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生涯を通じた口内炎との戦いとその対策

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どうしてももう一度最強戦の舞台で戦いたいんです。
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やつに苦しめられたことがないと言う人もいれば、今回の記事に共感できる人もいるだろう。

QOLが著しく低下する

「少し染みるな」
やつとのエンカウントはちょっとした違和感。
それが地獄の日々のはじまりになることは、これまでの長い人生で学んできた。

やつはすぐに恐ろしいモンスターへと成長する。
生涯をかけたライバル、口内炎の誕生である。

ひとたび口内炎ができるとQOLが著しく低下する。

一番キツイのは食欲を阻害してくることである。
右に口内炎ができたとしたら、なるべく左のゾーンで食べようとはするのだが、口を動かすだけでも痛い。そのうち食材の汁がデスゾーンに侵食してきて(っっっっ!!!)という声にすらならない痛みが襲いかかってくる。

生きていて一番の楽しみである食が楽しめないと、気力が萎える。
本来は口内炎のときほどバランスの良い栄養を摂取する必要があるのだが、やつと戦っている最中にサラダを食べるなんて、裸足で剣山を歩くのと同じだ。

結果的に栄養が摂れず、口内炎が治りにくくなるという悪循環に突入する。

睡眠欲もそう。あまりに酷くなったら、痛さで目が覚めてしまう。
そもそも睡眠不足で免疫が低下したときに口内炎はできやすいので、これまた口内炎のせいで悪循環に突入してしまう。

性欲も同様だ。
痛すぎて、キスをはじめとするペロペロ行為全般が苦痛に変わる。

このように、やつは人間の三大欲求を阻害してくる。

仕事や麻雀にも集中できなくなり、食べれず、寝れず、ペロペロできず…という日々を過ごしていると、意識をずっと痛みに持ってかれ、目が虚ろになってくる。
立派な口内炎ゾンビの誕生である。

私は定期的にやつと戦ってきた。
そのたびに様々な文献を調べ(最近ではYouTubeを漁り)ありとあらゆる対策を試してみた。

以下に、やつとどう戦っていけばいいのかをまとめる。
これは、40年以上の時をかけた、俺とやつとの戦いの歴史なのだ。

予防は夢物語

そもそも、やつとエンカウントしないに越したことはない。

口内炎の主な原因は
・ストレスや疲労による免疫力の低下
・栄養不足(特にビタミンB2・B6・Cの不足)
・口の中を噛むなどの物理的刺激

と言われている。
私自身の体験を振り返ると、睡眠不足であることがほとんどだ。
これも免疫力の低下によるものだろう。

なんというデスループであろうか。
口内炎によって、ストレスが溜まり、栄養が摂取できなくなり、眠れなくなり、結果的に口内炎が長引くことになってしまう。

規則正しい生活を送りバランスの良い食事を摂って予防できれば良いのだが、わかっていてもなかなかできない人がほとんどだろう。

エンカウント直後に攻め込め

「リビングデッドがあらわれた!」
「しかし敵はこちらに気づいていない!」

口内炎の最序盤はこの状態と同じである。
この瞬間に、以下の章で講じる様々な対策を全力で行うのだ。

たいして染みないからと、ここで何もしないと向こう数週間口内炎ゾンビとなり「俺たちは何度同じ過ちを…」と後悔することになる。

敵が気づいていないうちに、全力で叩きのめすことが必勝法と言えよう。

口内炎ができたときの対策

これまでに、あらゆる対策を試してみたので、ここにまとめたい。

① チョコラBBなどのビタミン剤を飲む

人によっては効いた!という声もあるものの、私は実感できなかった。
少なくとも即効性はない。

② 貼り薬

こういうやつ。
「痛みを気にせずに飲食できます」と書いてあるものの、すぐに剥がれてしまう。それに痛みも全く緩和されない。

③ 塗り薬

これも②の貼り薬とそう変わらない。
塗っても、食事したり喋ったりしているうちにすぐに剥がれてしまう。

だから②と③の使い方にはコツがある。
長時間、食べたり喋ったりしない時間帯…つまりは就寝時に使用するのがベターだ。

↑のトラフル軟膏をベッタリ塗って口を閉じて就寝すると、朝起きた時に多少マシになっているのを実感できる。

④ クエン酸

これを水に溶かして飲む。
味は想像の通り酸っぱい。
飲んだ瞬間に、効いてるなと実感できるくらいには良い。
ただ絶頂期のやつには、定規でペチペチ叩いているくらいの効果しかない。

⑤ 生理食塩水

ペットボトル500mlの水に小さじ1杯(4.5g)の塩を入れると生理食塩水ができる。

生理食塩水は、血漿浸透圧と同等な浸透圧を持ち、組織に対する刺激が少ないため、傷の洗浄や鼻うがいなどに使用されます。

何言っているかよくわからないが、生理食塩水でうがいをしても全く痛くない。水だと染みるのに、塩を入れただけで痛くなくなるのだ。不思議。

やつと戦っているときに関わらず、口腔内を清潔に保つことが予防にも対策にもつながる。
生理食塩水を作っておいて、定期的にうがいをすることで、治りは早くなるはずだ。


なーんか、どの対策もまどろっこしい。
予防やエンカウント直後にはどれもいいのだが、もっと手っ取り早く一瞬で痛みが引く技はないの?とお怒りの声が聞こえてきそうだ。

ある。

というかこれを紹介したくてこの記事を書いたと言っても過言ではない。

口内炎退治のリーサル・ウェポン

今すぐ口内炎を直したい方。
今すぐ口内炎の痛みをなんとかしたい方。

まずは一目散に近くのスーパーにダッシュしてもらいたい。

そしてこれを買うのだ。

⑥ 梅干し

梅干しである。

いやいや、痛いだけで治るわけない…と直感で思った方もいるだろう。
最初YouTubeでこれを見つけたとき、私もそう思った。

患部に梅干しの果肉部分を押し当て、痛みが引くまで待つだけ。

めちゃくちゃ痛そうやんけ…と疑いながらも、わらにもすがる思いで実践してみた。

押し当てた瞬間は予想通りめちゃくちゃ痛かった。

大の大人が涙するほどには痛い。
だが20秒30秒と当て続けていると、いつからかスッと痛みが引くような感じがする。痛みが引く、というよりかは痛すぎて麻痺しているといったほうが正しいのかもしれない。

悶絶の30秒をくぐり抜けると、どこからともなくマリオがスターをとったときのBGMが頭の中を駆け巡る。
無敵の人になったのだ。

この瞬間は患部を触ろうとも食事をしようとも、全く痛くない。
あれほど苦しめられた痛みから解放される最高の瞬間である。

だがこの無敵状態は30分くらいしか続かない。
だから食事前などに使うのがよい。
あれだけ辛かった食事の時間が、楽しい時間に戻ってくる。

梅干しを使い続けているうちに、いつのまにか楽になることも多い。

初期の口内炎なら、梅干しの一撃で治ることもある。
よくわからないが、クエン酸がいい仕事をしているのだろう。

総力を結集せよ

いろいろ紹介したが、どれか1つだけではなく、複数の対策を講じるのが良い。

十分な睡眠とビタミン(錠剤でも)をとることを前提として…

① 定期的に生理食塩水やクエン酸、もしくはイソジンあたりでうがいをして、口腔内を清潔に保つ

② 痛みが酷いとき、もしくは食事前にリーサルウェポン(梅干し)を投入。

③ 就寝時に貼り薬や塗り薬を使用する

やつとの戦いには準備が必要である。
予防し、準備し、そして戦うのだ。

私の家の冷蔵庫には、常にリーサルウェポンが眠っている。
(日持ちするのがいいね)


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沖中祐也・zeRo
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