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【OpenPGP】について。
Contents
1 メール暗号化のためのPGP導入が、とっても簡単になっていた!
昨今流行りの「脱PPAP」に、
メールやファイルを暗号化する”S/MIME”や”PGP”を利用するのが、
現在では最適な解答です。
わかってはいるものの、”S/MIME”では費用がかかり、無料のPGPは初期設定が難しい!
それが、OpenPGP系のGnuPGがGnuPG2系になって、
対応アプリも出てきて、今(2020年)ではとても簡単になりました。
本記事では、最近のPGPは簡単に導入でき、簡単に扱えることを示します。
”S/MIME”や”PGP”には、次のような特長があります。
・ 送信者、受信者双方で電子証明書を用いた暗号化メールを利用することで、
攻撃者による盗聴がされた場合であっても、それを解読することができない。
・ 証明書による署名されたメールを送信するので、
受信者は送信者の真正性
(正当な権限において作成された記録に対し、
虚偽、書き換え等が防止され、第三者から見て責任の所在が明確であること)
を確認することができる。
現状では、どちらも普及していません。
特にS/MIMEの場合、認証局にお金を支払わなければ利用できません。
PGPの場合は、無料で使うことはできますが、
つい最近(2020年)まで多くのメールソフトは標準対応おらず、
また自分で導入しようにもそう簡単ではありませんでした。
鍵の管理も簡単ではなかったと記憶しています。
今現在では、次のような状況になっています。
OpenPGP系のGnuPGがGnuPG2系となっています。
GnuPG2対応の”Gpg4Win”という統合型アプリケーションが
Window向けに配布されました。
また、フリーのメールソフトで良く知られたThunderbirdも、
2020年頃のバージョン78.2.1からデフォルトでOpenPGPが有効となりました。
Gpg4winやThunderbirdのようなソフトがでてきたおかげで、
暗号に関する知識に詳しくなくても、
PGPの利用が難しいものではなくとっても簡単になってきています。
本記事では、
Gpg4winの導入や設定、暗号化メール送受信の方法について説明していきます。
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