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腰をひねるな

今日は、様々なスポーツ現場で聞く言葉について、バトントワリングの現場でも良く耳にします。

もっと腰をひねって!!!」

この言葉です。この腰をひねるという言葉について、解説していきます。
まず、腰を説明します。腰と背中の意味が分かっていない人は、多いです。
背中と腰というのは、人を前後で分けると後ろの部分になります。ここは簡単ですね。

では、「腰」とはどこを指すのでしょう。腰というのは、背面から触れる上は肋骨から下は骨盤までの範囲を指します。この範囲というのは、審美スポーツでは、身体の名称と範囲の認識がずれているとパフォーマンスが下がります。そして、選手と指導者間の認識のズレというのは、年齢を重ねるとどんどん影響していきます。

次は、ひねるというものについてです。ひねるというのは、用語的には「回旋」と言います。

この回旋は基本「股関節」「胸」「首」で行います。

ここが重要です。「あれ?腰無いじゃん」と思いましたか?そうです、腰は全然捻る事はほとんどできません。腰は全部で5度です。たった5度、正常に動かせる人で5度なのです。ほとんど見て判断できない小さい角度です。

なのに「腰をひねろ!!」と言われても無理です(笑)
昔は、水分を取る事は、スポーツでは甘えとされていました。その時の名残の言葉なんでしょう。
今日からやめて「股関節をひねろ!!」に変えた方が良いかなと思います。

勉強すると温故知新をどんどん実感します。ここでどんどん発信できればと思います。

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