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ZEROTRIP2024 AUSTRALIA #2    都会の魅力全部入りパック シドニー編

前回は、地球のパワーをダイレクトに感じられる
「ウルル(エアーズ・ロック)」を中心に自然の雄大さについて書きましたが、今回は主要都市である「シドニー」についての覚え書きです。

大英帝国からの囚人の流刑地の受け皿として発展したという、
如何ともしがたいルーツを持つオーストラリアですが、
今では、世界から多くの人が移住したいと願う魅力的な国となっています。

美しいビル群も印象的で、
映画のロケーションとしても、度々登場しています。
映画「マトリックス」の有名な弾除けシーンもシドニーで撮影されたそう。

勝手にマンハッタンで撮影してるんだと思い込んでいました!

個人的には、
映画「ファインディング・ニモ」に登場する街もシドニーだったな・・・と、感慨深い思いで、海を眺めておりました。

観た人の記憶に残る「シドニーワラビー通り42 P.シャーマン」

あとは、アニメ「機動戦士ガンダム」で有名なシーンである、
スペースコロニーが落ちたのも、シドニーだそうです。
聖地巡礼。どうでもいい話ですね。

(機動戦士ガンダムUCより)コロニー落としのシーン、確かにオペラハウスがある!

”僕の考えた最強の都市感”が満載

どこまでも続く広い海と空、
そこに映える摩天楼、美しい港、白く輝くヨット・・・
田舎の生まれの人間には、致死量になりかねない光景が広がっています。
観光都市、それがシドニーです。

フォトショで加工したのか?と疑う情報量。観光都市パワー全開。

歩いても歩いても、どこまでも街が続いているのですが、
歴史的な建造物と近代的な街並みが交じり合っている景色が新鮮。

私の勝手な感じ方としましては、
シドニーは、横浜新宿銀座の魅力的な部分を濃縮合体して
100倍にしたような雰囲気の街です。

ユニクロや、ダイソーなどの日本の企業が多いのと、
万国の料理が楽しめるレストランなど、日本人に親近感がわく要素が多いのも、そんな親近感を抱かせる要因かもしれません。

のんびり散策するだけでも、楽しい。
ショッピングもできる。
飲食店にも困らない。

あつたらいいなが、ほとんど揃ってる街、それがシドニー。

ワーホリで人気な理由も頷ける。
ワーク:1、ホリデー:9ぐらいの配分になりそうですが。

「観光地の店が閉まるのが早い」は、万国共通!?

シドニーの夜は早い、お店の閉店時間も早い。
20時には、クローズが当たり前です。
田舎の観光地か!?

観光都市なら「もう一息頑張ろうよ!」と言いたくもなりますが、
そのおかげか、夜でも治安が良く、猥雑な雰囲気はほとんどありません。

港町特有の海からの風が気持ちのよい夜でした。

・・・そうそう、
遅い時間までやっているお店も多少はありまして、
ホテル近くのスーパー「COLES(コールス)」には
大変お世話になりました。

オーストラリアの2大スーパーマーケットのひとつコールス
お土産店で買うよりも、日用品やお菓子は安い

商品棚の配置が日本のスーパーとほぼ一緒なので、
英語が読めなくても、どこに商品があるのか感覚でわかる。

この既視感、ほぼイオンモールのスーパー。

すごい便利、すごいイオン。

クリエイティビティを追求する狂気の建物

最後に紹介したいのは、
シドニーのシンボル、オペラハウスです。

デンマーク出身のヨーン・ウツソン氏が基本設計をした建物で、
2007年に世界遺産リストに登録されました。

言わずもがな、すんごい建築物です。

独創的なフォルムで、一度見たら忘れられないシドニーオペラハウス

オペラハウスは、1957年に建築設計コンペが行われ、
見事勝ち取ったのが、このデザインということでした。

現地のガイドさんに聞いて耳を疑ったのですが、
オペラハウスの建築設計コンペに提出したウツソン氏のデザインは、
構造設計がまったく考慮されていないデッサン程度のものだったそうで、
一度は、落選したそうです。(そりゃ、そうだ。)

中の構造も複雑に入り組んでいるオペラハウス
構造は美しいけれど、どうやって設計しているんだろう・・・脱帽。

しかし後日、その独創性を見込まれて採用されることになったそうです。

まるで、M-1グランプリみたいな、逆転劇です。

建てられるかどうかは、やりながら考えよう♪・・・となったそうな。

ウツソン氏の提出したデザイン(!?)

無理を通せば道理が引っ込むと言いたいですが、
クリエイティブ一点突破の強さがあったからこそ、
ここまで人々の脳裏に刻まれ、
歴史に残るシンボルが完成したとも言えます。

見比べるとほぼ元のデザインを再現できている

企画提案を普段からやっている我々からすると、
「ルールを守ってコンペは勝ち取れや!」と鼻息が荒くなりますが、
埋もれてしまう中庸な作品を作るよりも、
個性を際立たせた秀作を作ろうとするチャレンジ精神は見習いたいです。
(もちろん、ルールは守った上でね)

結局のところ、複雑な屋根の形を再現するのに難航し、
着工から、12年の歳月を経て、オペラハウスは完成したそうです。

ウツソン氏は、途中でプロジェクトから降りる事となってしまったので
完成したオペラハウスを見ることもなく、2008年に亡くなりました。
・・・ドラマチックな内容なので、いつか映画化されそう。

・・・

ちなみに、このシドニーオペラハウスの形は、
どこから着想を経たかというと、「貝殻の形」と言われています。

がしかし、諸説あるそうで、
「オレンジの皮をむいた形」
から、思いついたという説もあるそうです。

そう言われれば、そんな気もしてくる・・・か?

何気ない日常の視線から偉大な作品が生み出された・・・とした方が、
ロマンがあって、素敵なので、私はこの説を推したいですね!


さて、これにて、
ZEROTRIP2024 AUSTRALIAの覚え書きは、いったん終了です。

次は、「ZEROTRIP2024 AMERICA」(!?)を予定しております。
また、気ままに更新いたします。
それでは、また!


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