら西を切るべきだ。
アンケートもとってみた。
自然な打西が61.1%
ホンイツ民族が増えてきているとはいえ、みなさん現実との折り合いをつけているようだ。
789の三色とホンイツを残すなら打1s。
ドラ0なら有力になってきそう。
同色牌(ピンズ)が7枚あっても、字牌トイツが1つもないと、意外とホンイツにはなりづらいものだ。
逆に同色牌が4枚しかなくても、字牌トイツが2つあるときは、結構な頻度でホンイツが成就する。
↑のように字牌トイツが2種あったら、多くの人がホンイツを意識する。
「ホンイツ見切りコンシェルジュ」になるためのコツは、字牌が1種の時と0種の時にある。
1種の時に
ホンイツを意識せずにオタ風(西)を切ってしまう人が多いが、次に字牌が重なると途端にホンイツへ行きやすくなる。
2m(8m)を切ってツモによってピンズかソウズか、それともホンイツを見切るのかを決める。
良いとは言えない配牌なので、字牌が持てるのもいい。
1種ホンイツ残しは、ローリスク・ハイリターンであり、強者必携の技術なのだ。
0種の場合はホンイツを重く見ない。
同種牌が8枚以上あればチンイツもあるのでホンイツを見るが…
7枚の段階ではオタ風の西を切って保留し、次のツモによって決める。
字牌トイツ2種以上→ホンイツを強く意識!
字牌トイツ1種→1289牌を切ってホンイツを残す!
字牌トイツ0種→意外とホンイツにならない!
枚数だけでなく形も大事だし、手牌によって例外はあるけども、この考えをベースに最序盤の選択に活かしてもらいたい。
さて、西から切り出した読者さんの続き。
2巡目に中をツモってきた。
読者さんはこの中をツモ切り。
たしかに字牌トイツ0種はあまりホンイツを見ないほうがいいんだけど、ピンズが7枚と多く、ソウズも愚形残りとあれば、ここは打8mが良いと思う。
次に南が重なった。
待望の役牌トイツだ。
打8mで、元気よくホンイツダッシュ!
そして次の巡目に南が暗刻に。
ここで何を切る?
最後までお読み頂きありがとうございました! ↓スキすると毎回違うメッセージが表示されます!