乗り過ごしが許されない今夜の「ミッション・インポッシブル」
佐賀での仕事をやり遂げた。
いよいよ10泊11日の長旅も終わりを迎えようとしているのだが、最終目的地は "京の都" こと「京都」で、佐賀駅から博多で新幹線に乗り換えて3時間30分のロングラン。
#そうだ京都行こう
鹿児島空港で九州入りしてから9日目を迎え、いよいよ本州に上陸しようと東へ東へと休みなく走り続けているところだ。
両足を踏み入れた "のぞみ号" の終着地点は「名古屋」のため、グースカと寝過ごし、気づけばシャチホコと添い寝するオチになることだけは、避ける必要がある。
絶対に明日の仕事に間に合うことはない。
とかく、本日最大のミッション・インポッシブルであることは明らかで、あのイーサン・ハントが「ソリャ、無理だよ」と全力で白旗を上げたとしても、石川はなんとしてもやり遂げなくてはならない。
洗濯バサミで瞼をこじ開けてもだ。
とはいえ、寝過ごした経験は電車を利用したことがあるヒトであれば、誰しもが一度はあると思っている。
石川の数ある黒歴史の中でもピックアップされるのが、新大阪から「のぞみ号」に乗り込み、名古屋で降りる必要があるのだが、電光掲示板をふと見ると「浜松を通過」と表示されている。
「ん!?」と、頭の中が真っ白になる。
よく考えなくてもわかるのだが、次の降車駅は新横浜で、東海地区を過ぎ関東に突入する。
自宅のある、東京の一歩手前だ。
どう慌てたとしても、1時間以上は逆方向の名古屋に向かうことはできず、車掌さんに「引き返していただけますか?」とダメもとで尋ねるのもヤボだ。
#ヤボという問題ではない
仕事先に事情を話し、2時間の遅刻を宣告し、何度も頭を床に擦り付けることを覚悟で、再び名古屋へ向かうこととなった。
クズ代表だ。
「京王線で笹塚で降りる予定が、京王八王子まで来てしまった!」というレベル感ではないことは、察していただけるハズだ。
ここから学んだことは、「早朝の移動がある時は飲み過ぎに気をつけよう!」という、何の変哲のないのだがとっても大事なコトと、「できる限り、降車すべき駅が終着駅となる車両を選ぼう」ということだ。
そんな学びを無視するように、今こうして京都が終着駅ではない車両に乗り込んでいるワケだが、果たしてこの実行不可能な任務を成し遂げられるのだろうか...。
検討を祈る。
実は...、1号車には石川が一人しかいない、寂しい車両となっている。
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