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世の中には2種類の人間しかいない

強くなれる理由が知りたい

あなたは強くなりたいですか?
成長したいと思っていますか?

自分はこれまで生きてきて今が1番成長したいと思っています。

この世の中には、
成長できる人と成長できない人
の2種類のタイプがいます。

正直に告白すると自分は成長できない人です。

子供の頃からずっと「ああなれたらいいなあ」「こうしたいなあ」とは思うものの、いつも行動が伴わず尻込みしてしまってあまりうまくいった試しがありませんでした。やる前からどうせダメだからやらないでおこうと思ったり。あるいは、やるのがたいへんそうだからやめちゃおうと思うタイプ。つまり、臆病者なんですね。

そういう自分をなんとかしなきゃとは思いつつも・・・
逃げて逃げて生きてきたらいつのまにか40代を超えていました。

ふと思うんですよ。

おれはこの先の人生ずっとこのままなんだろうか?って。
本当にそれでいいんだろうか?って。

ところが2年前に被災してから自分には夢ができました。

「こういう生き方をしてみたい」って目標ができたんです。やっと本気で思える"願い"が手に入りました。

震える手は掴みたいものがある それだけさ

けど、今の自分では全然実力が足りない。

だから、どうしたら成長できるのだろう?ってずっと考えていました。強くなれる理由が知りたいのです。成長できる人の側に行きたい。


成長するってどういうこと?


そもそも"成長する"ってどういうことなんでしょう?

自分が思うに"成長する"とは、自分を変えることです。もっとわかりやすく言うと、前の自分よりいい自分になること。
以前はできなかったことができるようになること。以前わからなかったことがわかるようになること。それを成長というのだろうと。

今現在の実力で万事順調にやっていけるのであれば、そんな必死に成長する必要はないでしょう。でも、今の実力ではどうしても実現できないというのであれば、実現できる自分になるしかない。つまり、自分を変えていくしかない。

自分が40年間生きてきていまいち成長できた実感を感じてこれなかったのは、そうして自分を変えることにトライしてきた経験に乏しいからだと感じています。

変わっていけるのは自分自身だけ それだけさ

いつまでもスライムを倒していてはいけない


では、具体的にどうやったら成長できるのでしょう?
何をしたらいいのでしょうか?

そのために必要なことは、いろんなネガティブなことから逃げずに向き合うことなのかも?と思っています。

たとえば、
「やりたくない」
「できるかどうかわからない」
「めんどくさい」
「失敗したくない」
「どう思われるか気になる」
「やる気がでない」などなど

何か物事をやろうと思うと、必ずといっていいほどネガティブな要素が待ち構えています。このネガティブな要素と真正面から対決して挑戦していくこと。これをやらないといけないのではないかな?と。

よくよく考えてみれば、さして苦労もせずにこなせることをどれだけやってみたところで自分を変える必要なんてどこにもないんですよね。だって楽勝にできちゃうんだから。別に嫌な気持ちと戦う必要も全然ない。

もはや中ボスくらいなら普通に倒せる実力がある人が、冒険始めの城の周りでスライムをいくら倒してみたところでたいした経験になるはずなんてないですよね?

それと同じように快適な場所で安心安全にぬくぬくやってたってたいして成長できるはずがないんですよ。きっと。

思えば自分が生きてきた40年間の大半は、ネガティブから逃げる人生でした。大人になってからは、逃げるというよりは「ごまかす」とか「見て見ぬふりをする」とか、ネガティブを上手にスルーするスキルばかりが上達して、一向に立ち向かう勇気が育たなかったと思います。そんなんでやりたいことを達成できるほど人生甘くはないんですね...

だから、自分を変えたいのであればネガティブに立ち向かっていかなければなりません。

勝つは己に克つより大なるはなし

....とは言っても、ネガティブなことと向き合うことは非常に辛いです。やらなきゃと思っていてもどうしても尻込みしてしまう。


経験ありません?


そういう時、弱い自分が顔をのぞかせて「もう、いいじゃんやんなくても」とか言って足を引っ張ってくるやつ。自分はそういう経験にまみれてきましたからいやというほど身に染みて知っています。

「己に克(か)つ」という言葉がありますが、古代の哲学者プラトンさんはこんな言葉を残しています。

勝つは己に克つより大なるはなし
-プラトン


この言葉の意味は「勝つことの中で自分の気持ちに勝つことほど難しいことはない」という意味だそうです。

古代の昔から、自分に勝てる人と勝てない人がいてやっぱり自分に勝つことってそんな昔から難しいことだったんですね。

だから、これは勇気が必要です。絶対に逃げずに向き合うぞ!と決めて挑んでいかないといけない。そうじゃないと、それまでの逃げてた自分と何も変わらないわけですから。

おそらく、成長できる人というのは自分のネガティブと向き合う経験が豊富な人なんじゃないかな?と思います。向き合うから解決するために考えたり、動いたり、工夫したりして自分の幅や深みを大きくしていけるのでしょう。

自分もそうなりたいです。ほんと、切実に。

逃げなかった自分という証を求めて

先日こんなツイートをしました。

とある若者を応援したくてこんなことを言ったんですが、これまるまる自分で自分を励ますような内容になっちゃってましたね。

ネガティブと向き合うことは辛いです。そして、これまでの40年間でそういう経験を回避してきたわけですからそもそも自分との戦いの経験値自体が乏しい。vs自分についてはまるきっきり初心者なんだと考えた方がいいかもしれない。

だから、ほんと、逃げたくなる。

そういう時どのように気持ちを保てばいいのだろう?と考えていました。どうやったら逃げたい自分を振り切って立ち向かえるようにできるだろう?と。そして出てきた結論は、

うまくやり遂げられるかは置いといて、とにかく行動だけはしてみよう。そして、"ネガティブな自分から逃げなかった"証だけでも取りに行こう

こう言い聞かせてみるということです。

結果はどうなるかわかりません。だけど、逃げずに向き合うことができれば、逃げなかった証だけは手に入ります。それはきっと誇らしい気持ちに違いありません。だから、せめてそういう気持ちになれるようにしようと。

もしかしたら、その時点でも成長してると言えるのかもしれない。逃げたい自分を振り切って逃げないでいられたわけですから。少しだけ過去の自分から変われているかもしれません。

きっとこういう挑戦が当たり前にできるようになったら、成長できる人の側に立てるのかもしれませんね。そうなったらきっとネガティヴな自分が顔をのぞかせるたびに「よし、このネガティブをやっつけたらまた一つ強くなれるな!」と思えるんじゃないでしょうか。それはとてもカッコいいことだと思います。

本気で「こうしたい」「こうなりたい」と思えば、必ずいろんなネガティブが出てくるでしょう。あせらずに1つずつ向き合っていこうと思います。強くなるために。

乱暴に敷き詰められた トゲだらけの道も
本気の僕だけに現れるから 乗り越えてみせるよ

アニメ『鬼滅の刃』の主題歌。言わずと知れたLiSAさんの『紅蓮華』。この曲を知ったのは去年の冬だったんですけど、一聴してドはまりしてしまいました。

「久々にこんな胸のすくようなロックを聴いたなあ」というのが最初の感想だったんですが、何回も聴くたびにどんどんとその歌詞の引力に引きまれていきました。

アニメの主題歌ということで、歌詞にはおそらくストーリーに合わせた工夫が織り込まれているのだと思うんですが、ジャンプマンガの王道をいくような敗者から這い上がって成長を遂げようとするものを応援するような内容になっていて。・・・これがほんとに、刺さる。

とりわけ、歌いだしの『強くなれる理由を知った』の魔力はすごい。強くなりたいあらゆる人の関心をググっと引き寄せる凄みを感じます。まさにパンチラインとはこういう一節のことをいうのでしょう。

記事の中でも引用させてもらいましたが、この歌は「成長すること」を歌っていますので、自然と成長するために必要なことが各所にちりばめられています。

まず、「掴みたいものがある」。
つまり、「ああなりたい」「こうしたい」という目標があること。

そして、「変わっていけるのは自分だけ」。
成長するためには自分を変えていく以外にないということ。

最もグッと来たのは「乱暴に敷き詰められた トゲだらけの道も
本気の僕だけに現れるから 乗り越えてみせるよ」のライン。

この2年間こんなに努力したのは生まれて初めてというくらい追い込んで追い込んで必死にがんばってきました。(自分でいうことじゃないですけど)

そうして本気でやってみると、やってみないとわからなかったこととか、やってみたから現れた問題や困難にでくわすんですよね。本当に歌詞にあるように、こちらの本気度を試すかのように次々と問題がふってわいてくるのです。きっと、本気でやってみようと思わなければ大変な思いもせずに済んだでしょう。しかし、もう後戻りはできません。この一節はそういう覚悟を背中から支えててくれるように響いてくれます。とても大好きな一節です。

『鬼滅の刃』は読んだことがないので、ほとんど物語の内容は知りません。しかし、そういう自分でもここまで魅了されてしまうのですから、人気アニメの主題歌だからという理由だけではなく、この曲自体にそういう力があるのでしょう。

ちなみに、4才になる娘は毎日この歌を歌っています。この歌とってもいい歌だから、
10年後もこの歌のことを覚えておいてほしいなあと父は思うのでした。

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