リーチに対してのチーテン基準【麻雀】★★
コメントより
丸山奏子はいかに戦ったか?という記事にこんなコメントが付いた。
南2局1本場の5s引いた場面で前巡4mチーテンのほうが良さげと思うのですが言うまでもなくスルーなんでしょうか?
その場面を見てみよう。↓
ラス目で完全イーシャンテン。
安全牌は少なめ。親のリーチに対し、出た4mをチーして危険牌の5mを切り、3900のテンパイを取るか、という場面。
あなたならチーして5mを勝負する?
もっと単純な状況から解説していき、結論を出していこう。
非リーチ時、チーテン基準
まずはリーチを受ける前のチーテン基準。
牌図①
あなたはこの5pを何巡目までスルーする、という基準を持っているか?
もちろん点棒状況や47m58pの切れ具合、仕掛けが入っているかなどの要素によって巡目は変わってくる。
しかし基準を持っていないと、調整しようがない。
牌図①は3段目(13巡目)からチーする。
nisiさんのデータによると、待ちの部分が全て残っている(見えていない)のであればもう少し深い巡目までスルー優位となるが、大体のケースで数枚見えていることと、3段目という覚えやすさで13巡目を基準とする。
この基準は親でもドラ1でも大きな影響はない。
(もう少し深い巡目までスルー有利となると思われるが)
しかしドラドラだと話が変わってくる。
牌図②
牌図②のようにドラドラになると、2段目(7巡目)からチーテンをとる。
ドラ3以上の場合は常にチーだ。
役ありリャンメン✕リャンメンの場合は
ドラ0・1→3段目からチーテン
ドラ2 →2段目からチーテン
ドラ3以上→常にチーテン
と覚えてしまおう。
このように、ドラ0・1とドラ2以上ではチーテンの基準が大きく変わってくる。
冒頭の牌図
は、発をアンカンしているのでドラドラに相当する。
ドラドラのチーテン基準は2段目からチーテンだったよね。
カン裏が見れるので、もう少しボーダーが深くなることを考えるとこれくらいの巡目がボーダーになりそう。
ダンラス目という要素でボーダーがもう少し深くなるので、リーチが入っていないのであればスルー優位になるだろう。
問題は親リーチが入っていることだ。
対リーチは緊急事態宣言
まずはこの手牌。
牌図③
タンピンのリャンメン✕リャンメンなので、基準により3段目に入るまではスルーする手牌である。
しかし5巡目で他家のリーチを受けている状況であればどうだろうか。
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