【偽装問題❓】ハイオクガソリン騒動の話
<おじさんDX Vol153>
大手が大手である理由の一つに信頼があります。
世間には、効果の有無が良くわからないモノもありますが、私のような凡人は、盲目的にメーカーだから信頼を裏切るような事はしないだろうと、
信じて疑わないのが、現実だったりします。
✅ハイオクの実態
「環境に良い」「洗浄成分が高い」など各社謳い文句を展開していたハイオクガソリンです。その昔は、TV-CMなどで盛んに自社製品の性能アピールしていたような記憶があります。
2020年6月27日の毎日新聞で騒動となりました🔥
✅品質は一緒だった
出荷時に各社混合されますので、違いは販売会社のみということです。品質に問題が無いとは言え「あの宣伝文句は何だった?」と消費者側としては微妙です。
A社のハイオクが、良いと思い購入していたら、各社混合だったと後から気付くのです。
車好きは、こだわりのブランドがあると思いますので、特定ブランドのハイオクガソリンを入れ続けていた人もいらっしゃるでしょう。
でも、同じだったのです。
ハイオクガソリンは、各社が独自技術で開発と宣伝しながらも、
実際は、スタンドに出荷する前段階で他社製と混合していた。
✅シェルVパワーのみ混合していない❓
こうした中でもシェルVパワーだけは、独自の性能があり混合していないのです。シェル石油は1980年代から、エンジン内洗浄効果や燃焼効率アップを実現する付加価値のあるハイオクを販売しています。
昭和シェルを経て出光興産グループに再編されていますが、当時からの品質管理・商品コンセプトを維持しているようです。
✅どこで給油しても変わらない?
個人的な感想になりますが、ユーザーにとって製品差がなければ、給油は、どこでも良いです。ハイオクは、需要も少ないですから、元売りにしてみれば、大した問題ではないのかも知れません。
GSだけでなく、昨今メーカーの誠実さが欠けてきているような気がします。
安定供給の為や昨今の需要減によるコストカットの為など、大手ならばこそ、誠実に説明をする事が、必要なのではないでしょうか。
何だかんだ言って、ユーザーはメーカーの事を信じるのですから、その信頼を無下にするような行為は、やってはいけないと思うのです。一部メーカーでは、自社比較なので問題が無いとしても、誤解を招く表現は避けた方が良いと思います。
世間には、効果の有無が良くわからないモノもあります。こんな事があると疑わしく思ってしまうのは、なんだか寂しい気がするのです。
そう思う、おじさんでした。