これだけは抑えておけ!赤なし麻雀の鉄則【麻雀】★★
赤なしは別ゲー
リクエストをいただいた。
最近、連盟本部道場や雀友倶楽部など、一発裏あり赤なしのルールで打ってみました。ちまたで比較的一般的である、 赤入り(祝儀あり)、赤入り(祝儀なし)、赤なし(一発裏はあり) のそれぞれで、リーチ判断や押し引きについて、zeroさんが気にしている差違、ポイントなどあれば教えていただけないでしょうか。
麻雀は将棋と違って、雀荘の数だけルールがある。
たとえば祝儀と一言で言っても、祝儀対象がどこまでか(赤も含まれるのか、鳴いてもOKなのか)2000点相当なのか5000点相当なのか…などで変わってくる。
ゼロマガで紹介する戦術はベースとしては天鳳ルール(赤あり・完全順位戦)で考えているものの、なるべく普遍的に役に立つ戦術を取り上げてきた。
しかしルールによって打ち分けることも大切である。
特に赤ありと赤なしでは全く別ゲーになる。
読者のフィールドは、ほとんどが赤あり麻雀だろう。
でも何かしらで赤なし麻雀を打つ機会が訪れるはずだ。
最強戦のような大会だったり、プロアマリーグだったり、プロ団体の道場だったりセットだったり。
慣れない赤なし麻雀を打つ日の朝、この記事をサッと流し見るだけで重要ポイントを把握できるようにまとめておいた。
より重要な順番から書いていこう。
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赤なしの攻撃方法はたったの3つ
3枚の赤がないだけで、平均打点が低くなる。
平均打点が低くなることにより、ドラの価値がアップする。
例を見ていこう。
牌図①
牌図①から何を切るか。
ドラの発がポツンと浮いているが、これを切ると安くなってしまう。
多くの人は5mや4sを切る。
では牌図①に赤を加えてみるとどうなるか。
牌図①ー1
赤が1枚加わっただけだが、こうなると発を切る人も出てくる。
発を切っても赤という攻撃手段があるわけだ。
このように、赤ありと赤なしの1番の違いは攻撃手段の数である。
赤なし麻雀は「ドラ」「手役」「かわし手」の3つの戦いになる。
赤が入るとこの3つに「赤」が加わって、相対的に「ドラ」や「手役」の価値が薄れる。
赤なし麻雀で配牌を取ったときに「ドラ」「手役」「かわし手」の3つを意識するとよい。
① マンガンが偉い
赤なし麻雀では平均打点が低くなるので、マンガンの偉さが際立ってくる。
マンガンを中心に回っていると言って良い。
とにかくマンガン、まずはマンガン、無理ならかわし手かオリ。
「ドラ」か「手役」を意識してマンガンが目指せないかを考えるのだ。
マンガンテンパイならオリることはほとんどないし、マンガンイーシャンテン・2シャンテンなら強く押し返すことができる。
「マンガン」と言いすぎてゲシュタルト崩壊を起こしてきた。
渋川プロの実戦例を見てみよう。
サムネの手牌である。
渋川プロはここからなんと5sを切ったのだ!
この選択1つで、赤なし麻雀がいかに「ドラが偉いか」「手役が偉いか」「マンガンが偉いか」の全てが伝わってくる。
5mは一気通貫のタネ。
3pはジュンチャンのタネ。
7sはドラと三色とジュンチャンのタネ。
全て残すためには45sのターツを払うしかない。
4sではなく5sから切るあたりが潔い。
カン8sになったときに5s→4sの順番で切ってあったほうが少しだけ出アガリ率がアップする。
赤あり麻雀ではありえない選択だが、しかしオーラスマンガン条件となった時には45sを切るよね。
このように赤なしを打つことで手役に敏感になる。
マンガンが偉いということは、逆に言うとマンガンのアガリ逃しは痛恨になる。次の牌図を見てもらいたい。
一気通貫ドラドラのマンガンテンパイ。
リーチしてハネ満をツモりにいくという選択もある。
しかしドラを持っているときのリーチは相手にオリられがちだ。
つまりリーチとダマでのアガり率の差が赤ありより大きい。
マンガンのアガり逃しは何より痛い。手変わりもあるので、9巡目ならダマに構えたほうが良いだろう。
② リーチドラ1が偉い
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