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ワークスタイル探訪Vol.6


はじめに

個人研究のテーマとして,弊社でサービスローンチしたCoMADOを使ってリモートでワークスタイルを探訪する調査のVol.6をまとめます.
今回ワークスタイルを紹介いただいたFさんのプロフィールは以下の通り.

Fさんプロフィール

仕事:サービスデザイナー
仕事内容:サービスコンサルティング,ワークショップやインタビューの設計・実施
仕事場所:自宅の仕事部屋
1日にどれくらい机の前で過ごす?:9時間

仕事環境調査

オフィスには行かず,対面のワークショップや打ち合わせ以外はほぼご自宅の仕事部屋で作業をされているFさんのお仕事環境をリモートでインタビューしつつ拝見させて頂きました.

ワーキングデスク

ご自宅の玄関口の横にある部屋を専用の仕事部屋とし,外部モニターとノートパソコン,本棚を備えたワークスペースで仕事をされています.玄関側にある縦長の窓越しから来客者が一瞥できる環境で,オンラインの会議中に宅配の配達に来た人と目が合う時もあり,在宅中にもかかわらず荷物を直接受け取れない気まずさを感じつつお仕事を続けることもあるそうです.

仕事部屋全貌と時々来訪者と目が合う窓

仕事のやり方

デスクでの日中のお仕事は,リモート会議以外は,主にワークショップやインタビューの設計をされているそうです.
コロナ禍以降に一般的になったオンラインインタビューのために,目につきやすいモニター端にはインタビューのタイムスケジュールや聞き出すべき内容,インタビューのゴールなど備忘録をふせんでメモされています.

モニター端に貼り付けてある備忘録メモ

机の横の本棚は着手中の仕事で参考になる本をすぐ手にとれるように置いておくための本棚で,仕事ですぐに必要なくなった時は壁側の本棚に移動し参考書を入れ替えるそうです.

現在進行中の仕事用の参考書棚
ローテーション待機中の本も並ぶ本棚

こだわり

ワークショップの設計は何人かの共同作業で,ワークショップのリーダーが設計作業のたたき台をつくり,それを共同で修正しながら進行資料やワークショップで使うツールセットを作成するそうです.ツールセットはデザイン性も重要で,共同作業ができデザイン性のあるマテリアルが同時に制作できるオンラインホワイトボードのmiroがあるおかげで,オンラインの共同作業もデザイン性のあるツールの制作も一つの作業ボードで可能になり,仕事の質向上が図られたそうです.
設計したツールを利用したワークショップの準備や実施,振り返りのための資料もまとめて全てmiro上で作業ができるので,一貫性がありデータもまとめやすくFさんにとってmiroは仕事上欠かせない相棒のようなツールになっているとのことです.

miroボードで制作されたワークショップで使うツール

デスクワーク中の環境改善のアイディアとしては,寒い時期になると特に足元が冷えるので,キャンプ用の寝袋に足だけ入れて暖をとることで,部屋の温度を気にしないで仕事に集中できるようになったとのことでおすすめだそうです.

足元の暖をとるための薄いキャンプ用寝袋

リフレッシュルーチン

デスクワークの日は昼食時以外はあまり休憩をとらず作業をすることが多いとのこと.
仕事とは関係ない読書の時間をつくりたいと思いつつ実行できていないので,毎日30分くらい読書をするような習慣を作るため,Yogiboをおいて読書の場所を作ることで行動変容を図ろうか...目下妄想中とのことです.

まとめ

ふせんがデスクの周りの色々なところに貼られ,タスクや備忘録などの情報が空間的にマッピングされているのがワークショップなどでふせんを日常的に使われているサービスデザイナーさんらしい特性として垣間見れました.
カラフルな色で貼られた手書きのふせんの効果でしょうか,コンクリート壁面の一見クールな仕事部屋が賑やかで優しい雰囲気の部屋になっているのが印象的でした.

カラフルなふせんで部屋もにぎやかに

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