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映画感想『バビロン』
原題「BABYLON」
◆あらすじ◆
映画産業が急成長する中、量産されるサイレント映画が莫大な富を生み出していた1920年代のハリウッド。毎晩のように開かれる豪華なパーティの主役は、サイレント映画の大スター、ジャック・コンラッド。そんな贅を尽くした規格外のパーティに潜り込んだのは、映画スターを夢見る怖いもの知らずの新進女優のネリー。彼女はそこで映画製作を夢見るメキシコ移民の青年マニーと出会い意気投合。ネリーが映画関係者の目に留まりハリウッドデビューのチャンスを掴む一方、マニーもジャックに気に入られ、彼の助手に抜擢され、晴れて憧れの世界に足を踏み入れていくのだったが…。
デイミアン・チャゼル監督作品は『セッション』以外全作相性が悪いので今作はどうかと思いながら鑑賞。
大評判のあの『ラ・ラ・ランド』さえもダメだったから期待は全然してなかったが・・・。
何気なく始まる冒頭シーンからかなりやってくれてるチャゼル監督!
先ずこの冒頭のクリアが大事。
まぁ、そこはクリアしたとして…ww
あらすじにもあるが"豪華なパーティ"という名の酒池肉林&狂喜乱舞な映像に違和感や嫌悪感が生じなければこの作品は乗れる。
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内容は聖林全盛のサイレント映画時代からトーキーへの変革の中で俳優達の栄枯盛衰を描く。
もちろん、ブラピやマーゴット・ロビー演じる役者それぞれにモデルも居てこの作品の背景や物語はとても興味深いし監督の映画ヲタ振りは充分に理解出来る。
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いや、実際多岐に渡る起用俳優の顔触れ、こだわりに拘った美術関連、展開のスピード感etc…見せ所は多いし「コレぞデイミアン・チャゼル!」な意気込み&覚悟的に描き出される。
が、やっぱり監督とワタシの相性は悪い様でどの人物にも全く感情移入出来ずに終了〜。
理由としては映像表現を含むTOO MUCH感かな?
1箇所マーゴット・ロビー演じるネリーが上流階級さん達に尻を捲るシーンはかなり笑ったけどホントにそれだけ。
マーゴット好きだからとっても残念。
でも映画好きなら色んな想像が働くのは間違いない。
なんなら後半もかなり後半にラスボス的に登場するトビー・マグワイアも相当やばい感じで現れるからねww こんなヤツ居たのかよ?!的なね。いねーだろ~ってね(笑)
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まぁ個人的にはルーカス・ハースの起用が好きだったのは特筆したいんだが…
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このルーカス演じるジョージっておっちゃんがブラピ演じるジャック・コンラッドのマジ親友なんだけど、これブロマンスってかもうなんなら多分OL(おっさんずラブ)なのよ。それでジャックは歴代奥さんと全然うまく行かないんだけど別れてもへっちゃら感あんの。でもジョージを失なった時の意気消沈の仕方が半端無くて、愛が深すぎた訳よ。
どうしようもない親友が一番必要だった人でした・・・ってね。悲劇だねぇ。
後はレッチリのフリー起用は良かったね。あの役はまってたよ。
ディエゴ・カルヴァとリー・ジュン・リーは目を引いたね。存在感みせた。
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てか・・・尺が長い…<(; ̄ ・ ̄)=3 フゥ...
そこまで必要だったか?と思うと全然削れるよねって思わなくもない。
削れんだろ!おい!!
そう言うちょっと拘りが強過ぎるあまり嫌味な自己満足見えちゃうところも苦手な部分かなぁ・・・・・。
言っちゃえばセンスが合わないんだね。
色んなものが氾濫し過ぎててマジToo Muchでした。
ワタシ、結構エログロの許容範囲広いと思うんだけどこの監督の表現方法は苦手だわ。
不愉快さを感じるのはこのチャゼル監督とグザヴィエ・ドラン監督なんだけどどれを観ても毎回同じだからもうダメかもな。
と言いながら観ちゃうんだよなー。
何故なら映画を観るのが好きだからじゃー!
( 」゚Д゚)」