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【感想】『新ナニワ金融道』ーお金がないと確実に不幸せになることが分かる漫画ー
今日もご覧いただきありがとうございます!
お金があれば幸せか?
これはよく問われますが、この漫画を読んでから、お金があれば概ね幸せな人生。お金がなければ不幸な人生を歩むことになるとわたしは断言できます
前回『ナニワ金融道』を全巻読破して、その面白さにハマったわたしは、続編の『新ナニワ金融道』も読んでみました!
こちらの『新ナニワ金融道』は全20巻構成で、前回の『ナニワ金融道』に比べて、それまでに取り上げられた金のトラブルやライバル会社との対決がなく、帝国と顧客とのやり取りがメインになっています。
ナニワ金融道よりさらに、愛、結婚、離婚、会社の廃業、転職などが人間味溢れる展開になっているように感じます!!
以下ではWikiPediaから引用したあらすじも載せておきます↓
あらすじ
主人公灰原がホームレスの戸籍を使った
融資を受けさせる不正融資事件により実刑を
受け服役し、刑務所から出所したところ、
帝国金融の金畑社長から服役中の給料を
渡されると同時に解雇を言い渡される。
驚く灰原だったが、社長から、新たに
桑田が設立した主に債権回収を目的とする
金融会社「ナニワ金融」(正規の債権回収
会社ではなく、法律改正により債権回収が
できにくくなった帝国金融が作った会社)に
協力するよう求められる。前科者となった
灰原には他に行き場がないことから、
桑田と2人で債権回収業務に取り組むこと
になる。
作品を見た感想
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借金をする人は色々な理由で借金をしているのだなと改めて感じました。
土地を転売するために借金する人
当面の運転資金
不倫の事実をバラされたくない時の口止め料
生活費
宗教団体へのお布施
クレジットカードの現金化の返済
仕事で怪我をして障害者になった元従業員への慰謝料
酒代・キャバクラ代
パチンコ代
もちろんいきなり必要になったことで借金をすることもありますが、酒代、キャバクラ代、パチンコ代などは完全に浪費なので自分の行いを変えないと、最後は家も家族も仕事も失ってしまうのだと感じました( ; ; )
作品から学んだ教訓
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①知らないと食い物にされる
以前の『ナニワ金融道』でも感想として話してましたが、世の中は善人ばかりではありません。悪人も大勢います。
その中で、世の中のことを知らないとどんどんとお金を借りさせられ、夫婦仲も悪くなり、最後は家や仕事もなくすことになっていきます。
例えば、本漫画では「原野商法」という方法が紹介されていて、不動産業者がやってきて「ここの土地これから2、3倍、10倍も上がるかもしれませんで。今のうちに買っておきませんか?」という営業があります。
日本のバブル崩壊前だと、「土地神話」があり、土地などの不動産は価値が下がらないと信じられていたから、ど田舎の土地を買わされて、結局バブル崩壊で土地価格が上がらずに、毎年固定資産税だけ払わされるという羽目に。
その後数十年経った後に、またその顧客に対して、土地を買う人が見つかったので、土地の測量代などの名目で160万円を取られていました(本当に測量にかかる料金は10万円程度)。
大根1本の値段が5000円だと高すぎるのは判断できますが、実際に自分や自分の周りが経験したことでないと、値段の適正な相場というのが分かりません。
多くの場合、業者も値段をふっかけている場合も多いので、1人だけでは判断せずに、信頼できる専門家に相談したり、後でネットで調べたりすることが必要です。
②土地はまとめると価値が高くなる
当たり前ですが、土地はまとめると価値が高くなります。特に土地は、1坪より2坪、2坪より10坪、10坪より100坪の方が一般的に価値が高くなりやすいです。
それはなぜかというと、広い土地の方が使用用途が広がるからという理由があるのです。
作品の中では、不動産業者は、ど田舎にある土地をまとめて買い占めて後で再開発されることが発表された後に売るという手法で大きな富を得ようとしていました。
この「まとめると価値が高くなる」というのは、土地のことに限らず他のことでも使える原則なのではないでしょうか?
③男女関係は仕事も生活を壊す
男女関係は、仕事も生活も壊していくと思います。例えば、『新ナニワ金融道』では、
・結婚をしようとしていた相手がどこかそっ
けない
・浮気している可能性がある
・パートナーが宗教等にハマりそう
・暴力夫でも離れられない
などの事態があると、男女共に心が不安定になって行き、車の運転もままならなくなっている情景がありました。
わたしゼロの経験からも、元カノが、怒っていたり、何か機嫌が悪かったり、連絡を取らなくなったりした時は、仕事や生活もどこか荒れがちになっていたように感じます。
お互いの歩み寄りも大切ですが、何より、お互いの相性が合うパートナーが人生においてめちゃくちゃ大事だと思います。
特に「精神的に安定している人」は、絶対に大切で、メンヘラだと仕事も生活もめちゃくちゃになりやすいので、この条件は軽く考えてはいけません笑
④問題を解決する方法は一つではない
金貸しとして、大事なのは、しっかりと相手から取り立てること。もちろん債務者本人がしっかりと返済してくれれば問題ないですが、そんな客ばかりではありません。
だからこそ、担保として自宅を抵当権設定したり、連帯保証人をつけたりして取りっぱぐれがないようにしています。
だが、債務者の周りにはハイエナのように債務者の残るお金をむしり取っていく人がいるので、自宅を抵当権設定していても、法の穴をついて、抵当権を対抗できないようにしたり助言する人もいます。
そういう時にでも、相手からお金を取り立てるために、警察にタレ込んだり、児童相談所を利用したり、債務者の弱みを握ったりと、しっかりと債務者からお金を取り立てていました。
つまりここから「債務者からお金を取り立てる方法(問題を解決する方法)は一つではない」というのを教訓として学んだのです。
⑤一石二鳥だけではなく、一石五鳥を狙う意識を持つことが大事
主人公の灰原は、金貸しにも関わらず、取り立てに関して、どこか甘いと思われています。
ただ、期日までにお金を用意できなかった債務者に対して、「条件」を付けて、期日を延ばしたりなど相手をアメとムチで上手にコントロールするシーンも多かったです。
「条件」とは例えば、債務者からお金を取ってくるハイエナと縁を切ることだったり、知人がお金を借りたいとなった時には、「帝国金融」を紹介することだったり、なりすまして情報を集めてくることだったりします。
こうすることにより、下手に探偵や弁護士を雇うより、結果的にお金が少なくなったり、自動的に集客してくれる結果になり、新規客獲得がしやすくなっていました。
実際何か物事をする際にも「一石二鳥だけではなく、一石五鳥を狙う意識を持つこと」が大事です。
まとめ
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『新ナニワ金融道』では、お金がないと確実に不幸せになることが分かると思わされる漫画でした。
実際お金がなくて、夫婦喧嘩が絶えなかったり、親子関係も悪くなったり、仕事も手につかなくなってしまっていました。
お金に関して、大きな失敗をしないためにも一度読んでおいて損はない漫画だと思います。
ちなみに今だとKindle unlimitedに契約している方だとその範囲内で読むことができます↓
本日も最後までご覧いただきありがとうございました!
今後もあなたの人間関係やお金、生き方、健康などの悩みを解決する記事を投稿していただきますので、良ければフォロー、スキお願いします。サポートもお待ちしています。
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