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【働き方】減点主義よりも加点主義かな?

<おじさんDX Vol 682>

評価とは難しいです。
そんな評価について考えるタイミングがありましたが、減点主義は生産性が低いと思うのです。




✅減点主義の弊害

減点主義の弊害は「減点されないコト」に終始するからです。
持ち点が仮に100点としたら、そこから減点されないようにするのが至極当然と思うのです。


事なかれ主義が横行する元でもありますし、失敗しないような社風が広まっていきます。表面上失敗を責めないと公言していたとしても、現実との乖離があると余計に拍車がかかります。


また減点主義の前提として

✅やって当たり前
✅出来て当たり前

平均の水準やレベルの均一化を目指す動きもありますが、果たしてその基準が妥当なのか微妙です。経営者や上司が高みを目指すあまりに気付けば誰も部下がついて来ていなかった…なんて笑えない話もあります。


改革なんて出来やしない環境を自ら作ってしまっているのに、イノベーションなんてまことしやかに言っている組織が多い印象です😓


減点主義は行動が鈍るだけと個人的に思っています。



✅ピラミッド構造

話が変わりますが、前述のように気付けば誰も付いてきていなかった...。というケース。往々にして多くの組織は、未だにピラミッド構造です。

ピラミッド構造は、トップを先頭に続いていく構造でもありますが、組織運営を考えていくと正解とも言えないのです。トップだけで組織が成り立たないのは勿論なのですが、トップほど全体が見えていないケースがあるのです。

漠然とした表現をすると、トップが自ら動いてはトップが行うべき仕事が出来ません。過去私の記事でも触れたのですが、承認だけでなく権限移譲をするのがトップの仕事です。

また、上ばかり見てしまうピラミッド構造では、部下は上に忖度して本来の姿を見せないのです。このような集団は強いのでしょうか?と問うと強くはありません。



✅加点主義

減点主義とは対照的な加点主義。

ただ加点主義も手放しで良いというものではなく、評価する側と評価される側の乖離は、加点主義でも発生するのです。

具体的に何が加点になるのかを決めたとしても、組織というのは加点されるファクターだけで成り立っているのではありません。

こんな事例があります。

とある小売業では毎月の売上目標があります。
企業ですから大なり小なり目標が設定されています。査定の際に売上への達成率で大きく加点されるとなると、そこで働くスタッフの中には「加点されるコトだけを行うスタッフ」が出てくるのです。

つまり売上を作るコトにしか興味がない=効率よく点数を稼げる手法。
本来の目的からずれた運用は危険です。

個人的な経験ですと、こうした職場は衰退します。
いずれにせよ役割を明確にして評価軸をきちんと整理することが必要ですが、売上至上主義が行き過ぎた加点主義となると、バックオフィス的な働きをしても無駄思われるのです。

このような加点主義方式を運用すると...想像出来ますよね😓


加点主義のコツは、やったコトを評価する。行動に起こしたコトを評価する。それでも減点主義よりは挑戦マインドが育てられると思うのです。




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