『佐野航大について』語り合うファジサポのAとB 【特盛】
B「あのさあ」
A「お、どした?」
B「これ見てよ」
A「おっ、すごいじゃん!22番」
B「佐野航大のユニ買っちゃったんだよ!」
A「おめでとう!!」
B「千葉戦見てたらもういてもたってもいられなくてさあ」
A「あの活躍ぶりはびっくりしたよ」
B「なんかワクワク感がすごいじゃない?佐野くん」
A「佐野航大、映えるよねえ」
B「あんまりサッカー詳しくないおれでもスゴイ!ってわかるもん」
A「スタジアムがめっちゃ湧いてたな」
B「今年からは佐野航大推しでいくことにしました」
A「沼ったか・・笑」
B「いまね、もっと知りたいからいろいろ調べてるんだけどさ」
A「うん」
B「ネットで見つからないことはわかんないじゃない?」
A「そうだね」
B「だから、Aから見た佐野航大の話を聞かせてもらいたいと思ってさ」
A「おお、いいよ。好きな選手が持てるって幸せなことだもんな。もっと知りたい!ってなる気持ちよくわかるよ。ええと、どっから話そうかな」
B「めっちゃ初心者向けな感じのとこから話してもらえるとありがたいです」
A「じゃあまず高卒ルーキーが試合に出るヤバさからいくか」
B「お願いします」
高卒ルーキーがプロのゲームに出るヤバさ
A「今年スタメンに田中雄大・本山遥とずっとスタメンで出てるでしょ?」
B「うん」
A「彼ら2人は大卒ルーキーじゃない?」
B「早稲田と関学だよね」
A「そうそう、大学のリーグでがんばってプロになったひとたち」
B「うん」
A「でも、佐野航大は高卒ルーキーでしょ?」
B「米子北高校からファジアーノ岡山入団だよね」
A「もしプロに入らず大学に行ってたらいま大学一年生なのよ」
B「・・・あ、そうか」
A「年代別の代表選手だから大学も強いところに行っただろうね」
B「なるほど」
A「そこでがんばって上級生とかと競り合って試合に出てプロを目指すと。ファジに来てなかったらそういうルートだったと思うわけよ」
B「うん」
A「ところが、大学を経ないでプロで、しかもガチのスタメンでゲームに出てる」
B「むむ・・・」
A「大学一年生がだよ?」
B「そういわれるとすごさが伝わる・・」
A「ポジションを争ってるステファン・ムークはオートラリアのフル代表に召集されてた実績もある選手」
B「競争相手も手ごわい・・・」
A「大卒の選手は即戦力とみなされるんだけど、高卒はある程度将来性込みで獲得されることが多いのね」
B「うん」
A「だから、即戦力になってる時点でかなりやばいよ」
B「大卒・高卒でそんなに違うんだ」
A「よそのチームでも高卒でバリバリゲームに出てる選手いたら絶対に”お!すごい子がいるな”って思うもんね」
B「目立つんだ?」
A「そりゃあもう。だってあんまりいないからね高卒即戦力なんて」
B「プロの壁は高いってことか」
A「そうそう、そんなすぐすぐゲームに出られないよまず」
B「ファジのこれまでの歴史の中で佐野くんみたいに高卒で試合に出てた人はいるの?」
A「ひとりいるよ」
B「えー?どんなひと?」
高卒ルーキーの前例 石原崇兆
A「2011年にルーキーとして入ってきた石原崇兆って選手がいてね」
B「うん」
A「岡山で活躍して当時J1の松本に移籍して、いまは仙台にいる」
B「ファジからJ1にいった人なのね」
A「清水ユースからファジに来て活躍してね。MFで抜群のスピードとスタミナを持った選手だった」
B「仙台ってことは今年対戦する可能性あるかもね」
A「そうなんだよ!久しぶりに観たいと思うけど試合にあんまでてないみたいだからちょっと厳しいかもしれん」
B「それは残念だね」
A「うん・・石原も当時めちゃくちゃ人気選手になってさ」
B「そうなんだ?」
A「高卒ルーキーだし、石原はスタジアムを沸かせるスピードが魅力でね」
B「ほほう」
A「シーズン終盤には主力に定着してたね」
B「そうだったんだ」
A「ただね、佐野航大の環境と石原崇兆の環境はちょっと違うんだ」
B「うん?どういうこと?」
A「2011年くらいのファジってJ2の最下位くらいのチームだったのね」
B「うん」
A「いまのファジは何位?」
B「5位とかPO圏内だよね」
A「でしょ?そして加入してくる選手もそれなりのレベルがそろってる」
B「デュークとか代表選手だもんね」
A「バイスとか柳、河井、チアゴ、J2でも上位のタレントだよ」
B「そうだよね」
A「でも2011年はそういうメンバーがそろってなかった。ということはどういうことかわかる?」
B「・・・?」
A「ポジション争いの競争相手が昔と比べたら段違いでレベル高いわけさ」
B「ああ!なるほど」
A「いまのファジで試合に出る難しさはJ2でも上位だと思うね」
B「さのくんすごいじゃない・・・」
A「石原も結局J1に手が届く選手になったわけだから素質はあったと思うのよ」
B「うん」
A「でもそれはファジで試合に出るチャンスがそもそもあったからという見方もできる」
B「試合に出て、実力を磨けたってこと?」
A「サッカー選手は試合に出て成長するからね」
B「試合に出るのは難しいけど、出たらその分成長するチャンスがもらえるってことか」
A「しかも、ちょろっとじゃなくて主力となれば話はまた変わってくる」
B「というと?」
A「まず、出場する時間が違う。そして、責任も大きい。試合に及ぼす影響力も違ってくる」
B「その分重たいものを背負うことになるのね」
デビューして間もないころは何が足りなかったのか?
A「とはいえ、佐野航大も主力として定着してきたのは最近の話で」
B「デビューしてすぐのころもちょろっと試合に出てたよね?」
A「うん、交代とかでプレータイム短めだったね」
B「数か月前は今みたいなワクワクを感じなかったんだけど、それはなんでなんだろう?」
A「理由はいろいろあると思うんだけど一番思うのは強度のところかなあ」
B「強度?」
A「これはちょっと難しい話だけど、たとえばフィジカルコンタクトの強さ」
B「ひととぶつかるときのやつだよね?」
A「そうそう、数か月前は明らかにまだまだ大人のコンタクトになれてなくて弾き飛ばされるシーンが目立ってたと思うね」
B「それは、みてて思った」
A「あとは、判断も強度に入るかな」
B「判断?」
A「どこに立とう?とかボールを受けたらどうしよう?とか決めるじゃない?」
B「うん」
A「そこのスピードも強度が足りてなくて遅れ気味だったと思う」
B「なるほどなあ」
A「佐野航大が試合に出てきたとき思ったのはね」
B「うん」
A「これはまだまだ時間がかかるぞ・・ってことだったのよ」
B「時間がかかる?」
A「J2で問題なくやれる水準に適応するのにまだまだかかりそうだってこと」
B「プロの壁ってやつか」
A「そうなんだ。久しぶりの高卒ルーキーで試合に絡む選手が出てきたので、すごく注目してたんだけど」
B「うん」
A「さっきも言ったとおりファジのポジション争いのレベルも高いし」
B「うんうん」
A「佐野航大がJ2の水に慣れて、戦力になれるとしてもシーズン終盤かなと思ってた」
B「ところが、夏にはスタメンに定着してます!」
A「いや、すげーよマジで。想像をはるかに超えてきた」
B「Aにそういわせる佐野くんやっぱすごい・・・」
佐野航大はなにが良くなったのか?
A「えーと、ファジラボの過去記事で佐野航大のを探してみたんだけどね」
B「うん」
A「”佐野航大『強度をもっと上げていかないと、代表でもチームでも差っていうのは埋められない』”」
B「ほう」
A「ちょうどいい記事があったわ」
B「これ課金しないと見れないやつ?」
A「うん」
B「じゃあ内容わかんないか・・」
A「いや、このタイトルだけでも十分だよ」
B「あ、そうなの?」
A「まあ、もっと知りたいなら加入おススメするけど」
B「考えとく」
A「この記事、5月だから3か月前だね。開幕してからも3か月くらい経ってる時点での記事ってわけだ」
B「そうか、そういうタイミングになるね」
A「ちょっと試合に出続けていたけど、出れなくなっていた時期の記事」
B「うん」
A「さっき、自分がした話とおなじことをこのタイトルで本人が言ってるよね」
B「ほんとだ」
A「この時点で本人も課題感持ってたわけだ」
B「ここ最近活躍できるようになった理由も強度が上がってきたから?」
A「そう考えていい、と自分は思ってる」
B「おお、それを聞きたいな」
A「もともとボールを持てばいろんなことができるスキルを持ってたとおもうんだよね佐野航大は」
B「うん」
A「1試合だけ高校最後の方の試合を見たけど、ボールを持つとドリブルも持ってるし、パスも蹴れるし、いかにもうまい!って選手だと思ったんだ」
B「そうなんだ」
A「だけど、ファジに来てからはそこが正直イメージとだいぶ違っててね」
B「うん」
A「パスの精度も低かったし、判断も遅いしで、よさがあまり見えなかった」
B「うん」
A「それを可能にするファジカル面だったり、判断だったりが伴ってなかったから、いいものを出そうと思っても出せなかったのが3か月前だったんだろうと思う」
B「いまの佐野くん見てるとボールを取られなくなった感じしない?」
A「そう、その通り」
B「おお」
A「明らかにボールロストが減って、ボールを保持することができるようになっているよね」
B「やっぱそうか」
A「ボールが持てると、そこから本領発揮だから。いまようやく彼の良さが解放されてきてる時期なんだと思うよ」
B「なるほど、おもしろいなあ」
A「こないだの千葉戦からピックアップして佐野航大のよさを紹介してみよう。ちとDAZNでチェックしてみ」
B「おおお、それは楽しそう!準備する!」
千葉戦から観る”佐野航大のよさ”
A「まずは、10分15秒からの一連のシーン」
B「これは・・・カウンターの場面だね?」
A「そうだね。佐野航大がひとりでボールを持って相手陣内に入っていく。いわゆる単騎カウンターというシーン」
B「ほうほう」
A「佐野航大がドリブルで持ち出すと、ハン・イグォンが高速で矢のように中央を走っていく」
B「イグォンめっちゃはやい」
A「まあ、ここ相手の30番の田邊秀斗もえげつないくらいはやいんでそっちもビビるんだが・・・」
B「あれ、このひとって」
A「そう、同点弾のカウンターで爆走してた選手だね」
B「あのひとか、本山くんが追いつけなかったもんね」
A「本山が追走して追いつけないならもうそりゃ無理だわ」
B「田邊選手おそるべし」
A「話を戻そう。10:23でいったん停めてみて」
B「停めた」
A「この時点で佐野航大は、相手のDFとイグォンの存在を認識しているから最もゴールが獲れそうなプレーはイグォンへのスルーパスだろうね」
B「そこが通ればビッグチャンスだ」
A「ところがそうはならなかった」
B「ふーむ」
A「注目なのはね、10:25のところ。ここで停めてみよう」
B「10:25と・・・」
A「ここさ、佐野航大は首をややひだりに動かしてるでしょ?」
B「うん?・・・あ、ほんとだ何してるんだろう?」
A「これたぶん、後ろから爆走してきた田邊を認知してる」
B「ほええ」
A「その直後の10:26を見てみ、答えがプレーに出てるから」
B「ええ?どれどれ?」
A「佐野航大の姿勢どうなってる?」
B「あ、なんか傾いてる」
A「そう!ここで田邊とのフィジカルコンタクトに備えて対ショック姿勢を取ってるんだ」
B「全然気がつかなかった・・」
A「田邊秀斗は180㎝の屈強なCBだからフィジカルも強い」
B「デュークとかとやりあわないといけないもんね」
A「そう、だから佐野航大はここで備えてるわけだ」
B「なんかゾクゾクしてきた・・・」
A「なにいってんのまだまだこれから先だよすごいのは」
B「(ゴクリ)」
A「10:26で停めてみて」
B「停めた」
A「対ショック姿勢を取って田邊を迎えに行く感じでぶつかったでしょ?」
B「ほんとだ」
A「田邊のほうが勢いよく来てるからはじかれるんだけど、準備してたから吹っ飛ばされずに姿勢を保つことができた。だから、ボールも守れる」
B「そうか、これがボールをとられなくなった理由なのか!」
A「たぶん、その大きな理由のひとつがここにあると思うね」
B「すげぇな・・・」
A「ここまでがフィジカルコンタクトの話。つぎは判断の面を見てみよう。10:15~10:26までで”佐野航大は何を考えてただろう?”と見てるこちら側が考えてみる」
B「え、なにそれおもしろそう」
A「まず、10:21ボールをフリーで受けて前を向いた時点で”カウンターだ、前に運ぼう”と考えてたと思うんだよね」
B「うん」
A「10:23の時点でイグォンが来てるから”イグォンにパスを通せばビッグチャンスだ”と判断してたと推測される」
B「たしかに」
A「ところが、”パス出したいな”と思ってた矢先に田邊が飛んでくるのが10:25」
B「来てしまったか・・・」
A「ここで佐野航大は判断を変える」
B「うん」
A「スパッとスルーパスを諦め対ショック姿勢をとりボールを守る判断を下してる」
B「そうだったね」
A「ここまでで、状況にあわせて”運ぼう”→”スルーパス出そう”→”衝撃に耐えてボール守ろう”と目まぐるしく判断を変えてるのがわかるよね」
B「そっか、次々状況に合わせて変化していってるんだね」
A「その通り。でもほんとにすごいのはこの後の10:27。ここ一瞬だけ顔を上げて左サイド見てんのよ」
B「・・・ほんとだ」
A「これはスゲーわ・・千葉の選手みてみ?」
B「みんなボール見てるね」
A「でも、佐野航大は顔を上げて遠い景色を認知しに行ってるでしょ?」
B「・・・うん」
A「これはボールの扱いが上手いからだよ。うまくない選手はボールを見ちゃうから顔が上がらない。だから景色がみれない」
B「佐野くんはそうじゃないから一瞬目線をはずして左を見れた、と」
A「そういうこと」
B「すげぇ・・」
A「左サイドの情報を仕入れた佐野航大は、判断を変える。”左サイドへサイドチェンジを蹴ろう”って」
B「これってさ、よく詰まってボールをキープするシーンとかになりそうだよね」
A「そうなんだよ!ここでボールキープするだけでも、ボールを前に運べてるわけだから一連の攻撃に収穫はあるんだ」
B「うん」
A「で、だいたいキープして味方が上がってくる時間作って終わりだから、自分もそうするだろうな思ってた」
B「ふつうにみてるとそう思うよね」
A「ところがさっき見たように佐野航大はもう左を見てるからさ。10:28に左サイドにボールを送る」
B「うん」
A「リアルタイムで見てて自分もマジか!と。まだそこから続きのイメージがあるのか!と驚いたんだけど、たぶん千葉のDFもこのプレー予測してなかったと思うよ」
B「すげぇ」
A「ここでサイドチェンジを入れてくるなんて想定してなかったと思う。視野を広く持てるのが佐野航大のよさのひとつだけど、それを実現するためにこういうことをやっているんだね」
B「なんか、すごいしかいえない・・・笑」
A「この一連のプレー見てると、フィジカルコンタクトも判断も明らかに強度が増してて。だからこそ佐野航大のよさが表現できるようになってるのがすごく伝わってくるじゃない?」
B「おっしゃるとおりです」
A「つぎに、54:09を見てみよう」
B「これは、先制点になったシーンだね?」
A「そう」
B「これは見ててすごくワクワクしたんだよなぁ!」
A「左足も使ってうまく3人もいなして、そのまま運んで右サイドに流す」
B「うん」
A「このあたりから見て取れるドリブルのうまさは彼の持ち味なんだとよくわかるよね」
B「これまであんまり狭いところでドリブルするシーンなかったもんね」
A「そうなんだよ。だからいままでヴェールに包まれていたんだけど、得点シーンではそこがよく出てる」
B「うんうん」
A「それから64:56のカウンターのシーン」
B「あー!このシーンか」
A「ここでは、チアゴにスルーパスをだしてチャンスメイクしていくんだけど」
B「めっちゃおしかったやつだ」
A「このスルーパスどっちの足で出してる?」
B「え?え?足?・・・左足だ」
A「そう、佐野航大は左足でもキックできる。しかもここで決めたい!っていう決定的なパスを左足で蹴っている」
B「どっちの足も蹴れるってことか」
A「このシーンでは重要なキックを左右どちらも蹴れることを証明しているし、いわゆるキラーパスと呼ばれる決定機を演出するパスを出せるセンスも見せているよね」
B「うん」
A「とまあ、Bくんこのようにだな」
B「はい、先生」
A「ボールを持てるようになった佐野航大のヤバさがおわかりいただけただろうか」
B「先生、はやく次の試合が観たいです!」
A「ほんとだよね。しかしこうしてみると木山監督がすごいなと自分は思うんだよ」
B「監督?」
ゆうて木山監督もすごいという話
A「当初、試合に出始めたときはこれはモノになるまで時間かかるぞって思ってたって言ってじゃない?」
B「うん」
A「それは当然監督も思ってたと思うんだよね」
B「それもそうか」
A「だから、うまくいかないところに目をつぶりながらそれでもプレータイムを与えて辛抱強く使ってきた」
B「途中出場とかでね」
A「ボランチとかSBとかに置いてみたりしてね」
B「でも、それで負けちゃったりするケースもあるんでしょう?」
A「そりゃ当然あるさ。だからリスクはあったんだけど」
B「うん」
A「我慢強く使ってみて、今こうしてガチ戦力になってるわけだからさ」
B「ほんとだね」
A「なんか、こういう努力の実り方あるんだなぁって」
B「うん」
A「木山さんは他のクラブでも若手を伸ばしてきた実績が豊富なので、期待はしていたんだよ」
B「ああ、そういう監督なんだね」
A「うん。だけどまあ、こんなに早く実現するとはね。しかも佐野航大は複数ポジションこなせるじゃない?」
B「いまはトップ下と左WBとボランチをやってるよね」
A「そうなんだ。ファジは4231から後半3142に変えるパターンが定着しつつあるけど、佐野航大が複数ポジションをこなせるおかげでこれが実現できている」
B「そうなんだ?」
A「たぶん、ムークは左WBはできないからね。ムークでいくと4231→3142に変更する時選手交代のカードを切らないといけなくなる」
B「あ、そうか!」
A「いまのファジはこのフォーメーションチェンジが強みになっているけど、それを実現させるキーパーソンは間違いなく佐野航大だと思うよ」
B「・・・すき」
A「・・・・」
佐野航大のこの先
B「でも、このまま活躍を続けていくとどうなっちゃうんだろう?」
A「まあ、今から考えるのは気が早いんだけどさ。サポ心理的には考えちゃうよね?特にユニまで買ってドはまりしてる人ならなおさら笑」
B「そうなんだよ!笑」
A「まずは、怪我せずゲームに出て実績積む」
B「うん」
A「そうすると何年後かにはJ2に収まらなくなって上に行くだろうね」
B「そうかあ・・・」
A「まあ、ファジがJ1にいればファジでやるんじゃないかな」
B「そう願いたい・・」
A「すごーく順調に行って、J1とかでも活躍すれば代表選手とかも」
B「まじかあ夢があるなあ」
A「まだ大学一年生だからね、先は長い。伸びしろもたくさんあるし」
B「うんうん」
A「今年どこまで結果を残せるかそこを楽しみにしたいね」
B「ルックスもよくて、岡山出身者で、ほんと楽しみなんだよね」
A「ずっとこういう選手が現れるの待ってた感じあるもんね」
B「岡山の夢だわぁ」
A「おお、そうだ」
B「うん?」
A「この試合最大の佐野航大ほっこりポイントを紹介するのを忘れていた」
B「ええ?なにそれなにそれ」
A「24:35からみてみ」
B「これは千葉のGKがボールをもってるね」
A「その後ろに佐野航大がいる」
B「うん」
A「これからGKがボールを蹴ろうとしてるその後ろを佐野航大がうろうろしてない?」
B「ん・・あ、ほんとだ。これなにやってるの?」
A「あのね、GKが地面にボールをセットしたらそれはもうプレーが始まってるから奪ってもいいのね」
B「え?そうなんだ?」
A「ラインアウトしてゴールキックになったやつはだめだよ」
B「うん」
A「だから、ここで佐野航大は隠れて”GK地面にボール置かないかな置いたら奪ってゴール決めちゃおう”って狙ってるのよ」
B「ほええええ」
A「ところが、24:37。千葉のGK新井がそれに気がついた」
B「あ、ほんとだ笑」
A「”やべ、バレた”みたいに佐野航大が苦笑いしてるでしょ笑」
B「おおー!ほんとだ!」
A「GK新井のほうも”抜け目ないルーキーだなおい”みたいに肩をポンと叩いて笑うという」
B「ええ、なにこれ楽しいじゃん」
A「これたぶんDAZNでしか見れないシーンだから現地組にはぜひ見てほしいね笑」
B「なにこのやりとりすてきやん・・・」
A「以上、佐野航大のほっこりポイントでした」
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