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節約Youtuberに思うこと
皆さんは、節約Youtuber、貯金Youtuberと言われる人たちをご存知だろうか。
私も過去色々その方々の動画を拝見させていただいた。
たしかに彼らは一言でいうと「すごい」人たちだ。
20代後半〜30代にして、数千万円の貯蓄があると自称する人もいる。
ただ、正直私(元メガバンク勤務)から見て、ちょっと気になる点もあったのでココにその内容を記載していきたい。多少の批評を含むが、批判したいという意図よりも、個人的な意見の補足と見て頂きたい。
①そもそも彼らは「貯金節約のプロ」だ
過去は散在してましたが〜という自己紹介を伴うYoutuberも多いが、
少なくとも今はプロ。車のドライバーで言ったら、F1レーサーのような方々である。
誰しも彼らの動画を見てそれ通りにやったら、
貯金額が増えるかと言うと、それは疑問である。
真似できたら誰も苦労しない。
フェルスタッペンや、ハミルトンのような運転技術を、
一般ドライバーは持ち合わせているだろうか?答えは明白だ。
②「クレジットカードを上手く活用しよう」は危険
Youtuberの彼らはクレジットカードで支払えば家計簿もつけやすいし、
ポイントも貯まるから一石二鳥と言う。
しかし視聴者の大半は貯蓄や節約ができない人たちであり、
そんな人たちがクレジットカードを使うと、給料日直後にカード会社から
ごっそり引き落とされて、回復したカードの限度額の範囲でまた買い物をする羽目になる。そして永遠に貯金など出来ない。
貯蓄や節約ができない人は、そもそもクレジットカードを使って得られるメリットより、デメリットが圧倒的に勝ってしまうのでこの点は指摘しておきたい。
③前提条件が既に有利すぎる場合がある
とあるYoutuberだと、そもそも家賃補助が出て、
家賃負担が数千円程度で済んでいるという話がある。
そんな恵まれた条件の人は、果たして何人世の中にいるだろうか?
家賃補助が出ない会社が圧倒的に多い。
大手企業勤務で、補助が出たとしても数万円は自己負担という会社が大半である。そもそも大手企業とて家賃補助がない会社なんてザラにある。
そして家賃を削るのが大事、とその人に言われてもねぇ、、、と
感じる視聴者もいるのではないか。
確かに家賃をほぼ支払っていない人だからこそ、
「家賃負担を減らしましょう」と主張を出来るのは
論理的におかしくないが、果たして気持ちの面ではどうだろうか。
また副業をやたら進める人もいるが、未だに副業禁止の会社も多い上に、
バイトのような雇用契約を必要とするものは「兼業」扱いになってしまうのでそもそも副業可能な会社でもダメだったりする。
④ストイックすぎて真似ができない。
①と同じような内容だが、
例えば一日一食しか食べないとか、
友人はほぼいない、趣味もない、化粧品は殆ど使わない
などYoutuberの彼らは極端にストイックだ。
また男性のYoutuber達は、失礼承知で書くが、
彼女もいないであろう。ヒモでもない限り、
彼女が居たらまずあの貯金額は達成不可能である。
⑤そもそも自己申告であり信憑性の点が気になる
通帳の写真を乗せている人ならいざ知らず、
そうでないYoutuberはそもそも自己申告で貯金額を述べているに
過ぎないし、収入も明かしていない人もいる。
つまり本当なの?っていう話は大前提としてある。
⑥そもそもYoutuberとしての収益がある
元も子もない話だがYoutuberとしての収益があり
それは非公開だという人が多いのでその点も留意する必要がある。
まとめると、
彼らのマネをするのは相当難しいという話である。
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