【青年アダムスの疑問】「タルムード」金言集(23話/37話) 解説
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『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』(集英社 著者:石角完爾氏)に載っている37の説話について、1つのnoteで1話ずつ紹介していくで。
その際に、「説話の解説」と「教訓」、「現代の日本での活かし方」を書いたで。俺は、説話を聞いて、現実生活で活かしてこそ意味があると思うねんな。良ければ、参考にしてな。
それでは早速説話の解説から行くで。
【青年アダムスの疑問】説話の解説
教訓
神の視点で物事を考えよー人間の及びもつかない見方で見よ
神なら今起きているこの事象をどう考えるか?を問う癖をつけよ
これがこの話の教訓やねん。
なぜなら、人間の視点だけで考えても、今までの経験則からしか答えを導き出すことができず、新たな視点での解決策は望めないからや。
今回の説話においても、アダムスは、目の前の表面的な事象だけを見て「神はなぜこんなことをするのか」と、エリジャに質問してしもうた。その人間としての平凡な見方を預言者エリジャは、戒め、理解もできそうもない現象の裏にはさまざまな真相があるのだと、アダムスに説明したんやな。
ここで「質問をするな」とエリジャが言ったのは、ある現象の中にあるさまざまな可能性を、人間自身が自分で考える機会を作るためやねん。
例えば、今あなたにとても悲しい出来事が起きたとしよう。大震災が起きて、自分の知人や友人が亡くなったとしよう。そうすると悲しい、辛いという感情を抱いてしまい、その中に埋没しそこから出る出口はないように感じてまう。
そんな時、ユダヤ人は「神はこの物事をどう見るだろう」と考えるんや。
こうすることで、今の感情から離れて、人間の視点ではなく、擬似的に神の視点で、客観的に物事を捉えられるようになるんや。
2020年3月頃から新型コロナウイルス感染症が世界中で大流行し、飲み会やイベントは自粛せざるを得なくなってしもうた。そんな中もし自分がイベントスタッフの会社やったら嫌でも、事業形態を変更せざるを得なくなるな。
この時に、「コロナが過ぎ去るのを待つのか」「コロナがあったおかげで、オンライン開催という新しい事業形態に気づくことができた」と思うのかどうかで、会社の存続や利益の伸びも大きく変わってしまうで。
結果的にこの説話で述べたかった教訓としては、
になるんや。
これがユダヤ人が肝に銘じている、人生に関する原則やねん。
現代の日本での活かし方
ここからは、この話を「現代の日本で活かすとしたらどうするべきか」を話して行くで。
この「青年アダムスの疑問」の話を現代の日本で活かすのであれば「自分にとって起こった出来事を複数の視点から客観的に見ることを徹底せよ」ということや。
なぜなら、物事にはいろいろな側面があり、善と悪、不幸と幸福は常にセットになっており、それが形を変えて人の人生に降り注いでくるからや。幸運と思ったことが、実は失敗の元になっているかもしれんし、逆にピンチがチャンスの兆しになっとるかもしれん。
例えば、自分は投資詐欺に遭ってしまい、数千万円クラスで損失を被ってしまった経験がある。
非常に口がうまくて外見が綺麗な身なりの人で、経歴もすごかったから信頼して「投資でお金を増やします」という言葉を信じて。お金を預けてしまったんや。また相場より1000万円くらいも高い不動産も促され、まんまとお得やと思って購入してしもうた。
そして最終的には借金をしてお金を預けてたもんやから、お金が返ってこなかった。その後は自分で借金の返済ができずに、自己破産を選択することになったんや。
結果的に人から騙されて、借金を背負い、返しきれずに自己破産。
この結果だけ見たら、最悪の出来事やと感じる人が多いやろ。自分も当時、メンタル的にも病んでしまったし、本当に騙した人のことを恨んで、しばらくは人間不信になってしもうた。
ただ、後々その出来事について、客観的に見るといいこともあったんや。
例えば、騙されたことでどういう風に詐欺に遭うのか。そして詐欺師はどういう身なりをしている人が多いのか。人を購入まで促すコミュニケーションとはどういうものがあるのか。などについて非常に勉強になったんや。
また借金は、かなり分が悪いということにも気付けたし、お金も雑に扱っていたことにも気付けたんや。
これらを20代で経験したことで、これから長い人生を生きる上で、きっと騙されにくくなるし、お金をもっと大切に扱うようになると思うねん。
そう考えたら、早めに失敗しておいてよかったとも思える出来事かもしれん。
だからこそ、結論として、この説話を現代の日本で活かそうと思うと「自分にとって起こった出来事を複数の視点から客観的に見ることを徹底せよ」ということになると思うねん。
まとめ
今回は、『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』(集英社 著者:石角完爾)に載っている37の説話の1つとして、
【青年アダムスの疑問】
を紹介したで。
今回の教訓は、【神の視点で物事を考えよー人間の及びもつかない見方で見よ】やったな。
また現代の日本での活かし方としては、「自分にとって起こった出来事を複数の視点から客観的に見ることを徹底せよ」ということになるな。
また説話を聞いて、それで終わってしまっていてはもったいないと思うで。説話を活かすためにも、是非「現代の日本での活かし方」を参考にして、行動してみてな。
もし不明な点があれば、コメント欄での質問も待ってるで。
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最後まで見てもろて本当にありがとうな。
また次の記事で会おな。
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