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3.博打嫌いの大博打

    埒があかないのです。

   「夫婦の金銭感覚の違い」以前の問題で。

    事情を知る親戚知人が言いました

「泥棒と一緒に住んでいる」と。

油断すれば貯金箱が空っぽになるお家ですので、同居している義母の財布からお札が1枚2枚無くなるのは文字通り、日常茶飯事。

    現在夫婦正社員で共働き、夫のお給料は全額預り、お小遣いを手渡し、家計管理は私が請け負っていました。

    諭吉さんが行方不明になられては大変、と夫が家にいる間は自分の財布を入れたポシェットを自宅内で身に付け、寝るときは枕カバーにお財布をいれる、という生活。

    家族なのに「泥棒」…
    家族なのに「攻防」…
    ん〜…ヘンテコだ

子どもの教育上、彼には「反面教師」を全うしてもらおうかとも考えましたが、反面、というより規格外。

    そして、私に覚悟が無いまま口先小手先で対症療法を続けても何も変わらない。

    こちらが頑なになればなるほど彼は手段を変えるだけで何も改善しない。

    盗れないとなると彼は給料日とボーナス支給日めがけて
「親友のお父さんが亡くなった」
「後輩の披露宴に招待された」
「出張費を立て替えておかねば」
「同僚に借金しており今日返さねば」と
地団駄を踏むようになりました。

    何から守るのか、そもそも「守ろうとする」から「攻防」が生まれるのでは???

    家族って何だ
    夫婦って何だ
    お金って何だ
    何のためにわざわざ一緒に暮らしてるんだ
    どうして毎月お給料日に喧嘩になるんだ
    お給料日が憂鬱ってどういうことだ…

    ぃよし!!

    手放そう

私の「守らねば」の執着
そして一人で家計管理する利権も。

    彼と出会ってから昨年で20年、パチスロ店に一歩も入ったことのない私の、膠着から脱するための大博打。

「自分のお給料は各々自分で管理しよう」「生活費の担当配分を決めて出し合おう」「パーソナルな支出は全額自分で何とかしよう」
「残りはどうぞご自由に」

    これを提案したのがちょうど一年前です。当時彼はとても喜んでいました

「お金が自由に使える!」

    もちろんこれから子供の教育費が一番嵩む時期で、家族でいる限り責任も伴うことも、うちの家計が思っているほど甘くないことも数字で示しましたけれど耳に目に入っていない。

    そりゃそうだやってみないと分からないよね。

   家族として家計管理を一緒にやりましよう。より良い「これから」を創る家族の共同作業です。

自由と責任はセット
自由だけ手に入れば誰も苦労しない
「家族」を楽しみましょう。

非常にスリリングな試み 開始❤️

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