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【魔法のザクロ】「タルムード」金言集(1話/37話) 解説
今日も記事をご覧いただきありがとう!。見てくれる方いるおかげで、続けられとる。本当に感謝👏
これからは、『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』(集英社 著者:石角完爾氏)に載っている37の説話について、1つのnoteで1話ずつ紹介していくで。
その際に、「説話の解説」と「教訓」、「現代の日本での活かし方」を書いたで。俺は、説話を聞いて、現実生活で活かしてこそ意味があると思うねんな。良ければ、参考にしてな。
それでは早速解説から行くで。
【魔法のザクロ】説話の解説
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あるところに仲良しの三人兄弟が住んでいた。兄弟がそれぞれ成人に達したので、10年間各地で修行をすることにした。
一人は東に、一人は西に、一人は南に旅立った。兄弟たちは旅立ちの前に誓い合った。
また10年後にこの家で会おう。
そして、それぞれの10年間に自分が見つけたもっとも不思議なものを持ってくることにしよう。
一番上の兄は東に行き、ある旅人から世界の隅々まで見える不思議なガラスのコップを買った。
このコップから世の中を見渡すと本当に世界の隅々まで見えるのである。
長兄は他の兄弟がどんなものを持ってくるかわからないが、これこそが世界で最も不思議なものに違いないと心の中で確信した。
二番目の兄は西に行った。そしてある町で絨毯売りに会った。絨毯売りにその絨毯はいくらかと聞くと、不思議なことに指差した絨毯がモソモソと勝手に動き出した、二番目の兄は大変驚いて、絨毯売りに尋ねた。
「何だ、この絨毯の下にネズミでもいるのではないか」
すると絨毯売りは鼻を膨らませてこう切り返した。
「とんでもない、この絨毯は生き物です。空高く飛んでいくことができるのです。これに乗ればどこでも鳥より早く飛んで行くことができます。今お買いにならないとすぐ売れてしまいますよ」
そこで二番目の兄は、この空飛ぶ絨毯こそ世界で最も不思議なものだと思い、大金をはたいてその絨毯を買った。間違いなくこれで他の兄弟たちよりも抜きん出たに違いないと確信した。
一番下の弟は南に行った。どんどん南に行くと、不思議な森に出くわした。その森の中をずんずん入って行くと、一本の不思議なザクロの木が立っていた。
何が不思議かというと、そのザクロの木には花はいっぱい付いているのに、実は一つしか生っていない。しかもその実は真っ赤に熟れているのに、たった一つだけなのだ。
不思議に思ってそのザクロの実を取ろうと手を差し出すと、てのひらにポタッと落ちてきた。するとまた不思議なことが起こった。咲いていた花の一つが急に真っ赤な熟れたザクロの実に変わったのである。
「うん、これこそ世界で最も不思議なものだ。この木を持って帰ろう」
そう思ったとたんに、なんとザクロの木はパッと消えてなくなってしまった。はっとして手の中を見ると、ザクロの実は消えずに残っている。一番下の弟は、このザクロ実こそ不思議なものだと確信し、10年後に再会を誓った家に戻ってきた。
三人の兄弟は、それぞれ持って帰ったものを互いに見せ合った。
世界の隅々まで見渡せるガラスのコップで見ると、なんとある国のお姫様が重病でベッドに寝ている姿が映った。
傍で王様が嘆いている。「誰か治してくれる者はいないか、早く治してくれる者はいないか。どんな医者を頼んでもこの娘は回復しない。早くしないと死んでしまいそうだ」と嘆いている。
これを聞いた三兄弟は、急いで行こうと、魔法の絨毯に乗ってお姫様の元に飛んで行った。そして、一番下の弟が、これを食べればお姫様の病気がきっと良くなるに違いないと、ザクロの実を半分に割りお姫様に差し出した。
一口、二口、お姫様が食べると、顔に精気が戻り、それまで歩くこともできなかったお姫様が力強く立ち上がることができた。
王様は感激し、三人兄弟にこう申し渡した。
「お前たち三人のおかげで姫が重病から回復した。三人の兄弟の誰でも、姫と結婚してよい。三人で話し合って誰が結婚するか決めなさい」
すると、姫が「私に質問させてください」と割って入った。
まず一番上の兄に誰が聞いた。
「あなたは、世界の隅々が見渡せるガラスのコップで私の重病を発見してくださいました。その望遠鏡のようなコップは今でも元のままですか?」
一番上の兄ー「はい、全く元のままです」
姫ー「二番目のお兄様、あなたは魔法の絨毯に乗って私のところにいち早く駆けつけてくれましたが、その絨毯は今でもそらを飛べますか?」
二番目の兄ー「はい、全く元のままで何を傷ついていませんし、空を飛べます」
姫ー「さて三番目の弟、あなたは私にザクロの実を食べさせて病気を治してくれました。そのザクロの実は以前と違いますか?」
一番下の弟「はい、お姫様に半分差し上げましたので、今は半分しかありません」
そこで姫は高らかに宣言した。
「私は、この一番下の弟と結婚します。彼は私のために大切なザクロを半分失ったのですから」
教訓
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「ノーペイン・ノーゲイン」ー犠牲無くして成功なし
「何かを得るためには必ず何か失うものがある。」
これがこの話の教訓やねん。
そして、捨てる時期も重要や。
捨てる痛み(ペイン)が必ず先やねん。まず大切なものを捨てないと、成功(ゲイン)は得られないっちゅうこっちゃ。
つまり「捨てなければ道は開けない」という教えになるんやな。
この説話で何も失わないで得ようとする人の象徴が、一番上の兄と二番目の兄や。
逆に一番下の弟は自分の宝物の半分をお姫様のために失った。ザクロの半分を分け与える行為は、まず最初に自分が何かを失うことを前提にしておる。
大切なものを失わなければ何も得られない。
これがユダヤ人が肝に銘じている、お金に関する原則や。
現代の日本での活かし方
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ここからは、この話を「現代の日本で活かすとしたらどうするべきか」を話して行くで。
この魔法のザクロの話を現代の日本で活かすのであれば、まずは自分の時間やお金を使うべきということになると思うねん。
例えば、経済的自立(FIRE)をして、時間にもお金にも縛られずに生活したいと言う願望を持っていたとするやろ。実際、本音を言うと、お金の悩みが解決すれば人生の多くのことは、解決すると思うねんな。
そのための手段として、「今のそこそこの会社員生活を捨てて起業する」「自分のお金を使って、プログラミングを学んで副業などをして将来的に独立する」こと等が挙げられるかな。
ただな、今の余暇や趣味の時間を大事にして、そこから新しい商売や副業を始めるってまず無理やろ。だって、1日24時間やのに、今その時間を全部使ってしもてるわけやから。
ノーペイン・ノーゲインの原則は、寄付などに関しても同じことが言えるで。多くの人は、「お金持ちになったら、寄付しよう」と考えるやろ。
ただ成功してきた偉人を見てみると、行動が逆やねん。
アメリカの石油王と名高いジョン・ロックフェラーも、お金持ちでなかった頃から収入の10%を寄付に回していたからこそ、あそこまでのお金持ちになれたんやろうなぁ。
収入の10%って、手取り収入が20万円の人なら、2万円にもなるから、それを毎月寄付に回すことは、常人には難しいと思うねんな。
だからこそ、成功できたんちゃうやろか。
まとめ
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今回は、『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』(集英社 著者:石角完爾)に載っている37の説話の1つとして、
【魔法のザクロ】
を紹介したで。
今回の教訓は、【「ノーペインノーゲイン」ー犠牲無くして、成功なし】やったな。
また説話を聞いて、それで終わってしまっていてはもったいないと思うで。説話を活かすためにも、是非「現代の日本での活かし方」を参考にして、行動してみてな。
もし不明な点があれば、コメント欄での質問も待ってるで。
今後も偉人の名言や行動を通して、あなたの人間関係やお金、生き方、健康などの悩みを解決する手助けをするから、良ければフォローお願いするわ。サポートもお待ちしてるで。
最後までご覧いただき本当にありがとうな。
また次の記事で会おな。
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