【無料】折り合いをつける【麻雀】★~★★★
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本日は一応麻雀の記事ですが、精神的なお話が中心です。
目標・月100万
まずこのnoteの話。
月収100万を目指します。
長期目標であった500人を初月にアッサリ到達し、次の目標もないまま続けてきましたが、やる気を促すためにも目標を設定します。
正直、私はお金そんなに必要ないんですよ。
物欲もほとんどなく、余生もそう長くない。
さらに家族もいないので、人よりお金を使いません。
名古屋の片隅に住んでいて、月に20万あれば生きていけます。
じゃあなんでそんな高い目標を設定するかと言うと、モチベを保つ意味が1つ、もう1つは麻雀業界のためにもなるかな…と思ったからです。
なんでお前が稼ぐことが業界の発展になるんだよ、と思うかもしれませんが、業界を発展させたかったらあれやこれや言う前にその業界で稼ぐことがてっとり早いんです。
またキンコンの西野さんの話になりますが、彼がクラウドファンディングを始めたのが7年前。当時は「守銭奴」「ネット乞食」と散々な叩かれようでした。
しかしクラファンを必要としている人もいるはずだし、救われる人も大勢いるはずだ、と西野さんはクラファンの文化を定着させようとしました。
そのためにはどうするか。
それは、自分がクラファンでより多く稼ぐ、より多く資金を調達するしかありません。こうして西野さんはこれまでに合計で3億を超える資金を調達しています。(上の動画より)
こうして7年経過した現在、クラファンのイメージはどうでしょう?
当時の銭ゲバ的な印象は薄れ、かなり一般的になってきたと言えるのではないでしょうか?
コロナ禍において、地方の雀荘がクラファンで危機を乗り切ったのが、記憶に新しいですよね。
(私も1万円ずつ3店舗に支援させていただきました)
というわけで私が稼ぐことが業界の発展につながるのであれば何よりかと。
もう既にVtuberがやっていますよね。
雀魂配信の再生数がとても多く(麻雀業界ってアツいんだな)と思わせることで、実際に多くの方が他のゲームから麻雀に流れてきていると思います。
多井さんが高額で毎日いろんなところで馬車馬のように働いているのも、同じような意味合いがあるハズです。
私を含め麻雀業界に携わる人は、VtuberやMリーガーに足を向けて寝れません。
多井さんやVtuberの数字からするとしょぼいかもしれませんが、noteで月100万となれば、そこそこのインパクトがあるのではないでしょうか。
その目標を達成するためには、何より読者の前に自分が飽きないこと。
サムネ・テーマ・文章…どうすれば読者に興味を持ってもらえるか、情熱を失わずに挑戦し続け、毎日更新を心がけていきたいと思っています。
ブログのタイトル通り、私の麻雀人生をかけて、熱を失わずに取り組みます。
今後もご付き合いください。
それでは本編!
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折り合いをつける
私はたまに競馬をやるが、競馬には「折り合い」という言葉がある。
競走馬ってどこがゴールかわかっていないんだって。
だからほっとくと、本能に従って全力疾走してしまうし、コースから外れてしまうという。
そこでジョッキー(騎手)が制御するのだ。
ジョッキーと馬の呼吸が合い、命令どおりに動かせる状態を「折り合いがついている」と言う。
「人馬一体」とも。
麻雀で言うと、半荘のゴールは「よりよい着順をとること」であり、そのゴールに向け、欲望のまま打ちたがる自分の本能を制御して「折り合いをつける」必要がある。
先日、3度目の天鳳位を達成した「太くないお」氏は、そのラグ読みが話題になっているが、私はメンタル面が突出していると思う。
劣勢だろうがなんだろうが、油断も隙も、諦めもない。
結果的にラスを引こうがそれは抽選の結果と受け止め、すぐに次の予約ボタンを押しているのだ。
「長期の安定段位を上げる」という明確な目標があるから、目の前の結果に左右されず、自分の本能に折り合いがついているのだと思う。
同じ最近の天鳳位である「お知らせ」さんにも同じようなメンタルの強さを感じる。
人間である以上
まずは大前提。
あなたが麻雀を打てば、心の中の競走馬である「感情」は必ず動く。
カンチャンが1つ埋まれば嬉しいし、めくり合いに負ければ悔しい。
これは人間であるから仕方ない。
仕方ないんだけど、その嬉しい・悔しいという感情は、必ずあなたの判断を誤らせる。
ではどうすればよいのか。
まずは今言ったことを、認識する必要がある。
人間だから感情は動くということ。
打っていて(あ、今自分喜んでいるな)と客観的に見れるようになればよい。そうすれば(気を引き締めよう)とフラットな自分に戻ってこれる。
(イラついているな)と気づけば(冷静になろう)と戻ってこれる。
もう1つ大事なのは、長期の目標を設定することだ。
麻雀は短期で結果が出ない、運に左右される、とあれほど言われていて、自分でも分かっているのに短期の結果に一喜一憂しがちだ。
あまり短期の結果に左右されない目標を立てるのがいい。
だから
「◯ヶ月以内に◯段」
というのはあまりよくない。
麻雀は実力が結果に反映されないことが多く、そんな結果を目標にすると、ポイントに囚われてしまい、そうすると感情がより動いてしまうことになる。
だから結果を目標にするときは、年単位くらいの長さでいい。
その目標に向け「毎回牌譜を見直す」とか「ゼロマガをしっかり読む」とかの実力向上手段を選んだり、その上で「ちょっと高打点を意識する」とか「苦手な鳴きを増やしてみる」などの修正を戦略的に試しみてみるのもいい。
レベルに合わせて「点数計算を覚える」「ポン出しチー出しの牌は絶対覚えておく」などでも、なんでもいい。
そういった結果に左右されない小さい目標を立て続けることで、感情は動きにくくなると思う。
また、木原さんは、技術はメンタルを凌駕する、と言っていた。
メンタルのせいにするのは、しょせん技術が足りないのだと。
実戦例
今度は局単位での「折り合い」について。
配牌がこんなだったとしよう。
なんぴとたりとも俺は止められねぇ!
と、気合の入る配牌だ。
この手を2000点で終わらせてなるものか、と中を切る。
しかし、ツモが効かぬまま迎えた9巡目に
この形で打たれた3sや5sはチーの声を掛けるべきだろう。
配牌では価値の高かった手牌も、9巡目となれば急激に価値は落ちている。
決めてやる、という気持ちに折り合いをつけ、目標をしっかり下方修正するのだ。
次は私の実戦譜。
ラス目で迎えた南3局の親。
私はこのテンパイに受けずに(お前ら全員ぶっとばしてやるからな!)など思いながら9sを切った。
そもそも、そうやって思うことがすでに感情が揺れていることであり、あまりよくないのしれないw
その後なかなかテンパらず
周りに好き放題仕掛けられて、ようやくテンパイしたのが上図。
4mと8pのシャボであり、1枚ずつ見えている。
最初のカン8s待ちのテンパイより劣化している…そう思った自分はダマテンに構えた。
結果的にその後も好き放題打たれ、他家にアガられてしまった。
たしかに最初のカン8sより悪い待ちかもしれない。
しかし、巡目…仕掛け…と、それ以上に状況は悪化している。
ここは「この手で決めてやる!」という気持ちに折り合いをつけ、目標を下方修正し、親リーで抑止すべきだった。
この点棒状況で親リーチを打てばなかなか誰も向かってこれない。
次。
親からリーチが入って何を切る、という場面。
一発とは言え、ドラが3枚あるので、ワンチャンスの8mくらいは切りたくなるが、現状リャンシャンテンであり、テンパイするまであと何枚無筋を切ればいいのかわかったものじゃない。
ここは「このドラ3をアガリたい」という気持ちに折り合いをつけ、現物を抜く場面ではなかろうか。
逆のケースもある。
リーチが入り、ベタオリしていたが、不意に価値のあるイーシャンテンになることがある。
その際に、心のギアが完全に「ベタオリモード」に入っていると、イーシャンテンになったことすら気付かず、ただ現物を並べるだけのマシーンになってしまう。
強者…とくに太くないおさんやお知らせさんのような一定の出力をしてくる強者は、ここらへんの粘り込みが凄い。
オリてるとか押しているとかに関わらず、毎回手牌と巡目と見ながら冷静な判断を下している。
きついぜ…とか、ひゃっほぅ!とか、そこらへんの感情が一切ないかのようだ。
最後。
まずは、点棒状況を見て欲しい。
南2局のラス目でライバルからリーチの入った場面。
この手牌から何を切るか。
我、死に場所を見つけたり…!
そう呟きながら、7pを切った。
手牌価値は低く、普段ならオリる場面だが、ここは全面戦争だ!
その後も5枚連続で無筋を勝負して、値千金のアガリをものにした。
ときに「厳しい」という気持ちにムチを入れ、普段なら価値の低い手で押し切ることも大切だ。
書いてて思ったが、いちいち
(なんぴとたりとも俺の前は走らせねぇ!)
とか
(お前ら全員ぶっとばしてやるからな…!)
とか
(我、死に場所をみつけたり…!)
とか思うのが良くないんだろうなw
上の手牌もツモが効かなかったら、巡目と相談してしっかりオリることだって大事だ。それが折り合いをつける、ということなのだ。
なぁにが全面戦争じゃ!だw
みなさんも、私を教師にしたり、反面教師にしたりして、対局中に揺れる自分の感情に対し、ぜひ折り合いをつけてほしい。
ではまた明日!
(ゼロマガ 2020/7月号)
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