少し前にXのTLに流れてきた情報。査読前論文だけど、神話の世界的なパターンと古代DNAデータを組み合わせた分析から、神話と遺伝の相関を分析する研究。
結構面白そうなので、英語が読めない(断言)私は、NotebookLMに放り込んで日本語訳&概要解説して貰いました。
bioRxiv(生物学のプレプリントのアーカイブ)の論文リンク
NotebookLMに全体概要を解説して貰った。
神話と遺伝子の関係性について解説して貰った。
古代DNAについて解説して貰った。
以下私感
人類が文字を使用し出した時期(5~6千年前)よりはるか以前の現生人類がアフリカから拡散した時期(約5万年前)から共通する神話の可能性を示していると考えられます。
文献(文字情報)として残っていなくても、神話や民話は伝承口伝(話し言葉)として民族や生活集団というコミュニティに引き継がれてきたわけで、その継承や、民族として分化したあとの各々の衝突や吸収統合される経緯なんかの研究も進むかもしれない。
アフリカを出た後の現生人類とネアンデルタール人やクロマニヨン人とのヨーロッパでの交接、混血もあったかもしれないし、共生や競争もあったかもしれないし、彼らも独自の神話を話し言葉で伝承していて神話の混成もあったかもしれない。アジアでのジャワ原人や北京原人は更に古いので現生人類との言語や神話での混成は難しいかもだけど変性の可能性が見れるかもしれない。
現生人類としてアフリカをでた後に人種や民族として分化し、神話も徐々にカスタマイズされ民族独自のものになっていくが、民族間の紛争や共生で再統合される歴史は世界各地で有っただろうし、日本でも大和と出雲との争いに伴う神話の変遷に代表されるように起こったことだと思う。
そのあたりの文献に残っていない神話や民話の変遷を、民族のDNAデータとのベクトル相関性を鍵に推察するのはSF的に面白い考察かも知れない。
星野之宣さんの宗像教授世界編(漫画ビックコミック連載中)を毎号楽しみにしている一読者としてワクワクする話題でした。
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