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竹内元太はMの舞台で舞えるか【Mリーグ】

実績よりも大切なもの

突然だが、下のデータを見てもらいたい。

太  +36.2
浅見 -107.2
猿川 +28.4
大介 -97.2
菅原 -48.6
中田 -261.3
仲林 -109.7
優  -92.8
醍醐 -214.4
渋川 -105.1

これは、ここ2年における新加入選手たちの初年度のレギュラーシーズンの成績である。
ご覧の通り、誰一人として大きく勝ち越していない。タイトルを複数回獲得している仲林や醍醐、渋川ですらマイナスに沈んでいる。
新加入シーズンから活躍を遂げた例は、伊達や松ヶ瀬の時代まで遡る必要がある。

Mリーグの舞台で活躍できるかどうかは、実績よりも環境への適応が重要である。
特に一年目は、ルールや対戦相手への対応に加え、Mリーグの習わしに慣れる必要があるのだ。

チーム戦の形式、遅い開始時間、広くて暗く静かな会場など、Mリーグには独特の要素が多い。

そんな中、昨夜2人の新加入選手がデビューを果たした。
セガサミーフェニックスの竹内元太と浅井堂岐である。

ここで、6年間観戦記者としてMリーグを見てきた私が、この2人のうちの1人である竹内元太がMの舞台で活躍できるのかを、昨日の牌譜をもとに分析していく。

分析の大半が竹内についてになるが他選手にも触れている。
麻雀の話が中心となるものの、随所に彼の性格や人となりにも触れている。

6年間Mリーグを見続けてきたことから、分析には自信がある。

また観戦記者を辞めた理由の一つとして、本当に自分の書きたいことを書くためだ。読んで不快に感じるような攻撃的な文章は一切書かないが、忖度はせずに、感じたままを率直に書いている。


人となり

竹内元太を一言で言い表すなら…

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