月の日

月の日。
人より痛みがどうとかは比べようもないしわからないけれど、痛いものは痛い。今日が休みでよかった。休みを目一杯楽しむために早起きしたかったけれど、倦怠感と痛みに敗北してゆっくり起床。おまけにどばどばと音がしそうなぐらい血を流し、「なんでこんなに血が出るのよう〜〜〜！」と怒りながら泣き叫ぶ夢まで見た。なんという目覚め。
でも月の日っていう語感は好きだなあとか思ったりする。月と親密になれるような響き。月の光の温度はいつ見ても変わらない気がしていて、その変わらなさが好きだなあと思っている私からすると、毎月訪れるこの日が月とお近づきになれる日なのだとしたら、この痛みも「まあいっか」と受け入れられるような心地がする。