女性"性"活躍推進|社会と企業とあなたと私を豊かにする
はじめに
僕は、「女性"性"活躍推進」が、より良い日本社会、企業運営、私たち一人ひとりの人生を豊かなものにしていくと思っている。
強調しておくと「女性活躍推進」ではなく、「女性"性"活躍推進」のことだ。(ちなみに、女性"性"活躍推進が進むと、女性活躍推進はさらに進んでいくと思っている)
このテーマは僕の中のホットトピックなので、シリーズ化して書いていく予定だ。
なお、僕は特性上、本を読んだり、論理的に構造的に調査を進めて、裏付けをとったりすることが好きではない。苦手。だから、ここで書く内容が、正しいという証拠なんてないし、基本的に根拠もない勘でしかない。ただ、僕がそう思い込んでいる…という話だ。ただ、人に話すと結構納得感を持ってくれる。「もしかしたら、そうかもしれない」と新しい洞察を得るきっかけになれば…くらいに思っている。
女性"性”活躍推進とは?
私たちの中には、男性"性"と女性"性"の二つの側面が存在する。ここで言う「女性性」とは、女性そのものではなく、心理学的な意味での女性によく現れる特性のことを指している。
女性"性"とは…
男性"性"とは…
男性の中にも、女性"性"はある。その逆で、女性の中にも、男性"性”はある。献身的(女性"性”)な男性もいるし、粘り強さ(男性"性”)のある女性だっている。
あくまで、生物学的な男性女性問わず、どんな人でも、内面に包含している、(現代社会のバイアスがかった)男性っぽい一面と女性っぽい一面のことを指している。
それを踏まえて、女性"性"活躍推進とは…
…という活動のことです。
私たちの中にある女性"性"の声に「も」、もっと陽を当てて、居場所を与え、投票権を与えることが「女性”性”活躍推進」の本質だと思っている。
盲目的に男性"性"的な思想に支配される社会
そんな生活をすると、自分や周囲や仕事には、どのような変化がありそうか?を考えてみてほしい。
現代社会は、しばしば男性"性"の価値観が優位に立ち過ぎ…
…と僕は思っている。
たとえば、日本の教育システム、就職活動、企業マネジメントのスタイル…どこかしも男性"性"的な発想が蔓延している。そして、それが当たり前になり過ぎていて、気付けなくなっている。
「私は、そんなに男性"性"に囚われていない。充分に、女性"性"を使っているよ…」という声が聞こえてきそうだ。
そうかもしれない。ただ、そう結論づける前に、つい先日あった僕の経験を紹介したい。
僕の根っこを蝕み、暗躍する男性"性"
前提をいうと、僕は元々男性"性"が強めの人ではあったが、コーチングという女性"性"をよく使う仕事柄、トレーニングの過程で、女性"性"を効果的に使える方だという自負があった。「男性とはこうあるべき!」という固定観念が抜けている方なので、結果、男性であっても、男性"性"的な側面も女性"性"的な側面を使うことに、あまり抵抗はない。
そんな僕だが、6歳の息子とのトラブルを振り返る中で、自分自身がどれだけ日頃から男性"性"に乗っ取られ、無自覚に駆動させられているかをまざまざと突きつけられた。
息子が小学生になってからの4ヶ月は、毎日プチ事件の嵐
6歳の息子は、この4月から小学生になった。普通の公立・私立小学校ではなく、いわゆるオルタナティブ・スクールに通っている。祖父母から離れ、完全に親子3人で始まった新生活。小学生になれば、やれることも、友達も、行動範囲も一気に拡大する。
そんな4ヶ月の新生活は、毎日がプチ事件の嵐だった。
例えば…
挙げ出せばキリがない。どこの家庭でも起きていることだろう。
共働きの立場で、仕事と家事と炊事を兼務しながらやっていると、正直気持ちを逆撫でられることがほとんど。
ただ、こういうちっちゃな問題一つ一つが学びの材料である。
だから、仕事と家事と炊事の合間に、内側でメラメラ苛立ちながらも、冷静を装って、夫婦で一つ一つ丁寧に応じてきたつもりだ。(って言っても、大概は毛穴から怒りが噴出しているが)
夫婦で取り組んだこと
事件が起きる度に、冷静に対応した時、冷静さを欠いた対応をした時もあるが、以下のような取り組みをしていた。
取り組んだ末の息子の衝撃の言葉
こう書き出してみると、この4ヶ月、よく頑張ってきたな…と思う。
しかし、上記のような対策の90%は、実を結んだ実感(=息子が大きく成長したな感)は得られていないし、作った数々のルールは、もはや形骸化している。
しかも、最近息子に…
…と言われた。
結局、息子には「怒られている」としか映っていない。
愛されている実感が欠落しているような危機感を持った。
それでもそんな毒親に、息子はずっと黙って耐え続けてくれている息子の愛の深さに慈愛の精神を感じた。
4ヶ月間がんばってきたつもりだけど、90%実を結んだ実感が得られず、残ったのは家族の徒労感・疲弊感・消耗感と、息子からのトドメの一言だ。
自分を俯瞰してみると
僕の頭は混乱していた。だから悩んだ。思考でいっぱい考えた。
ここまで読んでみて、皆さんはどう感じただろうか?
そりゃ、「そういう思考になるよな…わかるわかる」と感じたのであれば、もしかしたら男性"性"が根付いているのかもしれない。
もし女性"性"が強い方なのであれば、「このおっさん、バカじゃないの?」という感想を持つのかもしれない。
僕にとっては、この思考が当たり前だった。
ただ、この自分の中に起きている思考を、ちょっと引いてメタ認知してみた時…
…とハッとした。
結局、これまで講じてきた打ち手も、最もらしいことをやっているように見えても、根っこの発想そのものが、男性"性"に蝕まれていて、無自覚に男性"性”っぽい発想でしか考えられずに奔走しているだけであることに気づいた。
こんな風に、男性"性"的な考え方が、思考や発想の根っこにこびりついているのは、決して僕だけではない気がする。
男性・女性問わず、こういう考え方をしてしまう人は多いのではないか。女性であっても、おそらくこういう考え方をしてしまう人も多いのではないかと思う。
何故か?
僕なりの仮説を言うと、「男性"性"的な思想で作られた教育システム、就職活動のシステム、企業運営のシステムで育ってきたからなのではないか?」と思うんです。
結局、「献身的で共感力の高い人よりも、いい点やいい成績を出せる人が、評価される」社会システムになっているように思う。だから、女性"性"を育むよりも、男性"性"を育んだ方が、色々と生き易い。なんだかんだいって、子供のことを思うと、その社会システムに合うように育ってもらいたいというのが、親心かなと思うんです。
じゃあ、どうしたら良いのか?
(こんな項目を立てることそのものが、男性"性"っぽい点は傍に置きつつ、)そもそも僕は、全て「思考」で考えている。
男性"性"は、「思考」的と言う側面がある。
女性"性"は、「直感」的と言う側面がある。
直感は何と言ってる?
それだけなのかも。これが直感だ。複雑じゃない。とてもシンプル。
その上で、僕の中に辛うじてある女性"性"から捻り出して発想してみると、結局できることは…
…くらいしか発想できない。
しかし、いざ実践しようとすると…
…と、責任、前に進む、報酬、力強さ、勝負、たくましさ…みたいな男性"性"が足を引っ張って妨害してくる。笑
ホント、男性"性"に根っこが呪われている。
今日で息子の1学期も終了。明日からは夏休み。
僕にとっては、僕の女性"性"活躍推進の夏休みになりそうです。
まず、自分にできることは…
自分を許可し愛することが、きっと息子への関わりを変えるための、最初の一歩な気がする。
「男性"性"=悪」ではない。バランスが悪いだけ
話を本題に戻そう。
僕は男性"性"を否定している訳ではない。
男性"性"も、女性"性"も、大事だ。ただ、どうもバランスが悪い。まるで両腕あるのに、片腕しか使えていない感じ。無自覚にも、私たちの男性"性"が優位になり過ぎてしまっており、女性"性"的な発想がしづらくなっているのではないか?と思っている。
男性"性"は、POWERの象徴。それがあることによって、物事は前に進む。ただし、それが行き過ぎると、対立・競争・戦争が起きる。
女性"性"は、LOVEの象徴。それがあることによって、世界に平和や愛が満ちていく。ただし、それが行き過ぎると、何も起きない。
この二つが統合されており、必要に応じて使い分けられるようになることが大事だと思う。
今後の展開
今回のこの記事を皮切りに、女性"性"が抑圧されていることによって、どのような影響があるのかを、適当に思いつく範囲で、書き散らしてみたいと思っている。例えば、以下のようなテーマ。
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