コミュニティデザイナーという仕事、三森さん
清掃員の内藤です。「あなたを否定するすべてを掃除します。」
今回は題名の通り、コミュニティデザイナーという仕事についてです。
コミュニティとはなに?
通信制高校はスクーリング以外で時間割や授業がありません。
そもそも画一的な時間割や一括授業は、富国強兵時代に国家として工場で働くための労働者をつくる必要性があった名残りです。現代ではほとんど意味がありません。時間通りに席に座っている。決まったものを正しく行う。正確な作業ができる。工場労働者をつくるためのものでした。
時間割が授業がない。同じような人が集まり、同じようなことをするのではない場所にしたい。ゼロ高はそう考えました。
ゼロ高は、ゼロ高をコミュニティ(共同体)とし、さまざまな高校生が、ゼロ高を媒体とし、高校生、大人、社会とのタテ・ヨコ・ナナメの仲間でつながろうという考え方でオンラインで集まる空間をデザインしています。
通信制高校は学年という概念もありません。
ですので、ゼロ高生同士が「え、何歳なの?」って初対面で聞く場面も少なくないです。個人的にはめちゃくちゃ好きな場面です。
もちろんこれは、あえてどの生徒が何歳なのか、何期生なのかわからなくしています。同期という仲間感はめちゃくちゃ大事ですが、3歳の違いで偉そうにしたりしているのもおかしいじゃないですか?なので意図して年齢がわからないようにデザインをしています。
個人的にはさらに敬語禁止とかにしたら面白いと思いますが、個人の主体性を奪う行為なのでそこまではやらないです。
三森さんとコミュニティ
ゼロ高のコミュニティという説明は以上です。
今回は、そのコミュニティをつくっているコミュニティデザイナーの三森さんを紹介させてください。
リクルートマーケティングパートナーズで高校渉外の仕事を13年間勤め2016年に退職。在職中の2014年からDMMのオンラインサロンである堀江貴文イノベーション大学校(通称:HIU)で高校現場のキャリア教育プログラム「キャリア4.0」を企画運営。堀江貴文氏主宰「ゼロ高等学院」(通称:ゼロ高)のコミュニティデザイナーとして日々教育に携わる活動をしています。
自分に4人の息子がいることもあり、次世代育成に役立つことなら、ちょっとハードルが高そうなことも「やってやるぞ!」という精神を思って日々活動をしております!
三森さんが立ち上げたクラファンから自己紹介を拝借させてもらいました(勝手に拝借しちゃってすみません...。)
高校渉外の経歴もすごいながら、お母さんとしての経験もすごい(4人の男子を育て上げるお母さん)ので、生徒との関わり方はもうオカンです。
保護者(得にお母さん)からの信頼はバツグンです。
清掃員かつ代表の私がこんな感じなので(どんな感じやねん)、現場のメンバーは社会人としてもメンターとして、素晴らしい人たちで、ゼロ高生たちよ、本当によかったね。とニコニコしています。
9月7日に発売されて、教育業界に小さく波紋が広がっている「将来の夢なんか、いま叶えろ」ですが、この本が出版される前に、毎日夜8時にYouTubeライブが開かれていました。
このYouTubeライブを企画、運営し、更に堀江さんの全国6ヶ所の講演会の実行委員長をしていたのが三森さんです。ハチャメチャにすごい。
一度やると決めたら最後までやりきる姿をゼロ高生に見せつけていました。三森さん、やるなぁ〜ってゼロ高生たちは素直に感動していて面白かったです。
また、このYouTubeライブで話す機会を得たことで、堀江さんの講演会の司会をしんやくんが挑戦して完璧に司会業をこなすなどの機会もつくったりと、オカンとしての懐の深さとフットワークはゼロ高生に日本中の学生も参考になります。
コミュニティをデザインするという仕事
そんな三森さんが仕事としているコミュニティデザイナーとはなんでしょうか。
コミュニティデザイナーという仕事で有名なのは山崎亮さんです。
コミュニティデザイナーと学校の先生の役割の違いとはなにか。
先生という仕事は、「先生が知っていることを教える」ことが主な仕事になります。実はこの「先生が知っていることを生徒に教える」という関係性、致命的な問題があります。
それは
生徒は先生が知っているもの以上のことを学ぶことができない。
という問題です。
なので先生が知らなかったことは生徒も知らないことになります。この座組のせいで「先生は生徒が知っているものをすべて知らないといけない」という逆説的なプレッシャーにも追われることになります。
そこで。
ゼロ高がコミュニティをデザインするということはどういうことか?ということなのですが、ゼロ高が目標とするコミュニティは
「大人が介入することなく、高校生ですべてが完結する世界コミュニティをデザインする」
というコミュニティです。
大人が介入することなく、高校生ですべてが完結する世界コミュニティをデザインする
人は自転車を乗るために、練習をします。その練習の時に、補助輪を付けて自転車に乗ることを訓練します。
人は車を運転するために、練習をします。その練習は教習所に通い、教習所内を、慣れてきたら教習所の外へ出て訓練をします。
では人が社会に出る前の補助輪や教習所はどこにあるのか?ということなのですが、これが義務教育か?と問われた時に、あなたはどう答えますか?(突然の対話)
私たちは、高校生が社会に出る練習の場所であることを願っています。
ゼロ高のミッションとバリューはこちら👇
高校生が自治独立したコミュニティをデザインするという理想を掲げているゼロ高の説明会は毎週末開催中👍
地元の全日制高校に行くつもりだけど、面白そうだし話ぐらいは聞いてみようかな。
高校に進学したけど、コロナで高校に在籍している意味があんまりないかもなぁ。
などなど考えているそこのあなたへ。説明会へ遊びに来てみてください😊
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